お知らせ クーポン ヘルプ
コラムカテゴリED・早漏防止

バイアグラやシアリスが効かない理由と解決策|ED治療薬の正しい使い方

2025/09/30
監修:辛島 史憲

ED(勃起障害)の治療に使われる薬は、多くの人に効果が認められています。その一方で、「思ったほど効かなかった」「効果にムラがある」と感じるケースも少なくありません。実際には、飲み方やタイミングを見直すだけで改善することも多く、正しい使い方を知ることが大切です。

今回は、ED治療薬が効かないと感じる主な原因や、その改善方法をわかりやすく解説します。さらに、自分に合った薬の選択、薬以外の治療選択肢についても紹介します。

信頼性の高い医療情報のための制作ポリシー

DMMオンラインクリニックでは確かな情報を提供するため以下の取り組みを行っています。

  • 適正な監修プロセス
  • 医療法人との提携
  • コンテンツ作成基準の明確化
詳細を見る

ED治療薬が効かない原因|バイアグラ・シアリスなどで効果を感じないとき

せっかくED治療薬を試しても、期待したような効果が得られないことがあります。実は、ED治療薬が効かない多くの原因は、服用方法の誤りにあるといわれています。このパートでは、よくある使い方の間違いや、その他の原因について整理して解説します。

ED治療薬は多くの人で効果が認められている

現在、日本で厚生労働省に承認されているED治療薬は以下の3つです。

  • バイアグラ(有効成分:シルデナフィル)
  • シアリス(有効成分:タダラフィル)
  • バルデナフィル(旧先発品名:レビトラ)

これらの薬剤では承認を得るために日本人を対象とした臨床試験が行われており、多くの人で有効性が確認されています。

なお、先発品のレビトラは販売終了となっていますが、ジェネリック医薬品が複数のメーカーから販売されており、現在も使用可能です。

一方で、ED治療薬は「有効性・安全性が高い」にもかかわらず、中断が一定数起こることも知られています。海外の大規模な解析では、1年でおよそ半数が治療を中断しており、日本のデータでも3年で約48%が脱落していました。

主な理由は、パートナーとの関係性、コスト、思ったほど効果が得られない、副作用などさまざまです。

では、どうすれば治療をうまく続けられるのでしょうか。ポイントの一つは「正しい服用方法を知ること」です。実際に「効かない」と感じた人でも、服用方法の見直しで改善することがあります。

ED治療薬が効かない最大の原因は正しく使えていないこと

バイアグラなどのED治療薬を服用しても「効果がなかった」と感じる方の中には、正しい方法で使用していなかったケースが少なくありません。

バイアグラが効かなかった人236名を対象とした研究では、81%が不適切な服用方法によるものと報告されています。主な要因は次のとおりです。

  • 脂っこい食事の直後に服用した
  • 性的刺激がなかった
  • 服用のタイミングが適切でなかった
  • 数回しか試さずに効果を判断した

また、薬の効果を直接低下させるわけではありませんが、飲酒は勃起を司る神経の調節に影響を与えます。ED治療薬を使用するときはお酒の飲み過ぎに注意しましょう。

その他の要因としては、服用量が十分ではないことも考えられます。さらに、信頼できないインターネットサイトで入手した薬の場合は、偽物の可能性も否定できません。

ED治療薬が効かないときは「正しい飲み方」を見直そう

ED治療薬が効かない原因の多くは、不適切な使用法によるものです。このような場合、ED治療薬を正しい服用方法を守れば効果が改善すると考えられます。ここでは、不適切な使用法を改善するポイントについて解説します。

効かないときに見直す「正しい飲み方」のポイント

先ほど紹介したバイアグラが効かなかった人236名を対象とした研究では、正しい服用方法を指導したところ、41.5%で効果がみられるようになりました。

正しい服用方法のポイントは、

  • 効果を期待するタイミングに合わせて事前に服用する
  • 性的刺激を加える

といった基本を守ることです。

また、バイアグラやレビトラは食事の影響を受けやすく、特に脂っこい食事の後は効果が低下しやすいことが知られています。服用の際には食事との関係にも注意が必要です。

ED治療薬の違いと選び方

正しい飲み方を意識しても効果が十分に得られない場合、薬そのものが体質やライフスタイルに合っていない可能性があります。ED治療薬にはいくつか種類があり、効果の出方や持続時間、食事の影響などに違いがあります。

