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コラムカテゴリ男性AGA

【医師監修】髪の毛に効くサプリはある? 薄毛への効果や処方薬との違いを解説

2023/11/13
監修:三上 修

AGAは男性ホルモンの影響を受けて抜け毛が増加してしまう状態です。薄毛で悩んでいる方は多いと思いますが、いきなりクリニックで医薬品を飲むのは抵抗があり、まずはサプリメント(以下サプリ)を検討されたという方も多いのではないでしょうか。

 

薄毛に効果があるとされるサプリだけでも、たくさんの種類が販売されており、どのようなサプリを選んだらいいのか、またサプリで具体的にどのような効果が期待できるのかなど、わかりにくい部分もあるかと思います。

 

今回は薄毛でお悩みの方に向けて、サプリの選び方、成分、そして摂取方法について解説いたします。

サプリに期待できる効果

現在、サプリは薄毛に対してのみならず、多くの種類が販売されており、皆さんにとっても身近な存在になっているかと思います。
サプリは普段の食事生活で不足しがちな栄養素を補い、AGA治療などとあわせて利用することで、薄毛や脱毛の悩み解決につながる可能性のあるアイテムといえるでしょう。

ここでは、サプリの使用により、薄毛にどのような効果が期待できるのかについてお話ししていきます。

サプリは薬ではなく「食品」

ドラッグストアで販売されていることが多いこともあり、何となくサプリに薬のようなイメージを抱く方もいるでしょう。
しかし、実はサプリは「食品」に分類され、日頃の生活で不足している栄養成分補充や、健康を維持する目的で使用するものです。

一方、薬(医薬品)は病気の治療、症状の改善を目的としたもので、法律によって厳密に規定されています。

発毛効果は期待できない

サプリは先ほど説明したようにあくまで「食品」であり、普段の健康管理をサポートするものとなります。

そのため、サプリを飲むだけで、発毛してAGAが改善するという効果はあまり期待できません。

どんな効果が期待できる?

サプリだけではAGAの改善は期待できないことを説明しましたが、ではサプリを飲む意味はないのでしょうか。
結論を言うと、サプリを飲むことはAGAの方にとって意味がしっかりとあります。

AGAは男性ホルモンが薄毛に関与している病態ですが、毛髪環境も薄毛に影響しています。髪の毛や皮膚は、タンパク質が主な主成分となっています。
そして、その他の栄養素もタンパク質の働きや髪の毛の発育に関わるものがあります。これらの栄養素をきちんと摂取することで、毛髪環境を改善し、適切な育毛を促すことができます。
つまり、サプリは育毛効果を期待して使用できるといえるのです。

また、さまざまな栄養素は、何も髪の毛だけに関わっているわけではありません。
そのため、栄養を十分に摂取することで、髪の毛以外の健康状態も改善することが期待できます。

サプリを使う際の注意点

サプリで髪の毛に必要な栄養素を補うことは、育毛効果が期待でき健康管理にも役立つことをお伝えしました。
しかし、サプリが「食品」だからといって、多く摂れば摂るほどより効果が期待できると思ってしまうのは間違いです。

過剰にサプリを摂取しても効果が増強するわけではなく、むしろ体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
ここでは、サプリを使う時の注意点について解説します。

飲み合わせ

いくつかの種類を同時に飲んでも問題ないか、サプリの成分をしっかり確認することが必要です。いわゆる「飲み合わせ」の確認です。
その理由として、まず同じ成分が入っていると有効成分の過剰摂取になることがあります。
また、栄養素によっては同時に摂取すると効果が減弱する可能性もあります。

何か病気をお持ちで、普段から薄毛とは別の医薬品を摂取している場合には、サプリの成分が医薬品の効果に影響を与える可能性もあります。
後ほどご紹介する「
髪の毛の健康を保つサプリの成分」をご参考にしていただけたらと思います。

