タダラフィル(シアリス)でEDが治る? 毎日服用で目指す「根本改善」
勃起不全(ED)治療薬は性行為前の服用が一般的ですが、海外では少量のタダラフィルを毎日服用する方法も普及しています。タダラフィルの毎日服用により、将来的にはより安定した勃起効果が得られることが明らかになり、日本でも注目を集めています。
なお、2026年5月にシアリスがOTC医薬品としての製造販売承認を取得し、薬局でも購入できるようになります。
今回はタダラフィルの毎日服用について、心血管疾患や認知症に対する効果など、ED以外の効果も含めて解説します。
DMMオンラインクリニックでは確かな情報を提供するため以下の取り組みを行っています。
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ED治療薬タダラフィルはどんな薬?

タダラフィルは、勃起に関わる血管の拡張を助ける物質(cGMP)の働きを長く保つことで、性的刺激があった際に陰茎への血流が増えやすい状態を作り、勃起をサポートする薬です。このパートでは、タダラフィルの特徴や基本的な仕組みについて紹介します。
タダラフィルは世界中で使われているED治療薬
タダラフィルは、PDE5阻害薬と呼ばれるタイプの薬です。勃起不全(ED)治療薬として開発され、現在は100カ国以上で承認されています。
日本において、タダラフィルはED治療薬「シアリス」として2007年に発売されました。その後、同一成分で肺高血圧症治療薬の「アドシルカ」が2009年に、前立腺肥大症治療薬の「ザルティア」が2014年に承認されています。
日本と海外で異なる服用方法
ED治療で使用する場合、日本では性行為の1時間前を目安に10〜20mg飲む方法が一般的です。しかし、海外では性行為のタイミングに関係なく、1日1回低用量(5mg)飲む方法も使われています。
EDの長期的な改善を希望する方のために、前立腺肥大症の治療用のタダラフィル5mg(ザルティアジェネリック)をED治療用に毎日服用タイプとして処方している医療機関もあります。推奨されている服用方法は、1日1回です。
DMMオンラインクリニックと提携する医療機関でも、国内製のタダラフィル錠5mgを「毎日1回1錠」の服用で処方しています。服用当日に効果を得たい場合は、用量や服用タイミングについて医師にご相談ください。
※医師の判断により処方できない場合があります。
関連記事
タダラフィルを性行為前に1回服用する場合は、以下の記事もご覧ください。
タダラフィルは処方箋なしで買える?いつから薬局で購入できる?

2026年5月、タダラフィル10mgを有効成分とする「シアリス」が要指導医薬品としてOTC医薬品の製造販売承認を取得しました。発売は2026年8月頃とされており、薬剤師のいる薬局で処方箋なしに購入できるようになります。
承認取得済み、発売は2026年8月頃の見込み
タダラフィルをはじめとするED治療薬は、医師の処方箋がないと購入できない処方箋医薬品でした。2025年9月に厚労省の薬事審議会でOTC医薬品としての転用が了承され、2026年5月に製造販売承認を取得しました。発売時期は2026年8月頃とされていますが、正式な発売日・販売方法の詳細はエスエス製薬より改めて案内される予定です。
薬局で購入する際の条件
OTC医薬品としてのシアリスは「要指導医薬品」と分類され、購入時には薬剤師による説明が必要です。18歳以上の成人男性が対象で、1箱4錠での販売となります。
毎日服用とは異なり、医師の診察なしに入手できる点が特徴ですが、持病がある方や他の薬を服用中の方は薬剤師への申告が必須です。
価格は未定
OTC医薬品(10mg)と毎日服用(5mg)の違い
タダラフィルは、現在、5mg、10mg、20mgが医療用医薬品として国内承認されていますが、OTC医薬品として販売されるのは10mgのみです。
OTC医薬品では、性行為前に服用する「必要時の服用」が用法用量として定められており、「毎日服用」という使い方は対象外です(日本国内で承認されているタダラフィルと同一の用法用量)。市販薬と毎日服用では目的や使い方が異なるため、自分の状態や目的に応じて選択しましょう。
OTCでは薬局で購入できる一方、副作用や持病・併用薬を踏まえた個別の用量調整までは難しいため、医師の診察を通じて体調やリスクを確認しながら適切な用量を相談することが大切です。
オンライン診療を活用すれば、こうした相談も自宅から行いやすくなります。
毎日服用について詳しく知りたい方は、次のパートをご覧ください。
毎日服用で“勃起力を取り戻す”という選択