ここからは、それぞれのED治療薬の特徴を紹介します。

よく使われるED治療薬は4種類

現在、DMMオンラインクリニックで処方されているED治療薬は、以下の4種類です。

  • バイアグラ
  • バルデナフィル(レビトラジェネリック)
  • タダラフィル(シアリスジェネリック)
  • アバナフィル(ステンドラジェネリック)※海外輸入薬

また、バイアグラもジェネリックを取り扱っています。

効果そのものに大きな差はありませんが、飲むタイミングや効果の持続時間、食事の影響の受けやすさといった点に違いがあります。そのため「どの薬が一番効くか」というよりも、自分の生活リズムや利用シーンに合った薬を選ぶことが重要です。

※医師の判断により処方できない場合があります。

それぞれのED治療薬の特徴について知ろう

それでは、それぞれのED治療薬の特徴について見ていきましょう。

バイアグラ

バイアグラは、世界で最初に承認されたED治療薬であり、性行為の1時間前に服用して使います。使用実績が最も豊富なED治療薬で、価格も比較的リーズナブルです。

ただし、食事の影響を受けやすく、特に脂っこい食事の後は効果が弱まりやすい点に注意が必要です。また、効果の持続時間は4時間程度と他に比べると短くなっています。

レビトラ

レビトラは、即効性と持続性のバランスが良い薬です。服用後30分ほどで効果があらわれ、7時間程度持続します。脂っこい食事の影響はやや受けますが、バイアグラほど顕著ではありません。

先発品のレビトラは現在販売されておらず、ジェネリックのみの取り扱いとなっています。

シアリス

シアリスの最大の特徴は、効果の持続時間が最長36時間と非常に長いことです。土曜日に飲めば、週末を通して効果が続くことから「ウィークエンドピル」とも呼ばれています。

服用から1〜2時間で効果があらわれ、食事の影響も受けにくいのもメリットです。

ステンドラ

ステンドラは、効果の立ち上がりが15〜30分程度と早いのが特徴です。ポケットに忍ばせておけば、急な機会にも対応可能です。効果は5時間程度続きます。日本では未承認のため、医療機関を通じた海外輸入品が利用されています。

今回紹介した治療薬について表にまとめました。使い勝手以外にも副作用の相性などもありますので、まずは試してみることをおすすめします。

関連記事

どの薬がいいか迷ったらお試しセットがおすすめ

ED治療薬を試してみたいと思っても、「最初にどれを選べばいいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。薬ごとに特徴があるため、実際に服用してみないと自分に合うかどうか判断しにくいことがあります。

DMMオンラインクリニックでは、複数のED治療薬を組み合わせた「お試しセット」をご用意しています。実際に効果や副作用の出方を比べることで、自分に合った薬を見つけやすくなります。
DMMオンラインクリニックED治療薬お試しセットはこちらから

まずは気軽に相談しながら、最適な薬を探していきましょう。※医師の判断により処方できない場合があります。

ただし、全ての人がED治療薬を安全に使えるわけではありません。持病や併用中の薬によっては使用が制限される場合もあります。次に、ED治療薬を使えない人や注意が必要なケースについて確認しておきましょう。

ED治療薬を使えない人・注意が必要なケース

ED治療薬は比較的安全性が高い薬とされていますが、もともとは高血圧や心疾患の薬として開発された経緯があり、体調や持病によっては使用できない場合があります。ここではED治療薬を使ってはいけない人、注意が必要な人について紹介します。

ED治療薬を絶対に使ってはいけない人は?

次のような薬を使用している人は、ED治療薬を併用すると命に関わる危険性があるため、使用できません。

  • 狭心症治療薬(ニトログリセリンなどの硝酸薬)
  • 抗不整脈薬(アミオダロン塩酸塩)
  • 肺高血圧症治療薬(リオシグアト)

特に硝酸薬は緊急時の心臓発作でも使用されるため、普段は服用していなくても注意が必要です。パートナーにED治療薬を使っていることを伝えておくと、救急時の処置が安全に行いやすくなります。

心臓、腎臓、肝臓に病気がある人は使用できる?

