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飲む日焼け止めとは?効果・種類やメリット・デメリットについて

2022/09/16
提供:三上 修

メディカルスキンケアとは、肌のことを熟知しているドクターによる科学的根拠に基づいたスキンケアのことです。レーザーや美容点滴などでシミ・しわなど様々な肌の悩みに取り組むメディカルスキンケア。その中から今回は美容には欠かせない紫外線対策として、飲む日焼け止めを取り入れる方法について紹介します。この記事では飲む日焼け止めの効果やメリット・デメリット、誤解されがちな使い方についてわかりやすく説明します。

飲む日焼け止めとは?

飲む日焼け止めとは、紫外線対策に使われるサプリメントです。近年は海外製のみならず、国内メーカーによる商品も多く存在します。よく使われる主成分は2種類あり、1つめはシダ植物から抽出した「ファーンブロック」で、ダイオウウラボシ抽出エキスという成分名で記載されます。もう一つはグレープフルーツとローズマリー葉のエキスから抽出した「ニュートロックスサン」で、成分名はシトラス果汁・ローズマリー葉エキス末です。

飲む日焼け止めの効果は?

飲む日焼け止めを摂取した被験者にUVBを照射し、MEDの変化を調べた研究報告を紹介します。

フェーンブロック含有量1,000 mgのサプリメント摂取29日目でMEDが20.37%増加しています。これは皮膚が赤くなる紫外線の最小量が増えた、つまり肌が赤くなりにくくなったことを示します。※1
MED(the minimal erythemal dose)とは、照射後24時間以内に肌を赤くするのに必要な紫外線の最小量です。

ニュートロックスサンも摂取期間が2ヶ月になると、1日の摂取量100mgでMEDが7.7(29.8%)mJ / cm2増加、250mgで7.5(26.9%)mJ/cm2増加しました。※2

 

※1:The benefits of using a compound containing Polypodium leucotomos extract for reducing erythema and pigmentation resulting from ultraviolet radiation, Surg Cosmet Dermatol 2014;6(4):344­8.

※2:Skin photoprotective and antiageing effects of a combination of rosemary (Rosmarinus officinalis) and grapefruit (Citrus paradisi) polyphenols, Food & Nutrition Research, Volume 60, 2016 – Issue 1

 

効果持続時間について

効果の持続時間はフェーンブロックとニュートロックスサンでは異なります。それぞれの持続時間と共に、クリニックで取り扱われている商品も紹介します。

フェーンブロックが配合された「ヘリオケア」は1カプセルで4〜6時間効果が持続。長時間日光に当たる場合には、4時間後に1カプセル追加服用します。

一方ニュートロックスサンが配合された「ソルプロプリュスホワイト」は、1日1粒で24時間効果が持続します。

飲む日焼け止めのメリット

飲む日焼け止めは肌に塗る必要がないので、日焼け止めが服についたり使用感が気になったりすることはありません。何より塗る手間に比べると、サプリメントを服用するだけで、とても簡単。また肌に塗る日焼け止めは肌への負担が気になりますが、飲む日焼け止めはそのような心配は不要。

汗や摩擦で落ちることや、数時間おきに塗り直す煩わしさもありません。追加服用が必要なことがありますが、塗り直しの手間に比べると手軽です。

逆に塗る日焼け止めのように、1日の終わりに日焼け止めを洗い流すことは必要ないので簡単です。

肌に塗る日焼け止めは、塗りムラがないように均一に伸ばさなければ日焼けしてしまいますが、飲む日焼け止めはムラになることはなく、全身に効果を発揮します。特に日光に当たるけれど、目のような日焼け止めを塗れない部分、または背中など自分では手が届かない部分に対しても効果が及ぶこともメリットです。

飲む日焼け止めのデメリット

飲む日焼け止めは食品なので、成分に対するアレルギーや体の状態によっては摂取しない方がよい場合があります。ニュートロックスサンに含まれるローズマリーは子宮収縮作用があると言われているので、妊娠中・授乳中の人には向きません。

飲む日焼け止めは継続して飲まなければ、効果が期待できません。先の研究報告にあるように、1ヶ月以上継続することで一定の効果が現れます。そのため肌に塗布する日焼け止めよりも、時間と費用がかかります。

さらに飲む日焼け止めは日焼け止めクリームと同等の効果はなく、日焼け止めクリームとの併用は必須と指摘する医師は多くいます。これは飲む日焼け止めには効果がないというのではなく、使い方を間違わないようにという注意喚起です。

もう一つは紫外線には主にUVAとUVBがありますが、飲む日焼け止めの効果が示された報告はUVBであり、UVAに対する効果についてはエビデンスが不十分なのが現状です。

飲む日焼け止めの飲み方

飲む日焼け止めの飲み方は、商品説明に従うようにしてください。ここではヘリオケアとソルプロプリュスホワイトの飲み方を紹介します。

ヘリオケアは外に出る30分前に1錠服用します。効果は4~6時間持続するので、日光を浴びる時間が4時間を越える時には、4時間後に1錠を追加服用します。1日2回までの服用が推奨されているので、できるだけ1日に2回までに留めましょう。

ソルプロプリュスホワイトは1日1回、朝または出かける30分前に1錠服用します。1回飲むと24時間効果が持続します。

飲む日焼け止めは毎日服用すると効果的です。また子どもの服用は4歳以上。妊娠中や授乳中の服用はおすすめできませんのでご注意ください。

飲む日焼け止めの注意点

飲む日焼け止めには紫外線により体内で発生する活性酸素を除去する作用が確認されていますが、塗る日焼け止めと同等の効果があると言えるだけのデータがないのが現状です。

したがって紫外線対策として、塗る日焼け止めや日傘・帽子などの利用が必須です。飲む日焼け止めは、そのような対策をすり抜けて入ってくる紫外線の害を除去する手段とするのが正しい使い方だと言われます。

アメリカのFDAはエビデンスが不十分でFDAの基準を満たさない飲む日焼け止めを、塗る日焼け止め代わりに使用することに対する危険性を指摘しています。従来の紫外線対策を施した上で、さらなる予防策として飲む日焼け止めを利用する必要があります。※3

 

※3:Statement from FDA Commissioner Scott Gottlieb, M.D., on new FDA actions to keep consumers safe from the harmful effects of sun exposure, and ensure the long-term safety and benefits of sunscreens, U.S. Food & Drug Administration

 

飲む日焼け止めの購入方法

飲む日焼け止めは美容皮膚科やオンラインストアで購入することが可能です。ただし医療機関専売品になっている商品の購入は、医師の許可が必要になります。医療機関専売品は、市販品では配合できない量の成分が含まれています。 市販品の中には同じ成分が配合された類似品もありますが、報告されているような効果を求めるのであれば、医療機関専売品がおすすめです。

初めて購入する場合は特に、どんな商品を選んだらよいのかわからず不安になるかもしれません。そんな時にはオンライン診療がおすすめです。DMMオンラインクリニックの提携先クリニックでは、この記事で紹介したヘリオケアとソルプロプリュスホワイト(共に医療機関専売品)を取り扱っています。

飲む日焼け止めは最後の砦

1年のうちでも特に紫外線量が多くなる春から夏は、野外に出る時には日焼け止めだけでは不十分です。帽子やアームカバーなど紫外線をカットするものを身につけるのは必須。飲む日焼け止めは、それらをもすり抜けて体内に侵入した紫外線によって受けるダメージを阻止するために使います。

 

興味のある方は、ぜひ一度DMMのオンライン診療を受けてみてください。疑問や不安があれば医師に相談できて、商品も郵送で届くので便利です。

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