ED治療を目的としたタダラフィルの毎日服用により、性行為のタイミングにとらわれない利便性に加え、勃起機能の改善がみられたケースも報告されています。このパートでは、タダラフィルを毎日内服する際の心理的なメリットと、自然勃起の可能性について解説します。
性行為のタイミングに縛られず、気持ちがラクに
毎日服用の最大のメリットは、ED薬の頓服(性行為前の内服)が不要になりタイミングを気にせず性行為を行えるようになることです。
性行為のタイミングをあらかじめ計画する必要がなくなるので、自然な流れでパートナーとの時間を楽しめます。気持ちが高まったタイミングでの性行為が可能になれば、男性としての自信が回復し、服用している本人とそのパートナーの満足度も高くなることが研究によって明らかになっています。
毎日服用で、勃起機能の改善が期待されることも
もうひとつ注目されているのが、タダラフィルを継続して服用することで、勃起の“根本的な力”を取り戻せる可能性があるという点です。
タダラフィルは、血管を広げて陰茎(ペニス)に流れる血液量を増加させ、勃起を助けます。この効果が陰茎の血管の働きを回復させるサポートになり、EDによって引き起こされた内皮機能の維持・改善につながると期待されています。
あくまで個人差はありますが、毎日服用することで勃起の状態が安定したと感じる方や、治療効果を実感するケースも報告されています。
そのため、一時的な補助だけでなく、勃起機能の改善を視野に入れた治療として、継続服用が選ばれることもあります。
タダラフィルの“エイジングケア効果”とは?

タダラフィル毎日服用のメリットとして、脳や心血管系、排尿障害、認知機能への効果が期待されています。ここでは、タダラフィル毎日服用のED以外に対する作用について紹介します。
勃起力の改善だけじゃない! 血管年齢にも影響
タダラフィルの毎日服用によるメリットは、勃起力の回復だけではありません。タダラフィルの毎日服用により、陰茎だけではなく他の部位の血管の働きが整い、必要なときに血管が広がりやすくなる(血管内皮機能の改善)という報告があり、動脈硬化や高血圧も改善する可能性が示されています。
実際に、タダラフィルを6ヶ月間連日服用した性腺機能低下症の患者さんでは、動脈硬化の炎症マーカーである高感度CRP(hsCRP)値が有意に改善したという報告があります。このことから、タダラフィルは慢性炎症に起因する血管内皮障害の改善や、心血管疾患リスクの軽減にもつながるのではと考えられています。
男性ホルモンやメタボにもプラスの報告
また、毎日服用で男性ホルモンであるテストステロンも上昇するという報告があります。これは、EDの改善にとって大きなメリットです。
加えて、メタボリックシンドロームや糖尿病の予防につながるとされるインスリンの効果増強と、血糖値の改善が報告されています。さらに、心臓病のリスクが低下したという報告もあります。
気になる頻尿や認知症への効果も期待されている
その他にも、タダラフィルの本来の効果の一つである尿のキレや頻尿の改善効果のほか、アルツハイマー病や軽度認知障害に対しても効果があるという報告もあり、認知機能の改善効果も期待できます。
また、近年の研究ではテストステロン分泌と睡眠が深く関係していることがわかっています。タダラフィルによって夜間頻尿が改善し、睡眠の質が向上することで、間接的にもテストステロン値の上昇につながる可能性があると示唆されています。
以上のことから、タダラフィルはLOH症候群(加齢性腺機能低下症、いわゆる男性更年期障害)やメタボ体質の改善など、男性のQOLに幅広く関与しうる薬剤として検討の価値があるといえるでしょう。
※これらの効果については研究段階のものも多く、全ての方に当てはまるわけではありません。
毎日飲んでも大丈夫? 副作用と注意点

