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コラムカテゴリ男性AGA

AGAは治る? 治療法や期間、減薬できるケースを紹介

2024/09/27
監修:辛島 史憲

AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症であるため、早期の治療開始が重要です。AGAを完全に治すことはできませんが、治療を継続することで薄毛の進行を抑え、発毛を促すことは可能です。また、治療経過によって減薬したり、服薬を終了したりするケースもあります。

この記事では、AGAの治療法や効果が出るまでの期間や、費用について詳しく解説します。

AGAは完治するのか

AGAの完治を「服薬を止めても薄毛が進行しない状態」と定義すると、AGAは完治できません。しかし、AGAは進行性の病気であるため、「完治しない」と最初から諦めて治療を受けずにいると、症状は徐々に悪化してしまいます。また、気づいたときに「もっと早く治療をしておけば良かった」と後悔しないためにも、早めの受診が大切です。

AGA以外の薄毛であれば、生活習慣や食生活などを変えることで改善する可能性はありますが、AGAを自力で治すことはできません。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。
AGAなどの薄毛は自力で治せる? セルフケアがうまくいかないときは

AGAは服薬を止めると戻ってしまう

AGAの治療薬には、「薄毛の進行を抑える(抜け毛予防)薬」と「発毛を促す薬」の2種類があります。どちらのタイプの治療薬でも、服薬を中止すると薄毛が進行し、発毛が止まります。

AGA治療薬の減薬は可能

AGA治療薬のなかでも、「発毛を促す」薬は減薬が可能とされています。服薬により自身で満足する程度に髪の毛が増えてきた場合には、AGA治療薬を減薬したり中止したりすることができます。

しかし、減薬や中止により、「発毛を促す」効果が弱くなったり、効果が認められなくなったりするため注意が必要です。また「薄毛の進行を抑える」薬の減薬、または服用を中止すると、AGAがさらに進行する可能性があります。

減薬したいときは医師に相談を

減薬する際には自己判断を避け、必ず医師に相談しましょう。そのためにもAGA治療中は継続的に受診し、自分の意向を医師に伝えながら治療を進めることが大切です。

AGAの治療法

このパートではAGAの治療法について、「薄毛の進行を抑える」薬と「発毛を促す」薬、また毛が生えかわるための「毛周期」も合わせて詳しく紹介します。

投薬治療で「薄毛の進行を抑える」

「薄毛の進行を抑える」代表的な薬は、フィナステリドとデュタステリドです。毛髪が生えかわる「毛周期(ヘアサイクル)」には、成長期・退行期・休止期の3つの段階があります。成長期には、毛髪の元となる「毛母細胞」が増えて毛髪が伸びますが、退行期になると毛母細胞の増殖が鈍化し、毛髪の成長が止まります。そして、休止期から次の成長期に向けて、新しい毛髪に生えかわるのです。

 

AGAの原因とされているのは、テストステロン(男性ホルモン)より活性の高い「ジヒドロテストステロン(DHT)」です。DHTが増加すると毛母細胞の増殖を抑制し、成長期が短縮することで毛が抜けていきます。つまり、DHTの増加を抑制することで薄毛の進行を抑えられます。

フィナステリド

フィナステリドは、5α還元酵素Ⅱ型を阻害することで、テストステロンからDHTへの変換を防ぎ、薄毛の進行を抑えます。「男性における男性型脱毛症の進行遅延」の有効性が認められています。

デュタステリド

デュタステリドの作用機序もフィナステリドと同様です。異なる点としては、デュタステリドは、5α還元酵素Ⅰ型・Ⅱ型の2つを阻害して、DHTの産生を抑制します。

「男性型および女性型脱毛診療ガイドライン2017年版」には、フィナステリドと比較してデュタステリドの方がわずかに優れているとの記載がありますが、「両者の効果差についてはさらなる検討が必要である」とまとめられています。

※フィナステリド、デュタステリドについては、こちらの記事もあわせてご確認ください。
フィナステリドから始めるAGA対策! 効果・副作用を一挙解説
デュタステリドとフィナステリド、選ぶならどっち? 効果と副作用

投薬治療で「発毛を促す」

「発毛を促す」作用のある代表的な薬はミノキシジルです。

ミノキシジル

ミノキシジルには、内服薬と外用薬があり、内服薬は国内では未承認薬ですが、AGA専門クリニックを中心に使用されています。ミノキシジルは、毛周期の成長期を延長することで、発毛を促進するとされています。具体的に考えられている機序は、毛乳頭の増殖作用や毛母細胞のアポトーシス(死滅)の抑制、毛組織の血流改善作用などです。

※ミノキシジルについては、こちらの記事もあわせてご確認ください。
ミノキシジルの効果と副作用 塗り薬(外用薬)だけで良い?

