お知らせ クーポン ヘルプ
コラムカテゴリED・早漏防止

40代の性欲低下は“加齢”だけじゃない|EDとの違いと改善のヒント

2025/12/17
監修:辛島 史憲

40代になると「性欲が弱くなった」「昔ほどムラムラしなくなった」と感じる場面が増えてきます。勃起力の変化にも気付き、このままの状態が続くのではと不安になる人もいます。この記事では、40代で起こりやすい性欲の変化とEDとの関係、改善に向けた考え方を分かりやすくまとめました。

信頼性の高い医療情報のための制作ポリシー

DMMオンラインクリニックでは確かな情報を提供するため以下の取り組みを行っています。

  • 適正な監修プロセス
  • 医療法人との提携
  • コンテンツ作成基準の明確化
詳細を見る

40代で「性欲が落ちた」と感じるのは珍しくない?

実際に、性欲の低下を感じる40代男性はどのくらいいるのでしょうか。調査データから見ていきましょう。

調査データから見た40代男性の性欲と性生活のリアル

2022年に実施された20~40代の日本人男性を対象とした性行動に関する調査では、性行為を「非常に重要」または「やや重要」と回答した人が全体で54.2%でした。40代では57.8%となり、他の年代より高い傾向がみられました。

さらに、性行為の頻度を「増やしたい」「やや増やしたい」と考えている40代は49.3%でした。一方で、「性生活に満足していない」「全然満足していない」と答えた40代は29.2%であったことが明らかになっています。これらの結果から、40代男性はまだまだ性欲旺盛といえそうです。

加えて、2023年に実施された日本性機能学会の全国調査によると、年齢とともに性欲は緩やかに低下する傾向があるものの、40代男性でも約7割は性欲を感じているという結果でした。やはり、性欲そのものは大きく落ち込んでいるわけではない姿がうかがえます。

性欲の変化とEDの関係について不安を抱える人もいます。調査では、40代でEDを自覚している人は約12%でした。また、勃起の硬さを評価するEHS(Erection Hardness Score)を用いた場合、EDに該当する人は約17%でした。30代以降は年齢が上がるにつれてEDが増える傾向にあります。

性欲とEDは同時に起こる場合がありますが、それぞれの仕組みは異なります。次の章でその違いを整理します。

40代の性欲低下に多い原因|ED・ホルモン低下・ストレス・生活習慣

加齢とともに性欲が弱くなる背景には、精巣機能の低下や生活習慣病、睡眠障害などに伴うテストステロン低下が関係している可能性があります。

また、テストステロンの低下は抑うつや疲労感を招き、間接的に性欲低下につながる場合もあります。テストステロンの低下はEDの一因でもあり、性欲低下とEDが連動することは多いと考えられます。

性欲低下=EDとは限らない|似ているのに違うポイント

性欲の変化とEDは同時に起こることがありますが、それぞれの仕組みは異なります。性欲低下は「性行為への関心の弱まり」であり、EDは「勃起の維持が難しくなる状態」です。

性欲があってしたい気持ちはあるのに、性行為ができないEDはストレスになりやすく、パートナーとの関係にも影響します。症状に気づきながらも、受診すべきか判断に迷っている方もいるのではないでしょうか。

医療機関にEDを相談すべきサイン・タイミングは?

それでは、どのようなタイミングで医療機関に相談するといいのでしょうか。

ED治療は、EDで悩んでいる本人とパートナーの双方が治療を希望することが最も大切です。EDによって性生活に何らかの不満があり、治療したいと思ったときが相談のタイミングといえます。

とはいっても、「この程度で医療機関に相談してもいいのだろうか」と考える方もいるかもしれません。その場合、自身の勃起の硬さを把握する指標として、EHSが参考になります。EHSは実際の診療でも用いられており、0〜4の5段階で硬さを評価し、グレード1・2は挿入が難しい状態に該当します。

図の勃起力を目安にして、グレード1・2であれば医療機関への相談を検討しましょう。先ほど紹介した日本性機能学会の全国調査でも、グレード1・2をEDとしています。気になる方は、グレードに関わらず相談しても問題ありません。医師と話すことで、自分の状態を確かめられます。

ED・早漏はオンライン診療で相談
なかなか人には相談しづらい悩み。オンライン診療で自宅にいながら気軽に医師に相談できます。お薬は自宅に届くので、誰にも知られず始められます。※医師の判断により処方できない場合があります。

