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オンラインクリニック選び方ガイド! チェックすべき6つのポイントを解説

2023/12/11
監修:三上 修

「忙しくて病院に行く時間がない」「近くにクリニックがない」「誰にも知られずに診察を受けたい」などの理由で、オンラインクリニックの利用を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回の記事では、実際にオンラインクリニックで日々多くの患者さんと向き合っている医師の三上先生に、オンラインクリニックの選び方について詳しく解説していただきます。

オンラインクリニックとは?

「遠隔医療」と呼ばれることもあるオンライン診療。まずはオンラインクリニックの概要について説明します。

オンラインクリニックとは「オンライン診療」に特化したクリニック

オンラインクリニックでは、パソコンやタブレットで医師が診察を行います。医師がオンラインで患者の診察及び診断を行い、診断結果を伝えたり薬を処方したりといった医療行為を、リアルタイムに行うことができます。

最近では、対面とオンラインの両方で診療を行う「ハイブリッド型」の診療を行うクリニックもあります。対面、オンライン診察それぞれにメリットがあるので、ご自身の都合に合わせて選ぶとよいでしょう。

コロナ禍がきっかけで本格的なオンライン診療が可能に

コロナ禍をきっかけにガイドラインが整備され、今ではオンラインでの診療が広く見られるようになりました。

オンラインクリニックは、自宅や外出先で診療を受けることができます。処方薬を自宅などに配送してもらえるので、病院のような待ち時間がなく、院内感染や二次感染のリスクもありません。これらの点が、コロナ禍でオンライン診察が一般に広まった理由といえます。

オンラインクリニックのメリット

オンラインクリニックのさまざまなメリットについて、わかりやすく解説します。

場所を選ばずに受診できる

オンラインクリニックの最も大きなメリットは、自宅の近くにクリニックがなくても診察を受けられる点です。

クリニックが自宅や職場の近くにあっても、時間が確保できずなかなか受診できないという方は一定数いらっしゃいます。オンラインクリニックは、地方在住の方にとって便利なのはもちろんですが、都市部の方にとっても利便性が高いといえるのです。

時間が節約できる

病院を受診したいと思っていても、予約が取りづらいこと、待ち時間が長いことを考えると、なかなか受診に踏み出せない。こうした方は多くいらっしゃいます。

一方、診察の待ち時間のために半日や一日を潰してしまうことが、オンラインクリニックでは起こりにくいといえます。
オンラインクリニックでは、仕事の隙間時間など、どこにいても診察してもらえます。処方薬も郵送されるので、子育てや介護などで忙しい方にとっても利便性が高いサービスです。

患者さんのフィードバックで医師の診察スキルも向上している

オンラインクリニックの医師は、患者さんとのやりとりに細かく気を配ります。診察時だけでなく、診察後に患者さんから評価という形でフィードバックをもらい、診察内容を改善していきます。

対面診察では、患者さんからフィードバックをもらうことはなかなか難しいのですが、オンライン診察ではフィードバックの機会が多くなります。コミュニケーションの取り方も含め、オンライン診察のスキルを継続的に向上させている医師も多く存在します。

他人に知られずに受診や薬の受取ができる

オンラインクリニックは、オンライン上で予約から受診、薬の受取が完了するだけでなく、薬の受取を自宅以外の場所に指定できるサービスもあります。バイク便などによって、会社やコンビニ、ホテルなどで受け取ることもできるのです。AGAや美容整形など、病院に出入りしているのを人に見られたくない場合、他人に知られることなく受診や薬の受け取りができる点は、オンラインクリニックのメリットといえるでしょう。

オンラインクリニックのデメリット

オンラインクリニックにはデメリットもあります。

例えば、画面越しでは分かりづらい症状の診察が難しい点です。皮膚疾患などは、対面で皮膚の観察をしてもらった方がよい場合があります。触診が必要な症例の診療にも向きません。オンライン診療を申し込んだとしても、画面越しでの診療が適切でない場合には、対面による診療に切り替えられることがあります。

また、自由診療の場合、保険診療に比べて割高になる点も注意しましょう。ただ、もともと保険適用がないAGAやED治療、一部のピル処方などは、病院でも同じくらいの費用がかかるので、必ずしもオンラインクリニックでの受診がデメリットにならない場合もあります。