毎日服用の場合、副作用に違いはあるのでしょうか。このパートでは毎日服用の副作用や他の注意点について紹介します。
毎日服用の方が副作用は軽くなる傾向も
タダラフィルの毎日服用は、性行為の前のみ服用するよりも1回あたりに飲む量が少ないため、副作用の程度は性行為前1回の服用よりも軽くなると示されています。
また、毎日服用で起こる主な副作用として、以下が報告されています。
- 頭痛(1~14%)
- 消化不良(1~11%)
- 顔のほてり(7~8%)
- 鼻づまり(6~7%)
- 背部痛(2~11%)
- 筋肉痛(1~5%)
- 腹痛(3~9%)
- めまい(1~4%)
このように、タダラフィルの毎日服用でみられる副作用は、多くの場合は軽度で一時的なものとされています。そのため、必要以上に不安を感じる必要はありませんが、もし症状がつらいと感じる場合は、早めに医師へ相談してください。
服用できない方
また、性行為の前1回服用時と同様、過去に脳梗塞や心筋梗塞を起こしたことがある方、心臓病の治療を受けている方などは服用できない可能性があります。
以下のような薬剤を服用中の方は、原則としてタダラフィルとの併用が禁じられています。
- 硝酸薬(ニトログリセリン、硝酸イソソルビドなど)※血圧が危険なレベルまで下がるおそれがあります
- 一酸化窒素(NO)供与剤(亜硝酸アミル、ニコランジルなど)
- 可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤(リオシグアトなど)
さらに、α遮断薬(ドキサゾシン、テラゾシン、タムスロシンなど)や、降圧剤との併用にも注意が必要です。これらの薬も血圧を下げる作用があるため、併用によって過度な血圧低下を引き起こす可能性があります。
なお、実際に処方が可能かどうかは、年齢や血圧、既往歴、服用中の薬などを総合的に確認した上で医師が判断します。自己判断での服用は避け、必ず医療機関で相談するようにしましょう。
グレープフルーツはNG

さらに、タダラフィルを服用している間はグレープフルーツなどの柑橘類の摂取はご注意ください。特にグレープフルーツには、タダラフィルの分解を遅らせる成分が含まれており、薬の効果が強く出たり、副作用があらわれやすくなったりすることがあります。
タダラフィルの服用スタイルを比較|1回服用と毎日服用の違いとは
タダラフィルには、「必要時にだけ飲む方法」と「毎日少量を飲む方法」の2つの使い方があります。ライフスタイルや目的によって、向いている方法が異なります。以下に違いをまとめました。
| 必要時の服用(1回) | 毎日服用(継続) | |
|---|---|---|
| 飲むタイミング | 性行為の約1時間前 | 決まった時刻 (自身が飲みやすいタイミング) |
| 服用量 | 10〜20mg/1回 | 5mg/1日1回 |
| 効果の持続時間 | 最大36時間 | 常に効果が 持続している状態 |
| 性行為の タイミング | 事前に計画が必要 | いつでもOK |
| 費用 | 回数が少なければ 安くなる | 定期的に費用が発生 |
| 心理面 | 性行為の予定に合わせることで、 ストレスやプレッシャーが かかる可能性がある | 「いつでも大丈夫」という 安心感がある |
| ED改善への アプローチ | 即効性はあるが、 EDそのものの回復には つながりにくい | 血流改善を継続することで、 将来的に勃起機能の向上が 期待できる |
| 副作用 | 副作用が出る可能性がある | 少量のため起こりにくい、 起こっても軽度 |
どちらの服用スタイルが合っているかは、症状や生活スタイルによって異なります。気になる方は、まずは医師に相談してみることをおすすめします。
こんな場合は医療機関へ相談を
以下にあてはまる方は、医療機関への相談も検討してみましょう。
継続的な改善を目指したい場合
タダラフィルの5mgを毎日服用する方法が選択肢となる場合もあります。海外では行われている方法ですが、国内で承認されている用法・用量とは異なるため、医師の判断のもとで進めることが重要です。医療機関によっては毎日服用の治療に対応している場合もあります。
用量や使い方に迷いがある場合
タダラフィルは用量の種類が多く、また、用量に応じて効果も変わるといわれています。飲むタイミングや適した用量については、医療機関で確認することができます。
安全性に不安がある場合
効果と同様に副作用も用量に依存するとされています。安全性に不安がある場合は、低用量から開始するなど、状態に応じた使い方が検討されます。
自己判断に不安がある場合
タダラフィルを服用するときに、「お酒と一緒に飲んでも大丈夫?」「薬を飲んだ直後にセックスした方がいい?」など、疑問や不安はつきものです。医療機関に相談することで、ちょっとした疑問も解決しやすくなります。
自分に合った治療法や服用方法を実現するために、医師への相談を検討してみましょう。オンライン診療であれば、自宅にいながら相談から処方まで可能の完結するため、忙しい方や対面診療に抵抗がある方でも比較的スムーズに治療を始めやすい方法です。
タダラフィルの毎日服用に関するよくある質問