上で紹介したような治療薬を使っていなくても、心臓病の人は使用してはいけません。元々心臓病の人は性行為そのものが心臓発作のリスクとなるため、使用はやめましょう。また、6ヶ月以内に脳心血管疾患になった人も使用できません。

さらに、ED治療薬は肝臓で分解されて体外に排出されるため、重度の肝臓病の人は使用できません。腎臓病については薬によって使える場合、使えない場合があるので、必ず医師に相談しましょう。低血圧や網膜色素変性症の人も使用を避けてください。

ED治療薬の副作用は?

ED治療薬でよくみられる副作用には次のようなものがあります。

  • 頭痛
  • ほてり
  • 消化不良
  • 鼻閉(鼻づまり)
  • 眼症状

いずれも一時的で軽度のことが多く、時間の経過とともに軽快するケースが大半です。どうしてもつらいときは、市販の頭痛薬や胃腸薬で対応できる場合もあります。ほてりが気になる人はカフェインやアルコールを控えましょう。

稀に、持続勃起症(勃起が4時間以上続く状態)などの重い副作用が起こる可能性もあります。処方時の注意点を確認し、あてはまる症状があれば直ちに医師に連絡してください。

正しく服用しても効かないときの解決策は?

ED治療薬を正しく使用しても効果が十分出ない場合は、薬の量や種類を調整したり、薬以外の治療法を組み合わせたりする方法があります。ここでは主な対策を紹介します。

薬の増量や種類の変更を検討する

最大量まで使用していない場合は、薬の量を増やすのが効果的な方法です。ただし、副作用のリスクも高まるため、薬の量を増やしたい場合は、必ず医師に相談しましょう。

また、ED治療薬には複数の種類があり、人によって相性が異なります。効果が今ひとつという場合は、別の種類を試すのも一つの選択肢です。

さらに、タダラフィルには少量(5mg)を毎日1回服用する方法もあります。日本では通常、性行為の1時間前を目安に10〜20mgを服用する方法が一般的ですが、海外では性行為のタイミングに関係なく少量を連日服用する方法も用いられています。

DMMオンラインクリニックでも、国内製のタダラフィル錠5mgを「毎日1回1錠」で処方しています。生活リズムに合わせて自然なタイミングで使用できる点が特徴です。

※医師の判断により処方できない場合があります。

タダラフィルの毎日服用については、こちらの記事もご覧ください。

関連記事

薬以外の治療法を取り入れる

EDの改善には、薬以外の治療法や生活習慣の見直しも有効です。

運動習慣の改善

運動不足はEDのリスク要因であることがわかっています。メタボリックシンドロームかつEDの患者に、タダラフィル5mgと週3回30分間の有酸素運動を併用した試験では、勃起機能の改善が報告されています。

生活習慣の見直し

EDの原因となる生活習慣として、肥満、運動不足、喫煙が知られています。ED治療薬とダイエットや禁煙を組み合わせることで、薬の効果が高まりやすくなる可能性があります。

心理カウンセリング

ストレスや不安などが引き金となって生じるEDを「心因性ED」と呼びます。心因性EDでは、ED治療薬に心理療法を併用することで勃起機能が改善したと報告されています。

ED治療薬についてよくある質問

ここまで、ED治療薬が効かないと感じたときの原因や解決策について解説してきました。

ただ、実際に使う中で「どっちの薬がいい?」「食事の影響は?」といった細かな疑問が出てくることも多いでしょう。本文中で触れた内容もありますが、改めて要点を整理してQ&A形式でまとめます。

Q.バイアグラやシアリスが効かないのはなぜ?

A.ED治療薬が効かない最大の原因は、飲むタイミングや食事、性的刺激など、正しい服用方法を守れていないことです。効かないと感じた場合は、まず注意事項を読み直し、正しく飲めているか振り返ってみましょう。

Q.バイアグラ100mgを2回飲むとどうなる?

A.100mgを一度に2回服用することはできません。投与間隔が24時間以上空いていれば2回目を服用することは可能ですが、日本で承認されている最大量は50mgです。海外では100mgも使用されていますが、効果が不十分な場合は自己判断で増量せず、必ず医師に相談してください。

Q.バイアグラとバルデナフィルはどちらが硬くなる?