原因に合わせた改善方法|生活習慣・ED治療薬・ホルモン補充療法

性欲低下やEDの背景が整理できたところで、次に改善のための具体的な方法を紹介します。改善の取り組みは、一般的に

  1. 生活習慣の調整
  2. ED治療薬
  3. ホルモン補充

の順で検討されます。原因に応じて適切な方法が異なるため、医師と相談しながら進めましょう。

まず改善すべき生活習慣

EDの改善には複数の選択肢があります。その中でも、比較的取り組みやすいのは生活習慣の見直しです。

生活習慣の中でも、喫煙、運動不足、体重増加、偏った食事、アルコール、睡眠の乱れなどがEDと関連すると考えられています。特に肥満の解消、運動習慣の導入、禁煙は科学的に効果が認められており、ED診療ガイドラインでも取り上げられています。これらは取り組むメリットが大きいため、積極的に意識してみましょう。

関連記事

ED治療薬が合うケース・選び方

EDを一刻も早く何とかしたいと考えている方には、ED治療薬がおすすめです。確立された効果があり、薬剤ごとに効き始めるまでの時間や持続時間が異なります。効果や副作用には個人差があるため、複数の薬を試して自分に合う薬を探すのがおすすめです。

ED治療薬ごとの特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。

ED治療薬はどれがいい? シーン別選び方ガイド・効果比較

最近では、少量のタダラフィルを毎日飲んで、日々安定した効果を期待できる「デイリータダラフィル」という選択肢もあります。

タダラフィル(シアリス)でEDが治る? 毎日服用で目指す「根本改善」

その他:ホルモン補充療法

治療の選択肢として、テストステロンが明確に低下している場合にホルモン補充療法が用いられることもあります。

年齢による変化を受け入れつつ、自分らしさも大事に

年齢を重ねて、性欲が減ったり勃起しにくくなったりする現象は誰にでも起こることです。しかし、それが原因で気持ちが沈んだり、生活に張りがなくなったりするのであれば、ED治療も選択肢となります。

無理に老いに抗う必要はありませんが、今の自分に合った性生活を楽しみたいものです。自身の性生活を振り返り、気になる症状が続くときは医師に相談してみましょう。生活習慣の調整、ED治療薬の使用、ホルモン検査などの支援が受けられます。

40代の性欲低下・EDで多い質問

性欲の変化やEDに関する疑問は人に相談しづらく、正しい情報に触れる機会も限られがちです。ここでは、多くの人が気にするポイントを取り上げ、分かりやすく解説します。

Q.40代になると性欲が落ちるのは普通?

A.40代くらいから性欲が落ちるのはごく自然なことです。性欲は、男性ホルモンであるテストステロンの影響を受けます。テストステロンは、加齢によって低下することがわかっています。

Q.性欲がなくなったのはEDのサイン?

A.性欲の低下が原因でEDになる可能性はありますが、EDそのものとは別の現象です。勃起の変化と性欲の変化が同時に起こる場合もあるため、気がかりな状態が続くときは受診を検討しましょう。

Q.勃起しにくくなった・中折れするのは加齢のせい?

A.EDは男性ホルモンであるテストステロンの影響や血管障害や生活習慣の影響を受けるため、加齢とともに勃起しにくくなる、中折れする可能性はあります。ただし、加齢以外の要因が関わることもあるため、気になる場合は医師への相談をおすすめします。

Q.性欲を取り戻すにはどうすればいい?

A.性欲を取り戻す方法として、生活習慣の改善やストレスの解消、ホルモン補充療法などがあります。勃起の問題が気になるときは、EDの可能性が高いと考えられます。ED治療薬を使用することにより満足度が向上し、性行為にも前向きになりやすくなります。

Q.年齢とともに精液が少なくなるのは異常?

A.異常ではありません。加齢に伴い、テストステロン低下や精巣機能の老化、併存疾患などによって、精液量は減少することが知られています。

Q.長期間射精しないとどうなる?

A.射精しない日が続いても、体内に精子が溜まり続ける心配はありません。精巣でつくられた精子は一定期間とどまった後、古いものから寿命を迎え、体内で再吸収されます。精巣上体に精子が多く溜まった際は、一部が尿道へ流れ出て尿と一緒に排出される場合もあります。

これらの仕組みにより体内の精子の量は一定に保たれており、射精の頻度が少なくても健康に悪影響が出ることはありません。

性欲の変化は誰にでも起こるもの|気になるときは相談を

40代の性欲低下の主な原因は、年齢に伴って起こるテストステロンの低下です。生活習慣病や心理的な要因が関係する場合もあります。また、体調や気持ちが揺らぐ時期と重なり、性欲の変化としてあらわれることもあります。

加齢による変化として片づけてしまうと、必要な対策が遅れることもあります。気になる変化が続くときは、医師と話すことで改善のきっかけがつかめます。オンライン診療なら、自宅から落ち着いて相談可能です。

ED・早漏はオンライン診療で相談
なかなか人には相談しづらい悩み。オンライン診療で自宅にいながら気軽に医師に相談できます。お薬は自宅に届くので、誰にも知られず始められます。※医師の判断により処方できない場合があります。

出典

問題が解決しない場合は、
こちらからお問い合わせください。