ここでは、タダラフィルの毎日服用を検討する上で、知っておきたいポイントをわかりやすく解説します。
Q.タダラフィルを飲むタイミングはいつがいいですか?
A.毎日服用の場合は、自分が毎日飲み続けやすい時間を決めておきましょう。タダラフィルは食事の影響を受けにくいため、毎日決まった時刻であれば、いつ飲んでもかまいません。一般的に、起床時や就寝前、朝食後などが、飲み忘れも防ぎやすくおすすめです。
Q.タダラフィルは血管や心臓に負担をかけませんか?
A.タダラフィルは血管を広げて血流をサポートする薬で、近年ではPDE5阻害薬の使用が心血管リスクに対してポジティブに働く可能性も報告されています。通常、適切に使用すれば心臓や血管へ過度な負担をかける薬ではありません。
一方で、心筋梗塞・脳卒中の直後、不安定狭心症、重い不整脈、重度の心不全、低血圧、管理不良の高血圧がある方などでは使用できない場合があります。安全に使用するため、持病や併用薬を確認したうえで医師が判断します。具体的には、以下に該当する方はタダラフィルを使用できません。
- 最近3ヶ月以内に心筋梗塞を起こしたことがある方
- 最近6ヶ月以内に脳梗塞または脳出血を起こしたことがある方
- 重度の心血管障害や、不安定狭心症、重度の不整脈、コントロール不良の高血圧または低血圧のある方
また、心臓病治療のために硝酸剤を使用している方も、同時使用によるリスクが高いため服用できません。
性行為そのものが心臓に負担をかける行為ですので、持病がある方は必ず医師に相談の上、安全に服用できるかを確認してください。
Q.タダラフィルを毎日服用するデメリットはありますか?
A.一番のデメリットは、毎日続ける分、費用がかかることです。また、少量とはいえ副作用(頭痛・ほてり・鼻づまりなど)が続く可能性がある点も考慮が必要です。ただし、多くの場合は軽度で慣れてくることが多いとされており、継続に支障が出るほどのケースは少ないと報告されています。
Q.タダラフィルを毎日服用したい。 保険適用できますか?
A.ED治療目的での毎日服用は日本で承認されておらず、保険の対象外です。性行為前に1回服用するタダラフィルに関しては、不妊治療目的であれば保険が適用されます。ただし、ジェネリック医薬品は保険適用外です。
さらに、不妊治療を目的とする場合は以下のような制限があります。
- 保険適用で処方可能な施設が限定されている
- 処方される量や期間が制限される
「年齢のせい」と諦めない。これからのEDとの向き合い方

ED治療というと、「その場しのぎの薬」といったイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし、タダラフィルの毎日服用は、ただ一時的に勃起を助けるだけでなく、自然勃起そのものを回復させる可能性が注目されつつあります。さらに、ED改善だけでなく心血管系や認知機能への効果も報告されています。
「EDは年齢のせいだから」と諦めず、“改善を目指せる”選択肢があることを知っておいてください。受診がハードルに感じる方も、オンライン診療なら人目を気にせず始められます。まずは気軽に医師に相談してみましょう。
出典
日本新薬株式会社:シアリス錠インタビューフォーム2024年12月改訂(第15版)
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エスエス製薬株式会社:「エスエス製薬、ED治療薬『シアリス®』のOTC医薬品としての承認を取得」(2026年5月20日)
DMMオンラインクリニックの低用量タダラフィル
※DMMオンラインクリニックはオンライン診療プラットフォームサービスです。診療は提携先医療機関が行います。
タダラフィル(ザルティアジェネリック)について
◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いる国内製タダラフィル5mgは、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療薬として厚生労働省に承認されています。ED治療などの目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となることがあります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方する国内製タダラフィル5mgは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
10mg・20mgではEDの治療薬として承認されています。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)においてED治療薬として承認されています。
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