お知らせ クーポン ヘルプ
コラムカテゴリ男性AGA

白髪があってもAGA治療はできる? 白髪染めはNG?

2024/05/27
監修:三上 修

薄毛とともに頭髪の悩みとして白髪を気にされる方は多いのではないでしょうか。薄毛で白髪の人の場合、「白髪があってもAGA治療はできるのか?」、「今まで白髪染めを使ってきたけど、AGA治療を始めたらやめた方がいい?」など疑問もあると思います。今回は白髪とAGA治療の関係を中心に解説します。

信頼性の高い医療情報のための制作ポリシー

DMMオンラインクリニックでは確かな情報を提供するため以下の取り組みを行っています。

  • 適正な監修プロセス
  • 医療法人との提携
  • コンテンツ作成基準の明確化
詳細を見る

白髪は髪の老化現象?

人は年齢を重ねるにつれて、遅かれ早かれ、皮膚のたるみやしわなど、体にさまざまな変化が出てきます。白髪はわかりやすい変化の一つですが、老化に伴い、髪には他にも様々な変化が出てきます。ここでは、老化に伴い、髪にどのような変化が生じるかについて説明します。

老化すると髪はどうなる?

老化により髪にはさまざまな変化が現れます。中でも最もわかりやすい変化が白髪です。白髪は、体内に存在するメラニンと呼ばれる色素が減少することにより発生します。

歳を取ることによる毛髪の変化は白髪だけではありません。老化により、髪は細くなり、色がくすみ、乾燥し、また、もろくなります。白髪はメラニン色素の減少によるものですが、その他の変化は、毛根部分の形状の変化が関係しています。

■白髪のメカニズム

※毛根については、こちらの記事もあわせてご確認ください。
毛根が死滅したら毛は生えない? 休眠状態ならどうなる?

脱毛も髪の老化?

男性脱毛症(AGA)は、一般的に老化現象と考えられることも多いのですが、どんなに長生きしてもAGAにならない人もいます。

一方、老化による毛髪量の減少は「老人性脱毛症」と呼ばれ、多くの研究者が提唱しています。老人性脱毛症は、50歳以降のすべての人にみられる脱毛症です。頭髪だけではなく、全身の体毛でも同様の現象が起こり、男性ホルモン(アンドロゲン)は関係していないといわれています。老人性脱毛症では毛髪が細く短くなります。

しかし、実際のところ、高齢男性にみられる脱毛症の多くはAGAです。多くの高齢男性では、AGAと老人性脱毛症は共存しているものと考えられます。

白髪は髪の老化現象

白髪には、50-50-50として知られる経験則があります。人口の約50%が50歳までに50%白髪になるというものです。

ただし、実際に白髪に移行するタイミングは、人種や性別によって異なります。一般的に、黒色人種より白色人種の方が白髪になる年齢は早く、また、女性より男性の方が早く白髪になりやすいことがわかっています。実際、日本人の場合、男性では30代前半から白髪がみられ始めますが、女性の場合は30代後半からです。

男女では、白髪が目立ち始める場所も異なります。男性の場合、白髪はこめかみともみあげから始まり、頭頂部や他の頭部に進行し、最後は後頭部に到達します。一方、女性の場合、白髪はセンターラインから始まります。

いわゆる若白髪についても人種によってタイミングが異なります。アジア人の場合は、25歳より前の白髪が若白髪となります。

白髪が発生するタイミングは人によって違いますが、50歳を過ぎると、ほとんどの人で白髪が目立つようになり、60歳までには全ての人で白髪がみられるようになります。

白髪があってもAGA治療はできる?

白髪がある場合、AGA治療は問題なくできるでしょうか。効果や安全性も含め、白髪の方のAGA治療における疑問にお答えしていきます。

白髪と薄毛の関係は?

