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コラムカテゴリ男性AGA

ヘアタトゥー(ヘアアートメイク)、どんな人におすすめ? 仕組みや注意点を解説

2024/04/22
監修:三上 修

ヘアタトゥーという言葉を聞いたことはありますか? その名の通りタトゥーの一種で、頭皮にタトゥーを入れる施術方法です。最近では薄毛の方が施術を受けるケースがあります。しかしながら、薄毛の原因で一番多いAGAの方に施術しても問題ないのでしょうか。今回は、ヘアタトゥーとはどのようなものなのか、そしてAGAの方が施術を受ける際の注意点などについて解説します。

ヘアタトゥーの概要

ヘアタトゥーは頭皮にタトゥーを行う施術方法です。具体的にどのようなものかみていきましょう。

ヘアタトゥーとは

最初にも述べましたが、ヘアタトゥーはタトゥーの一種です。タトゥーは皮膚に針などで傷をつけ、その場所に色素を入れてデザインされた模様を描くものです。ヘアタトゥーはタトゥーで頭皮に色(主に髪の毛の色である黒色)をつけることで、薄毛を目立たなくする効果があります。

よく誤解されがちですが、ヘアタトゥーはウィッグなどと異なり髪の毛を再現するものではありません。地肌を黒くすることで薄毛を目立たなくさせる方法です。また、ヘアタトゥーは医療技術を用いるもので、医療機関でしか行うことができません。

必要な期間

ヘアタトゥー施術の流れについては後述しますが、通常はカウンセリングを30分ほど行った後、施術が行われます。ヘアタトゥーの施術時間は施術範囲にもよりますが、概ね2〜3時間です。

費用

ヘアタトゥーの費用は施術範囲によって大きく変化します。気になる部分を少し行うだけといったものから、頭部全体に行うというように、人によって希望する範囲が異なります。費用としては概ね5〜50万円といったところです。

持続期間

ヘアタトゥーは一生残るものではありません。施術してから2〜3年でゆっくり色が抜けていきます。ヘアタトゥーを行った後に色が抜けてくるのが気になるのであれば、再びヘアタトゥーによって色付けすることも可能です。

ヘアタトゥーが適している人・そうでない人

ヘアタトゥーは薄毛を目立たなくする方法の一つですが、必ずしも全員に適しているとは限りません。ヘアタトゥーが適している人とそうでない人、それぞれについて説明します。

適している人

ヘアタトゥーが適している人は以下のような方となります。

  • 持病があってAGA治療薬の内服ができない(内服で治療するのに抵抗がある)
  • 薄毛を今すぐ目立たなくしたい
  • 髪の分け目や頭頂部の一部だけ薄毛が気になる
  • AGA治療予定で、効果が出るまで薄毛を目立たなくしたい

ヘアタトゥーのポイントは施術直後から薄毛が目立たなくなることです。どうしても今すぐ薄毛部分を目立たなくしたい方に向いているといえます。

適していない人

ヘアタトゥーが適している人が多くいる一方、注意が必要な人もいます。

  • 頭皮が乾燥している、または頭皮に炎症がある方
  • 頭皮が日焼けしている方
  • 金属アレルギーのある方(ヘアタトゥーは針を用いて施術するため)
  • 頭皮に針を刺すことに強い抵抗のある方

ヘアタトゥーは頭皮に施術をするので、頭皮トラブルがある方や頭皮に針を刺すことに恐怖がある方は向いていないといえます。

施術の流れ

ここまでヘアタトゥーについてお伝えしましたが、実際にヘアタトゥーを行う場合はどのような流れで行うのでしょうか。施術前後の流れについて解説します。

①診察・カウンセリング
まず医師やカウンセラーが診察・カウンセリングを行います。診察では現在の頭皮の状態、アレルギーの有無など、施術を受けるのに問題がないかなどについても確認します。またカウンセリングを行い、どの部分の薄毛が気になるのかなど確認し、どのようなデザインにするかを決定していきます。

