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コラムカテゴリ男性AGA

AGAクリニックどこがおすすめ? 皮膚科との違いや、病院選びのコツを解説

2023/10/24
監修:中谷 英巴

薄毛についての相談や治療をしたいと思われている方の中には、AGA治療を専門としたクリニック(以下AGAクリニック)と、一般的な病院にある皮膚科のどちらを受診すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな悩みを持つ方に向けて、AGAクリニックの特長をはじめ、AGAクリニックと皮膚科の違い、自分に合ったAGAクリニックを選ぶ際のポイントをご紹介します。

 

DMMオンラインクリニックの提携先医療機関で診療を行なっている医師の中谷先生に取材しました。薄毛に悩む皆さんからのお悩みに、AGAの専門家の立場からお答えします。

AGAクリニックとは?

AGAの治療を専門的に行うクリニックの総称を「AGAクリニック」と呼びます。

そもそも、AGAとは「男性型脱毛症」のことで、その名の通り成人男性に多く見られる進行性の脱毛症のことを指します。日本の成人男性の実に約3割がAGAだといわれており、何らかの治療をしない限り薄毛が進行していくことから、早期の治療が大切です。

AGAの治療を受けられる医療機関は、AGAクリニックと、皮膚科がある一般の病院の2つに分けられます。
頭皮や毛髪は医学的には皮膚として分類されるため、薄毛も皮膚科の診療範囲となります。ただ、AGAの治療方法の選択肢を幅広く持ちたい方には、AGAクリニックを受診することをおすすめします。

それではAGAクリニックの特長や一般的な病院の皮膚科との違いを解説しながら、その理由を詳しく見ていきましょう。

AGAクリニックの特長

特長は大きく分けて下記の3つです。

AGAに関する専門的な知識を持った医師が診察している

AGAクリニックでは、AGAや薄毛について専門的な知識を持った医師が対応にあたります。
一人ひとりの毛髪の悩みについての問診や、毛髪・頭皮の状態の診察をし、必要なときは採血などで健康状態も把握したうえで患者にあった治療法を提案します。

一般的な病院と比較して、AGAの治療経験が豊富な医師が診療にあたるため、安心感があるという点も特長です。

さまざまな治療薬を用意している

AGAクリニックでは、一般的な保険診療の病院ではあまり扱っていない発毛を促す薬(ミノキシジル)や、薄毛の進行を抑える薬(フィナステリド、デュタステリド)を処方しています。

また、ジェネリック医薬品を取り扱っているクリニックも多いため、同じ効能の薬剤でも治療費を抑えられる可能性があるというのもポイントです。

薬物療法以外の治療を行っている

対面診療が可能なAGAクリニックであれば、頭皮に薬剤を直接注入する治療や、LEDライトによる治療、自毛植毛など薬物療法以外の専門的な治療が受けられるクリニックもあります。

さまざまな選択肢の中から、患者一人ひとりに合ったより効果的な治療法を提案しています。

一般的な病院にある皮膚科と何が違う?

次に、一般的な病院にある皮膚科との違いを詳しく見ていきましょう。

皮膚科には、AGA以外の疾患でも治療が行えるという特長があります。また「薄毛は気になるけど、いきなりAGAクリニックに行くのは抵抗がある」という人にとっては、受診のハードルが低いというメリットもあるでしょう。
しかし、AGAに関する相談や治療に限ると、AGAクリニックの方が経験が多く相談しやすいというメリットがあります。ご自身の状態や都合に合わせた検討が必要といえるでしょう。

AGAクリニックと一般的な病院にある皮膚科を比較した場合、AGAクリニックのメリットとしては、下記が挙げられます。

治療法の選択肢が多い

AGAクリニックでは、薬物療法や注射治療、LEDライトを用いた治療など患者の状態に合わせたさまざまな治療を行えます。

一方、皮膚科の治療は薬物療法のみのところがほとんど。一人ひとりの状態にあわせた的確な治療が行えるという点では、治療法の選択肢が多いことはメリットといえるでしょう。