量に関しては、サプリの包装に記載されている、もしくはクリニックで説明を受けた目安量を必ず守るようにしてください。

サプリを多く摂れば摂るほど効果が高まると思って、目安量以上の量を摂取する方がいらっしゃいます。
しかし、量が増えれば効果が高まることはなく、むしろ後で示すような悪影響を及ぼすこともあります。
多く飲みたくなる気持ちはわかりますが、必ず量を守って摂取してください。

副作用

先にお伝えしたいことは、サプリを目安量通りに飲んでいれば副作用はほとんど生じません。
しかし、体質に合わなかったり過剰摂取したりすると、以下に挙げる副作用が生じる可能性もあります。サプリ内服中は以下の症状に注意するとよいでしょう。

①下痢、腹痛
②便秘
③発疹、かゆみ
④吐き気

これらの副作用は、飲んですぐに出るものや数日~数週間後に出現するものがあります。

髪の毛の健康を保つサプリの成分

髪の毛の健康状態を保つのに必要な栄養素は、いくつか知られています。
代表的なものとしては「タンパク質」や「亜鉛」です。タンパク質は、髪の毛の主要な構成成分であり、タンパク質が不足すると髪の質も低下します。
特に大豆イソフラボンが薄毛の予防に役立つといわれています。

亜鉛は、髪の主成分のケラチンと呼ばれるたんぱく質を合成するのに必須の栄養素です。
鉄と一緒に飲むと亜鉛の効果が減弱するので、注意が必要です。
その他、髪の毛の健康を保つのに必要な栄養素は、「ビタミンB群」「ビタミンC」「L-リジン」「ケラチン加水分解物」「シスチン」などがあります。

それぞれの役割や注意点について、以下にまとめました。

ビタミンB2
・髪の毛の発育促進、毛細胞の再生

ビタミンB6
・アミノ酸の代謝促進、ケラチンの合成
・大量摂取すると手足のしびれ・痛み、神経障害
・抗てんかん薬の効果を減弱させることがある

ビタミンC
・タンパク質の合成、亜鉛吸収を促進
・大量に摂取すると抗凝固薬(ワーファリン)の効果を減弱

L-リジン
・ケラチン生成促進(必須アミノ酸:体でつくれないアミノ酸)

ケラチン加水分解物
・髪の毛の発育促進

シスチン
・ケラチン生成促進

ノコギリヤシ
・脱毛促進ホルモン(ジヒドロテストステロン)を抑制
・抗凝固作用(血液が固まりにくい)があり、心臓病の人は注意

薄毛の根本的な改善を目指すなら、AGAクリニックへ

サプリメントは薄毛に対する立派なサポートアイテムです。
しかし、
「サプリに期待できる効果」のパートでも説明したように、発毛効果は期待できません。
サプリメントは育毛効果、つまり薄毛を予防し、発毛を促すための環境を整える側面が強いといえるでしょう。

一方、AGAクリニックで処方される薬は「医薬品」であり、AGAの原因に直接アプローチして薄毛を改善していくものです。
この点がサプリメントと比べて根本的に異なる特徴といえます。
薄毛を改善したい方は、サプリメントだけでなく、AGAクリニックに通うことが望ましいでしょう。

AGAによる薄毛改善のためにはクリニック受診を

AGAの治療でまず大切なことは、食事や睡眠など生活習慣を規則正しくすることです。
その中で、サプリで栄養素を補うことは意味のあることです。

しかし、一口にサプリと言っても、多くの種類が販売されています。
必要な成分が入っているか確認することはもちろん、薬じゃないからといって目安量を超えるように飲まないことなど、気を付ける点もあります。
もしご自身でサプリを選ぶのが大変な場合は、クリニックでもサプリを販売していることがあるので、そちらを利用してもいいでしょう。

さらに、サプリはAGAの治療にはなりません。
AGAによる薄毛を改善したいと思う方は、サプリだけでなくクリニックを受診し、医師に相談をして、必要に応じて医薬品を処方してもらうとよいでしょう。

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