②麻酔
ヘアタトゥーは細い針を使用して施術するので、少なからず痛みが生じます。施術前に麻酔薬を使用することで痛みを和らげていきます。

③施術
麻酔薬が十分に効いたことを確認したら施術を開始します。細い針を使って染料を施術部位に注入していきます。

④施術後
施術後は細かい傷があるので、皮膚のケアをしっかり行う必要があります。施術後数日は軟膏を塗布していくことで肌トラブルを予防していきます。ヘアタトゥーの施術後には、一時的に腫れや痛みが生じることがあります。ほとんどの方は1〜2日で軽快します。

メリット・デメリット

ヘアタトゥーは施術直後から薄毛が目立たなくなり、実感を得やすい施術法です。しかしながら、メリットだけでなくデメリットもあります。メリット、デメリットそれぞれを確認しましょう。

メリット

ヘアタトゥーのメリットは以下の通りとなります。

  • 施術直後から薄毛が目立たなくなることが実感できる

ヘアタトゥーの最大のメリットと言えます。特に急な行事がある方、AGA治療の効果が出るまで薄毛を目立たなくしたい方など、即効性を求める方には大きなメリットと言えるでしょう。

  • 髪の生え際に施術することで生え際の後退が目立たなくなる

額の薄毛は正面から見えることもあり、気にされる方もいらっしゃるでしょう。またAGAの治療薬で生え際がなかなか改善されないケースもあります。そのような際に生え際を目立たなくさせることができます。

  • 汗や急な雨など大量に頭皮が濡れても影響されない

ヘアパウダーなどで薄毛を目立たなくさせることもできますが、大量の水分がかかると色が落ちてしまうことがあります。ヘアタトゥーは水分の影響をほとんど受けません。

  • AGA以外の薄毛(円形脱毛症など)にも有効

AGAには治療薬はありますが、円形脱毛症などはなかなか特効薬がなく、お悩みの方も多くいらっしゃいます。このようなケースでもヘアタトゥーで薄毛を目立たなくさせることが可能です。

デメリット

ヘアタトゥーのデメリットは以下の通りとなります。

  • AGAの根本的な解決手段ではない

ヘアタトゥーは抜け毛を抑制したり、髪の毛を生やしたりする治療ではありません。あくまでも目立たなくする補助的な手段である点に注意しましょう。

  • 施術部位の赤み、腫れ、炎症が生じる

ヘアタトゥーは針で頭皮を傷つける施術方法です。そのため施術部位の赤み、腫れといった炎症が生じることがあります。

  • 施術で用いる針、麻酔薬などにアレルギー反応が出る可能性がある

金属アレルギーや薬のアレルギーといった、思わぬ副作用が出現するリスクがあります。事前に診察でアレルギーの有無を伝えるようにしましょう。

  • 効果は持続的なものではなく2〜3年で消失する

ヘアタトゥーの効果は永久的なものではありません。そのため継続して薄毛を目立たなくさせたい場合は、定期的に施術を受ける必要があります。

  • 長髪のまま薄毛を目立たなくさせることはできない

ヘアタトゥーはスキンヘッドや生え際を限定的に目立たなくさせる効果がありますが、長髪ではこうした効果が期待できないことに注意が必要です。

  • 自分の納得しない結果となっても簡単に修正できない

仮にヘアタトゥーのデザインが想像したものと異なった場合でも、簡単に消すことはできません。不自然な仕上がりだとかえって後悔することにもなります。

副作用とリスク

ヘアタトゥーのデメリットの部分でも触れましたが、ヘアタトゥーの副作用として施術部位の発赤、腫れなどの炎症、重篤なものだと傷痕が残ってしまう可能性があります。その他、施術に使用する麻酔を含めた薬によるアレルギーにも注意が必要です。

ヘアタトゥーは薄毛を目立たなくするが、AGAを治療する手段ではない

ヘアタトゥーは施術後速やかに薄毛を目立たなくすることができます。しかしあくまで薄毛を目立たなくするだけであり、AGAの根本的な解決策ではありません。

ヘアタトゥーはメリットだけでなく、デメリットもある施術方法で、歴史も比較的浅いものです。AGAを改善するにはオンラインクリニックなどで適切な治療薬を使って治療していくとよいでしょう。

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