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内服でシミや肝斑は薄くできる? 治療薬の特徴や注意点を解説

2025/04/30
監修:辛島 史憲

「一度できてしまったシミは消えない」とあきらめていませんか?シミの種類に合った内服薬を正しく使うことで、シミを薄くする効果が期待できます。例えば、肝斑にはトラネキサム酸、紫外線によるシミにはビタミンCやL-システインなどです。

しかし、自己判断で市販薬を選択するのは難しく、自分に合わない薬を選ぶと、思ったような効果が得られないこともあります。オンライン診療であれば、医師に相談しながら自分に合った治療を進めることが可能です。この記事では、シミや肝斑の治療に役立つ内服薬の種類や効果的な服用方法、注意点、オンライン診療の活用方法について詳しく解説します。

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内服薬で治療できるシミとは?

美容内服は、一般的なシミや肝斑に効果があるとされています。中でも肝斑に対しては、特にトラネキサム酸の内服が有効とされており、日本形成外科学会がまとめた『形成外科診療ガイドライン』でも、その効果が認められています。

シミや肝斑のタイプによって効果の出方は異なりますが、内服治療は一つの有力な選択肢として注目されています。

シミと肝斑の見分け方については、こちらの記事をご覧ください。
肝斑とシミ、正しくケアしないと悪化する? セルフチェック法と治療のポイント

シミ治療に使われる内服薬と成分の働き

シミ治療にはトラネキサム酸やシナール(アスコルビン酸/ビタミンC)などの内服薬が使用されています。それぞれの成分の働きを紹介します。

代表的な薬の働き

シミや肝斑の内服治療に使われる薬には、それぞれ異なる成分が含まれており、アプローチの仕方も異なります。

例えば、メラニンの生成を抑えるものや、肌の再生(ターンオーバー)を助けるもの、抗酸化作用によって肌の老化を防ぐものなどがあります。以下の表では、代表的な内服薬の成分と、それぞれに期待される作用についてまとめています。治療薬を選ぶ際の参考にしてください。

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内服薬の組み合わせは効果的?

美容内服では、それぞれの薬剤が得意とする働きが異なるため、併用が推奨されています。例えば、トラネキサム酸とシナール、L-システイン、ユベラの組み合わせです。

トラネキサム酸はメラニンの生成を抑制し、シナール(アスコルビン酸/ビタミンC)は抗酸化作用により肌の老化を防ぎます。L-システインは肌のターンオーバーを整え、ユベラ(トコフェロール酢酸エステル/ビタミンE)は血流を改善して肌の回復をサポートします。これらの内服薬を組み合わせることで、シミや肝斑に対するより高い効果が期待できるでしょう。

効果的な服用のポイント

内服薬は1日分をまとめて服用せずに、指示された用法・用量を守ることが大切です。お薬の説明書に1日3回と記載されている場合は、朝・昼・晩に分けて飲みます。正しい服用を心がければ、胃腸障害などの副作用リスクも軽減できます。

ただし、服用回数が多いと飲み忘れる可能性もあるため、「毎食後に服用する」などタイミングを決めておくのがおすすめです。内服薬は必ず水またはぬるま湯で飲みましょう。

服用時の注意点

服用時の注意点として、飲めない方、注意が必要な飲み合わせ、副作用について紹介します。

飲めない方・服用に注意が必要な方

内服薬を使用する際には、体調や他の薬との飲み合わせによって注意が必要なケースがあります。特に以下に当てはまる方は、自己判断での服用は避け、事前に医師へ相談するようにしましょう。

トラネキサム酸は、止血作用のある薬との併用により、血栓ができやすくなる可能性があり注意が必要です。特にトロンビンなどの止血剤を使用している方や、ピル(経口避妊薬)を服用中の方、血栓症の既往がある方などは、事前に必ず医師に相談してください。

また、ユベラ錠は乳汁中に移行する可能性があることがわかっています。そのため、授乳中の方については、治療によるメリットがリスクを上回ると医師が判断した場合にのみ服用可能となっています。授乳中にユベラの服用を検討している場合も自己判断せず、必ず医師に相談するようにしましょう。また、妊娠中の方も同様です。医師に相談し、服用するかどうか判断しましょう。