治療費が抑えられる

多くの薬を取り扱うAGAクリニックでは、予算に応じたお得なプランを用意しているところも多く、治療を継続しやすいという特長があります。

一方で、皮膚科は対応するAGAの患者数が少なく、従って薬の種類・取扱量(薬を仕入れる量)も少ないため、治療費が高くなる傾向にあります。

診療の待ち時間が短い

診療科目が限られているAGAクリニックと比べて、皮膚科はAGAや薄毛に限らず皮膚全般の疾患を扱っているため、患者数が多く、診療までの待ち時間が長くなる傾向があります。

AGAクリニックの一般的な治療法

次に、AGAクリニックの治療方法について詳しくみていきましょう。薬物療法とその他の治療法に大きく分けて紹介していきます。

薬物療法

薬物療法で用いられる薬は、発毛を促す薬と、薄毛の進行を抑える薬の2種に大別できます。

発毛を促す薬

-ミノキシジル-
毛髪の土台である頭皮の血流を改善する効果があります。薬の作用によって血管を拡張し、毛根に届く血液流を増やすことで、毛髪の大元となる細胞(毛母細胞や毛乳頭細胞)にしっかりと栄養を送り、発毛を促します。

ミノキシジルには、内服薬と外用薬の2種類があります。効果が強く出るのは血液中から効果を発揮する内服薬の方です。
ただし、全身に作用するため、心臓へ負担がかかったり、毛髪以外の体毛が濃くなったりする副作用が出る可能性がゼロではありません。
そうした副作用が心配な方には外用薬をおすすめしています。
外用薬は頭皮に直接塗布するため、局所的に使用が可能です。なお、外用薬は人によっては頭皮にかゆみなどの副作用が見られる場合があります。

外用薬は有効成分の濃度によっては国の認可を受けていますが、内服薬は国内未承認の薬剤です。そのため、医師の処方のもとで適切な服用が大切です。

薄毛の進行を抑える薬

-フィナステリド-
少し専門的な話になりますが、抜け毛は、男性ホルモンが5αリダクターゼという酵素によってDHT(ジヒドロテストステロン)に変換され、頭皮にある受容体(アンドロゲンレセプター)に結合することによって進行します。
フィナステリドはこの酵素(Ⅱ型)の働きを阻害することで、DHTの産生を抑制し、抜け毛を予防します。

性機能の低下や肝機能障害が副作用として起こる場合もありますが、発現率は極めて低く、比較的安全性の高い薬であるといえるでしょう。

-デュタステリド-
デュタステリドの基本的なメカニズムや副作用は、フィナステリドと同様です。
異なる点としては、フィナステリドは5αリダクターゼⅡ型という1つの酵素を阻害するのに対して、デュタステリドは同じ5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型の2つの酵素を阻害することです。

そのため、フィナステリドと比べて高い効果が期待できます。半年でフィナステリドと比較して1.6倍の効果があるとされています。

なお、投薬効果に個人差はあるため、それぞれに合った薬を服用することが大切です。最初からデュタステリドを処方することも問題はありませんが、フィナステリドから服用を始めて効果が実感できない場合にデュタステリドに切り替えることが多いです。

その他の治療法

さまざまな治療法がありますが、今回は下記4つの治療法をご紹介します。

注射療法

頭皮に薬剤などを直接注入する治療法で、メソセラピー治療やHARG療法が該当します。
注射療法にもさまざまな種類がありますが、毛髪成長因子の生産を促進する薬剤を注入したり、幹細胞から抽出した成長因子を注入したりするものが代表的です。

最近では、自身の血液から取り出した高濃度の血小板を含んだ血漿(けっしょう)を頭皮に注入する再生医療(PRP療法)もあります。
先進医療ということもあり、安全性・有効性は検証途中であるため、クリニックでしっかりとした説明を受けたうえで治療を検討しましょう。

