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コラムカテゴリメディカルスキンケア

メディカルスキンケアで、理想の肌を手に入れよう!

2022/04/01
監修:三上 修

 

健康的でみずみずしい透明感のある明るい肌は、男女問わず憧れですよね。しかし、年齢を重ねるにつれて肌の潤いやハリが失われ、肌トラブルは増えていくもの。
起きてしまった肌トラブルは、毎日丁寧にケアしていても、市販のスキンケア商品ではなかなか改善することができません。
しかし、そんな肌の悩みも、医薬品を使ったメディカルスキンケア治療なら、改善することが可能です。内服薬、外用薬を用いて自身の悩みを改善して、理想の肌へ整えていきましょう。

メディカルスキンケアとは?

一般的にスキンケア用品と呼ばれるものは、薬機法に基づいて「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「医療機器」に分類されており、その分類によって効果・効能の範囲が決まっています。

その中でも「医薬品」は、主に病気の治療を目的とした薬のことをいい、その多くには、厚生労働省から認められた有効成分が含まれています。

この「医薬品」を使用したメディカルスキンケア治療では、肌の悩みに対して、内服薬と外用薬の両面から、最適なアプローチをしていきます

そもそも肌の構造ってどうなっているの?

肌は、表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれていて、それぞれが異なる役割を持っています。

表皮

肌の一番外側にあり、外部の刺激から皮膚を守ったり、体の水分の蒸発を防ぐバリアの役割を担ったりしています。また、表皮自体も下記の4層で構成されています。

角質層(皮脂膜)

表皮の最外層で角質細胞、セラミドを含む細胞間脂質が何層にも積み重なり、ラメラ構造となっています。体内の水分含量を適度に維持し、体外の細菌や化学物質、紫外線などから皮膚を防ぐ働きをしています。

顆粒層(かりゅうそう)

外的刺激から皮膚を守る働きをします。顆粒層にはケラトヒアリン顆粒という小さなビーズのような粒が存在しており、入ってきた紫外線等を跳ね返す役割をしています。

有棘層(ゆうきょくそう)

表皮の中で一番厚い層です。リンパ液が流れている他、知覚神経も通っています。また、体内に入ってきた物質が異物かどうかを判別し、異物と判別した場合は体外に排除しようとし、そのときに現れるのがアレルギー反応です。

基底層(メラノサイト)

ケラチノサイト(表皮細胞)の細胞分裂が盛んに起こり、表皮が常に新しい細胞に置き換えるターンオーバー(表皮の新陳代謝)を行いながら、キメの整ったバリア力のある良質な角質層を作り出しています。また、メラニン色素を生成することによって紫外線から真皮層を守っています。

真皮

表皮の下にある皮膚の本体ともいえる部分で、見た目の老化に一番関係が深いといわれています。コラーゲン繊維やエラスチンなどの繊維群からできており、繊維群と細胞の間には、水分やたんぱく質、糖質やムコ多糖類、いわゆるヒアルロン酸などの線維芽細胞で成り立っています。

また、真皮は表皮と密接な関係にあり、真皮には表皮にはない毛細血管があるため、それを通じて表皮へ栄養を送り表皮の盛んな細胞分裂や新陳代謝を支える役割をしています。

皮下組織

表皮と真皮を支える役割をするのが皮下組織です。大部分が皮下脂肪から成り、外部からの衝撃を和らげたり、断熱・保温、エネルギーを貯蓄したりする役割を担っています。皮下脂肪は肥満の表れと思われがちですが、皮膚の仕組みにはなくてはならないものなのです。

体の内側と外側からアプローチしよう

薬は口から飲む内服薬と、皮膚などに塗ったり貼ったりして用いられる外用薬があります。

内服薬とは?

内服薬として最も活用されている薬は粉薬、錠剤、カプセル剤、液剤などです。口から体内に薬を取り入れたあと、血液によって有効成分が全身に運ばれ、患部で効果を発揮します。

美肌へのアプローチに効果的な内服薬として、下記があります。

ビタミンC(シナール錠)

効能:メラニン色素の形成を抑え、皮膚の色素沈着(シミなど)の予防に用いられます。
副作用:胃の不快感、下痢など。

ビタミンB1、B2、B6、B12 (ノイロビタン)

効能:肌荒れやニキビ、湿疹の改善や、アミノ酸や脂質の代謝に関わり肌の健康状態を保ちます。
副作用:腹部の膨満感、便秘、下痢など。

L-システイン(ハイチオール)

効能:ビタミンCと一緒に摂取することで、シミの原因となるメラニンの生成を抑制し、肌に沈着した黒色メラニンを分解・無色化します。
副作用:吐き気、下痢、腹痛など。

ビタミンE(ユベラ)

効能:体内の血流を改善することで皮膚の新陳代謝を促進し、色素沈着(シミなど)を改善します。
副作用:便秘、胃の不快感、下痢など。

必須アミノ酸リシン(トラネキサム酸)

効能:タンパク質分解酵素のプラスミンをブロックし、肝斑の原因となるメラニンの発生を抑制します。
副作用:食欲不振、胸やけ、発疹など。

外用薬とは?

湿布、塗り薬、点眼薬(目薬)、うがい薬やのどの噴霧薬、ぜんそくの吸入薬や貼り薬、肛門に注入する坐薬など、皮膚から有効成分を浸透させるものが外用薬にあたります。外用薬を使用することで、皮膚や粘膜の毛細血管が薬の成分を吸収し、体内で作用します。

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価格

各お薬代の詳細は、サービスサイトからご確認ください。
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なお、当院の治療は公的医療保険が適用されない自由診療です。

参考

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