A.硬さを直接比較した臨床試験はありません。ただし、バイアグラ(シルデナフィル)とバルデナフィルの効果や使いやすさを比べた臨床試験はあります。評価の中心は「勃起機能がどれくらい改善したか(IIEFという質問票)」や「性交が最後まで達成できたか(SEPという記録方式)」、満足度などです。勃起の硬さそのものを段階評価する「EHSスコア」での直接比較は行われていません。

結果として、バルデナフィルの方が数値上やや良いとされる項目もありましたが、差はごく小さく、人による違いも大きいことが分かっています。つまり「どちらが強い」と一概にはいえず、食事の影響や効き始めのスピード、副作用の出方などを踏まえ、自分に合う薬を試して選ぶのが現実的です。

Q.バイアグラを最大限効かせる方法は?

A.食後すぐに飲むのを避けるなど、定められた用法・用量を守ることが重要です。プラスして自分でできる効果を得られるようにするには、ダイエットや禁煙などの生活習慣の改善を組み合わせるとよいでしょう。

Q.最強のED治療薬は?

A.どの薬が最も強いかを直接比較したデータはありません。効果があらわれるまでの時間や持続時間など、それぞれに特徴があります。医師と相談し、自分のライフスタイルに合わせて選びましょう。

Q.バイアグラの効果は射精後も続く?

A.バイアグラの効果は一定時間持続しますが、射精後は通常どおり勃起が収まります。薬の効果が続いている間は、射精前でも性的刺激がない限り勃起することはないので、基本的には過度に気にする必要はありません。

Q.薬局で買えるED治療薬はある?

A.2025年9月18日に厚生労働省の専門部会が承認したことにより、ED治療薬「シアリス」(有効成分:タダラフィル)が日本で初めて市販薬として薬局で購入できるようになる見通しです。

これは、これまで医師の処方が必要だった医薬品が、処方箋なしで薬局で買えるようになる「スイッチOTC」という仕組みによるものです。エスエス製薬が市販薬として申請していました。

薬局で買えるようになると利便性は高まりますが、EDを症状とする別の病気や副作用の発見が遅れる可能性がある点に注意が必要です。

まとめ

ED治療薬は多くの人に効果が期待できますが、「効かない」と感じる場合もあります。その多くは、服用のタイミングや食事の影響、性的刺激の有無など、正しい使い方が守られていないことが原因です。まずは服用方法を見直すことが改善の第一歩になります。

それでも効果が不十分な場合は、薬の種類や用量を調整したり、生活習慣の改善や心理的サポートと組み合わせたりする方法もあります。

また、EDの背景には、心臓病や糖尿病など重大な病気が隠れていることもあります。「効かないからやめる」のではなく、医師に相談して適切な治療を続けることが大切です。

ED・早漏はオンライン診療で相談
なかなか人には相談しづらい悩み。オンライン診療で自宅にいながら気軽に医師に相談できます。お薬は自宅に届くので、誰にも知られず始められます。※医師の判断により処方できない場合があります。

出典

DMMオンラインクリニックのED治療薬

海外製シルデナフィル・海外製バルデナフィル・海外製タダラフィルについて

◆未承認医薬品等
本診療科目に用いる上記薬剤は、国内未承認の医薬品です。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックが本治療に用いる海外製の医薬品・機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、提携クリニック所属の医師の判断の下、個人輸入をしたものになります。
◆国内の承認医薬品等の有無
国内においてED治療薬として承認されている同量かつ同一成分の医薬品はありません。同一成分を有する医薬品としては、シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルがあります。
なお、当院ではED治療薬として国内で承認されている上記薬剤の取り扱いもございます。

◆諸外国における安全性等に係る情報
諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。

アバナ(ステンドラジェネリック)について

◆未承認医薬品等
本診療科目に用いるアバナ(ステンドラジェネリック)は、国内未承認の医薬品です。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するアバナ(ステンドラジェネリック)は、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
国内においてED治療薬として承認されている同一成分の医薬品はありません。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)においてED治療薬として承認されています。

問題が解決しない場合は、
こちらからお問い合わせください。