よく白髪の人はAGAになりにくいといわれますが、白髪とAGAはメカニズム的に直接の関係はありません。一般的に白髪が目立つような人は薄毛ではないため、白髪が目立っているものと考えられます。また、AGA治療により白髪が改善されることもありません。

老化による白髪の場合、老人性脱毛症による細く短い髪や脱毛の影響で、AGA治療薬の効果が実感できないかもしれません。反対に、白髪の人は黒髪の人と異なり、頭皮の地肌と髪のコントラストが小さいため、薄毛が目立ちにくくなるといったことも考えられます。

基本的にはAGA治療を行っても問題なし

フィナステリド、デュタステリド

白髪におけるフィナステリドやデュタステリドの使用は特に禁止されていません。ただし、白髪は高齢者に多いことから、高齢者における服薬の注意点(効果や副作用が出やすくなる、併用薬に注意する、など)に気をつける必要があります。

高齢者に関する注意点としては、フィナステリド(プロペシア®)の添付文書に「一般に高齢者では生理機能が低下しているので注意すること」と記載されています。

ミノキシジル外用剤

ミノキシジル外用剤は頭皮に使用する薬ですので、整髪料や白髪染めと同時に使用することはできません。

整髪料はミノキシジル外用剤を塗布後、十分に乾いてから使用しましょう。

白髪染め、ヘアカラーやパーマに関しては、ミノキシジル外用剤を洗い流してから行うようにしましょう。

ここでは、主に白髪の高齢者の場合について解説しました。白髪でもまだ若い人は状況が異なりますので、ここに書かれていることがすべて当てはまるわけではありません。気になることがあれば、医師に相談することをおすすめします。

白髪でもAGA治療はした方がいいのか

白髪だからといって、AGA治療ができないというわけではありません。

ただし、高齢者の場合は、老人性脱毛症による薄毛の影響もあることから、AGA治療薬では期待した効果が得られない場合があります。また、白髪の場合、薄毛はそれほど目立たない人もいます。自分にとってAGA治療が必要かどうかお悩みの方は、医師に相談してみましょう。

※65歳以上の方は一部お薬の処方ができない場合がございます。予めご了承の程お願いいたします。

抜け毛に悩んでいる人がチェックした記事

AGA治療薬の種類、効果、金額の目安を比較!
AGA治療薬の違いやその効果、治療にかかる費用について詳しく解説しています。薄毛改善を目指すなら、早めの治療が効果的です。

AGA治療費用はいくらかかる? ケース別イメージを医師が解説
AGA治療の費用や期間について医師がケース別に解説。AGA治療は長期戦となることが多いため、年間・全体の費用を見積もることが重要です。治療目的や薄毛の段階による費用の変動も考慮し、ご自身に近いケースを確認しましょう。

AGAにサプリは効くの? 薄毛に期待できる成分と効果的な摂取方法
薄毛への効果が期待されるサプリは多種多様です。「どれを選べばいいか」「具体的な効果は何か」などがわかりにくい場合があります。そこで、薄毛に悩む方々に向けて、サプリの選び方や成分、効果的な摂取方法について解説します。

デュタステリドとフィナステリド、選ぶならどっち? 効果と副作用
デュタステリドは、代表的なAGA治療薬の一つです。デュタステリドの特徴や他のAGA治療薬との違い、注意すべき点、治療期間と費用などについて紹介します。

AGA治療薬は個人輸入しても大丈夫? リスクや処方箋との違いを確認
AGA治療薬を通販サイトなどで個人輸入することを検討される方へ。以前は安価で治療薬が入手でき、便利な選択肢とされていました。しかし、近年では個人輸入のメリットが薄れ、リスクが増加しています。この記事では、安全性や利便性の観点から、個人輸入の現状とデメリットについて解説し、よりよい選択肢をご提案します。

フィナステリド・プロペシアの通販は危険? 医師が考える安全なAGA薬入手法とは
AGA治療薬のフィナステリド・プロペシアは医師の処方が必要です。個人輸入による通販での購入にはリスクがあります。これらの薬を安全かつ便利に入手する方法や、通販で購入する際のデメリットとリスクについて医師が詳しく解説します。

出典

DMMオンラインクリニックでは
予約、事前問診、ビデオチャットでの診察、決済、薬の受け取りまでワンストップで完結!
スマホやPCで、お好きな場所から医師の診察を受けられます。

問題が解決しない場合は、
こちらからお問い合わせください。