LED照射療法

頭皮にLEDの光を照射し、血流を改善する治療法です。
血液の流れをよくすることで、頭皮に栄養を供給し発毛を促します。

LED照射療法を行っているクリニックは限られていますが、薬物療法であまり効果が出ないという方は、この治療法の併用を検討するといいでしょう。

自毛植毛

自身の後頭部など目立たない場所にある毛髪を、皮膚組織ごと採取し薄毛が進行している箇所に植え替える治療法です。
自毛植毛術は国内でも診療実績が多いことから、ガイドラインでの推奨度も低くなく、薬剤治療で効果が十分でない場合は、実績のあるクリニックで相談するのがいいでしょう。

なお、植毛後に毛細胞が生着しない場合は抜け落ちてしまう可能性もあります。

サプリメント療法

発毛や薄毛の進行を抑える薬剤のような効果はありませんが、それらを補うものとして、サプリメントを処方する場合があります。
普段の食生活ではなかなか必要量を摂取できないような、毛髪の成長に必要な栄養素を手軽に摂れることがメリットです。

毛髪を構成する必須アミノ酸のLリジンや亜鉛、ビタミン類などを含んだサプリメントが提供されています。

AGAクリニックを選ぶときの注目ポイントと注意点

AGA治療を専門としたさまざまな病院のなかから、しっかりとした治療が期待できるクリニックや、ご自身にあったクリニックを選ぶポイントをご紹介します。

個人差はありますが、AGA治療は効果が実感できるまでにおよそ半年を要します。
また、効果を維持するためにはご自身が納得するまで長期間通院を続ける必要があります。
そのため、「長期的に無理なく診療に通えるかどうか」という点を第一に置くといいでしょう。

立地と営業時間

まずは、診療に通いやすいかどうかという点を重視しましょう。

自宅や職場に近い場所、通勤途中にあるクリニックなどがおすすめです。
平日に通うのであれば、始業前や終業後の時間帯にクリニックが開いているかどうか、お休みの日に通うということであれば休日の診療に対応しているかどうかという点もポイントです。

その他、通院が不要なクリニックとしてビデオ通話などで診療を行うオンラインクリニックもあるため、選択肢の一つとして検討をするといいでしょう。

価格が分かりやすい

AGAクリニックでの治療は、処方される薬剤や治療法によっては費用が高額となる場合があります。
また、保険が適用されない自由診療であるため、クリニックによって価格に大きな差が出てしまいます。

そのため、クリニックのウェブサイトなどで価格を明確に記載しているかどうかという点も、選ぶ際のポイントとなります。
クリニックによっては、個々人の予算にあったプランを提案してくれるところもあるため、初回の診断時に相談をしてみるのもいいでしょう。

無料カウンセリングや0円診察を実施している

初回のカウンセリングを無料で提供していたり、「0円診療」(薬代・治療代のみ自費負担)を実施しているクリニックもあります。
予算が不安な方は、まずはこうしたクリニックを受診するというやり方もあります。

カウンセリングでは、自身の生活習慣を踏まえた問診や、視診・触診などでAGAの状態を把握します。
クリニックによっては、頭皮や毛髪をスコープなどで詳細に検査してくれるところもあります。

た、診察した医師との相性について、カウンセリング時にチェックできることもメリットです。
0円診療は、初回のカウンセリングのみならず、治療を続けていく途中で副作用が出てしまった場合などに、お金を気にせずに気軽に相談できるという点が魅力です。

薄毛に悩む男性は、AGAクリニックへ

抜け毛の量や、髪の毛の太さが気になる男性は、AGAに関する専門的な知識を持った医師が常駐するAGAクリニックへの受診がおすすめです。
薬物療法や注射療法、自毛植毛など、さまざまな治療法のなかから、その人の予算や頭皮の状態に合った適切な方法を選択できます。

AGAクリニックでの治療が不安な方や、治療を続けていけるかどうか心配な方は、まずは無料カウンセリングや0円診療を実施しているクリニックを受診してみるといいでしょう。
立地や価格面など、クリニック選びのポイントを確認したうえで、長期的に無理なく診療を続けることが大切です。

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