オンラインクリニックを選ぶときの6つのポイント

実際にオンラインクリニックをどのように選べばよいのでしょうか。チェックポイントをお伝えします。

ポイント①:診療を電話ではなくビデオ通話で行っているか

画面で患者さんの姿が見えている状態では、オンラインで患者さんの表情や様子を確認しながら診察を進めることができます。患者さんの理解度などを表情から読み取ることができるので、対面診察と同じくらいの、時にはそれ以上のきめ細かな診察ができます。

画面が見えないなどのトラブルで、仕方なく電話での診察にその場で切り替えることもあるようですが、事前にオンラインクリニックのプラットフォームを確認することで、そのようなトラブルにどう対応しているかを調べることができます。

ポイント②:事前に予約が取りやすいか

予約の取りやすさも、オンラインクリニックを選ぶ上で大切なポイントです。

ただ、人気のあるオンラインクリニックはどうしても予約枠が埋まりがちです。クリニック側では、稼働できる医師の人数や対面診療とのバランスを考慮したり、キャンセル待ちの制度を導入したりといった努力をしています。

受診できそうな日時がわかっている場合は、先に予約だけ済ませておくとよいでしょう。

ポイント③:薬が処方できる日数や方法

薬の種類にもよりますが、オンラインクリニックでも薬の定期処方は可能です。

最初はお試しで1週間分、その後問題がなければ追加するなど、臨機応変に対応するクリニックもあります。一度医師に相談してみてはいかがでしょうか。

処方箋をFAXなどで送ってもらい、自宅付近の調剤薬局で薬をもらうオンラインクリニックもあるようです。その場合、薬を取りに行く必要がありますが、郵送を待ちたくない方にとってはよいかもしれません。

ポイント④:保険外負担の費用

オンラインクリニックにも保険診療と自由診療の2種類があり、費用が異なります。 

保険診療では、患者さんが負担するのは診療や治療などにかかった費用の1割または3割となります。一方、自費診療の費用は100%患者さんの負担となります。

ポイント⑤:治療方針や費用などの情報が明確か

オンラインクリニックに関する情報が、ウェブサイト(ホームページ)などでしっかりと発信されているか、事前にチェックしておきましょう。特に、費用についての情報がわかりづらいウェブサイトを持つオンラインクリニックは、注意が必要です。

「オンラインクリニックを受診したら、いつのまにか1年分の契約をさせられてしまった」というケースもあるようです。契約をいつでも解約できるかどうかについても、必ずチェックしておきましょう。ホームページに明確な料金が明示されていない場合は、十分に注意が必要です。

受診前に、ウェブサイトなどで治療方針や処方している薬を確認しておくことがベストですが、実際に受診した時に「どの治療にいくらかかるのか」など、費用について医師に相談してもよいでしょう。

「月額はこれくらいで抑えたい」など具体的に相談すると、できるだけ患者さんのニーズにお応えするように治療や薬の使い方を検討するクリニックもあります。

ポイント⑥:医師がオンライン診察のトレーニングを受けているか

対面とオンラインでは、患者さんとのコミュニケーションの取り方が異なります。そのため、オンラインクリニックで診察する医師は、専門のトレーニングを受けることが必須となっています。

トレーニングでは、オンライン診療の際、医師がどのようなことに配慮するべきなのかなどについて、研修を受けます。対面診察では無意識に行っていたことも、オンライン診療だとより患者さんの状態を丁寧に確認しながら医療行為を進めていく必要があります。

患者さんが医師の伝えた内容を理解できていないまま治療を進めてしまうと、薬の副作用など重大な問題につながる可能性もあります。そのため、医師はこまめに「ここまでで何か質問ありますか?」などと確認したり、画面越しだからこそ、患者さんの表情やうなずき方などをしっかりと確認したりしながら診察を進めます。

オンラインクリニックの中には十分なトレーニングがされていない医療機関があるかもしれません。適切な診察を受けるためにも、医師がしっかりとトレーニングを受けているかはオンラインクリニックを選ぶ上でもポイントとなります。

オンラインクリニックは事前の調査が大事

事前にウェブサイトなどでクリニックの治療方針などをしっかり調べ、また費用面などを具体的に医師に相談することで、満足度の高い治療につながります。先述のオンラインクリニックを選ぶ際のチェックポイントを参考にしつつ、ぜひオンライン診察を有効活用していただけたら幸いです。

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