その他の治療法

投薬治療以外に、薄毛の部分に自分の毛を移植する植毛やLEDの光による発毛促進、髪の毛の成長を促す成分を皮下注射するメソセラピー治療などがあります。

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AGAの治療にかかる期間と費用相場

いざAGA治療を始めたいと思っても、効果があらわれるまでの期間や毎月の費用が気になる方もいるでしょう。このパートではAGA治療にかかる期間と費用の目安を紹介します。

治療期間

AGA治療の効果があらわれるまでの期間は、通常3〜6カ月程度です。具体的には以下が目安となります。

  • 薄毛の進行を抑えるフィナステリド、デュタステリド:早ければ1〜3カ月程度で徐々に効果がみられる
  • 発毛を促すミノキシジル(内服・外用):3〜6カ月程度

また、ミノキシジルを服用すると、新しく生えてきた毛髪が寿命の短い古い毛髪を押し出すため、「初期脱毛」と呼ばれる抜け毛が起こることがあります。その後発毛が進み、数か月後に毛が増えたと実感できるでしょう。
※初期脱毛はすべての方に起こるものではありません

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費用イメージは月1,907円(税込2,097円)から

どの薬を使うかや治療法によっても変わりますが、たとえば抜け毛予防と発毛促進の2種類の内服薬を使用する場合、DMMオンラインクリニックでは年間4万円台~7万円台(※)に抑えることも可能です。

※らくらく定期便「発毛ライトプラン」:フィナステリドセット12カ月ごと40,600円(税込44,660円)、国内製デュタステリドセット12カ月ごと65,000円(税込71,500円)、単月購入価格9,000円(税込9,900円)~10,700円(税込11,770円)
*別途配送料500円(税込550円)**2024年9月時点

ケース別の費用イメージは以下の通りです。

ケース①:今は困っていないが、AGA予防をしておきたい

費用イメージ:月1,907円~7,000円(税込2,097円~7,700円) ※2

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■フィナステリド・デュタステリドの副作用
食欲不振、抑うつ感、かゆみ、じんましん、男性機能低下(主に性欲減退、勃起不全、精液減少)など
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ケース②:AGAに困り始めていて、治療を開始したい

費用イメージ:月3,383円~10,700円(税込3,722円~11,770円) ※3

詳細については、こちらの記事を参考にしてください。
AGA治療費用はいくらかかる? ケース別イメージを医師が解説

※DMMオンラインクリニックの料金はこちら

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■ミノキシジルの副作用
めまいや頭痛、動悸、血圧低下、多毛症など
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ミノキシジルについて

◆未承認医薬品等
本診療科目に用いるミノキシジルは、頭皮に塗布する一般用医薬品として国内において承認されています。内服薬としては未承認の医薬品です。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックが本治療に用いる海外製の医薬品・機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、提携クリニック所属の医師の判断の下、個人輸入をしたものになります。
◆国内の承認医薬品等の有無
国内において、脱毛症治療薬として承認されている同一成分の内服薬はありません。外用薬(1%や5%)は一般医薬品として承認されています。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において内服薬は高血圧症治療薬として承認されています。外用薬(2%や5%)はアメリカ食品医薬品局(FDA)において脱毛症治療薬として承認されています。

AGA治療にやめどきはあるのか

AGA治療を終了するタイミングは、「髪の毛が減っても仕方がない」と自分自身が納得できるときです。定年退職などのライフステージの変化に伴い、治療に区切りをつける患者さんもいます。

価値観は個々により異なりますが、自身が薄毛を受け入れたと感じるときがAGA治療を終える目安となります。

発毛促進と抑制の両面からの早期治療が大切

AGA治療では、「薄毛の進行を抑える」「発毛を促す」という2つのアプローチがあり、どちらも早期治療が大切です。早めに受診することで、薄毛の原因がAGAなのかそれ以外の疾患であるのかを特定し、適切な治療を受けることができます。

AGA治療は長期戦になるため、通院が負担になる方もいるでしょう。自宅にいながら受診できるオンライン診療という選択肢もありますので、薄毛が気になる方は、まずは受診を検討してみてください。

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出典

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