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AGA治療薬で肝機能障害になる可能性はある?

2024/06/17
監修:三上 修

AGA治療薬を服用中の方には、副作用としての肝機能障害が気になったり、肝機能の数値がもともと高めで服用することに不安があったりする方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、そもそも肝臓はどのような働きをしている臓器なのかを紹介し、それぞれのAGA治療薬の肝機能障害の頻度を添付文書情報を基に解説します。

肝臓の働きと肝機能障害

「沈黙の臓器」や「生体の化学工場」と呼ばれる肝臓は、右脇腹あたりにある人体最大の臓器です。この章では、肝臓の働きと肝機能が低下すると起こり得る問題点を紹介します。

薬の解毒・排泄機能を有する

肝臓は、アルコールや薬物、有害物質を分解して無毒化したり、排泄したりと生命維持には必須の臓器です。「沈黙の臓器」と呼ばれるのは、肝臓の再生能力が高く、病気が進行しないと自覚症状が表れにくいとされているからです。

アルコールが肝臓で代謝(さまざまな物質を化学的につくり変えること)を受けるように、服用した薬も肝臓で代謝されてから、糞中や尿中に排泄されていきます。

■薬の代謝イメージ

体に必要な物質をつくり出す

肝臓には2,000種類以上の酵素が存在し、さまざまな物質を代謝することから、「生体の化学工場」とも呼ばれています。

特に、三大栄養素である「炭水化物」「タンパク質」「脂質」のエネルギー代謝は、生きていくためになくてはならない重要な機能です。肝臓は、食事で摂取した糖やタンパク質、脂肪を体内で使える形に代謝してから貯蔵したり、必要時にエネルギー源として供給したりします。

肝機能障害になるとどうなる?

肝臓は前述のとおり、栄養分だけではく、アルコールや薬物などの代謝に関わっているために、生活習慣に影響を受けやすい臓器といえます。また、薬の副作用にも肝機能障害があります。

しかし、「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、肝機能が低下しても自覚症状には表れにくいのが特徴です。肝機能障害を早期に発見するためには、定期健康診断などでAST・ALT・γ-GTPという検査値を定期的に測定し、異常値や数値が上昇傾向の際には、早めに医師に相談しましょう。肝機能が低下すると、薬剤の代謝や排泄が遅れ、必要以上の薬の成分が体内に残る可能性があります。結果として、効果が強く出たり、思わぬ副作用が出たりする恐れがあります。

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AGA治療薬の肝機能障害の発生率

AGA治療薬服用中に起こる、肝機能障害の副作用の発生率はどの程度でしょうか。各薬剤の添付文書を基に紹介します。

フィナステリド

フィナステリドの重大な副作用の項目に、「頻度不明であるが肝機能障害がある」と添付文書に記載されています。また、AST・ALT・γ-GTPの上昇の副作用も頻度不明で認められています。

臨床研究の論文では、高齢者と非高齢者を比較して、フィナステリドの体内動態には大きな差がないと報告されています。また、2014年には、フィナステリドとプラセボ(偽薬)では、副作用の発生頻度には差がなかったと報告されている論文があります。

デュタステリド

デュタステリドの重大な副作用の項目に、「頻度不明であるが肝機能障害、黄疸がある」と添付文書に記載されています。

また、重度の肝機能障害のある患者さんは、デュタステリドが肝臓で代謝を受けるために、血中濃度が上昇するおそれがあるとして、禁忌となっています。

ミノキシジル内服

ミノキシジル内服薬は、国内では承認されていませんが、米国では「Loniten」という製品名で高血圧治療薬として販売されています。

「Loniten」の添付文書では、肝臓について、ミノキシジル内服薬による悪性肝腫瘍の発生は影響しなかったとされており、肝機能への影響に対する記載はありません。しかし、ミノキシジルは肝臓で代謝されるため、肝機能障害のある患者さんは特に注意が必要です。

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AGA治療薬服用中に肝機能障害が発現した際の対処法

副作用が発現した際には、服用量を減らしたり、休薬や中止したりすることが一般的です。AGA薬服用中には、AST・ALT・γ-GTPなどの肝機能検査を定期的に受け、異常値や検査値が上昇してきた際には、医師に相談しましょう。

AGA治療薬服用で肝機能障害に不安がある場合には医師に相談しましょう

生体内で最大の臓器である肝臓は、体に必要な栄養分や、体に不必要な有害物質の代謝を行う生命維持に欠かせない重要な臓器です。

一方で、肝機能が悪化しても自覚症状には乏しいとされているため、定期的な検査を受けなければ肝機能の悪化を見逃してしまう恐れがあります。AGA治療薬の服用中も健康診断などの定期的な検査は継続し、不安がある場合には医師に相談してみましょう。

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