飲み合わせの注意点

薬を飲むときは、他の薬との組み合わせにも注意が必要です。

特にトラネキサム酸は、血液を固まりやすくする薬と一緒に使うと血栓ができやすくなるおそれがあるため、注意が必要です。

一方で、シナール(ビタミンC)やハイチオール(L-システイン)、ユベラ(ビタミンE)については、添付文書に特別な飲み合わせの注意点は記載されていません。ただし、持病がある方や他の薬を飲んでいる方は、念のため医師や薬剤師に相談すると安心です。

副作用

飲み合わせのほかにも、副作用の出やすさにも注意が必要です。主な副作用は以下の表の通りで、消化器系の副作用の報告がほとんどです。

もし、副作用と思われる症状がみられたら、服用を中止し、医師や薬剤師に相談しましょう。

オンライン診療でできること

「病院に行くのはハードルが高い」「何を使えばいいかわからない」そんなときは、まずは自宅で始められるオンライン診療という選択肢があります。この章では、シミや肝斑治療におけるオンライン診療の流れに加えて、メリット・デメリットを紹介します。

オンライン診療の流れ

オンライン診療では、自宅にいながら医師の診察を受け、必要な薬を処方してもらうことができます。シミや肝斑の治療を始めたいけれど、クリニックに行く時間がない方にも便利な方法です。主な流れは以下の通りです。

  1. 医師との相談日時を予約・問診票入力
    オンライン診療の予約を取り、事前に現在の肌の状態や悩み、服用中の薬、アレルギーなどについて問診票に記入します。
  2. ビデオ通話で診察を受ける
    予約時間になったら、医師とビデオ通話で診察を行います。シミの出方や濃さなど、医師がカメラ越しに肌の状態を確認し、適切な治療薬を判断します。副作用のリスクや飲み合わせについても確認されるので、不安なことはこの時点で相談しましょう。
  3. 薬の処方・配送
    診察後、医師の判断で内服薬や外用薬が処方されます。処方された薬は、登録した住所に配送され、自宅などで受け取ることが可能です。
    ※医師の判断により処方できない場合があります。

診察をスムーズに進めるためには、自分のシミの種類や気になる点をあらかじめ把握し、できるだけ具体的に伝えることがポイントです。

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オンライン診療のメリット

オンライン診療の一番の魅力は、自宅にいながら医師に相談できることです。市販薬だけでは不安な方も、医師と話すことで自分に合った治療薬を選ぶことができます。

治療を始めてから「思ったほど効果が出ないな……」と感じたときも、内服薬の追加や外用薬との併用など、次のアプローチを相談できるのもポイントです。また、忙しくて通院の時間が取れないときや、人前で肌の悩みを話しにくいと感じる方にとって、自宅というプライベートな空間で診療を受けられることも大きなメリットといえます。

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オンライン診療のデメリット

一方で、オンライン診療には気をつけたいポイントもあります。

医師が実際に肌に触れたり、肉眼で細かく確認することができないため、ビデオ通話の画質や通信環境によっては、肌の状態が正確に伝わりにくい場合があります。そのため、自分の肌の変化や気になる部分をできるだけ具体的に伝えることが大切です。うまく説明できるか不安な場合は、事前に肌悩みに関するメモを用意しておくとスムーズです。

よくある質問と回答

シミ・肝斑治療に関するよくある質問に回答します。

Q.トラネキサム酸はシミ・肝斑治療に保険適用される?

A.シミや肝斑など美容目的の治療は、基本的に保険適用外です。トラネキサム酸を含む美容内服薬も同様に、自費診療となります。

Q.どれくらいでシミや肝斑が薄くなる?

A.美容内服の効果は、早くても1ヶ月程度からとされており、しっかり変化を感じるには3ヶ月以上の継続が目安です。

これは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)に時間がかかるためです。ターンオーバーの周期は20〜30代では約1ヶ月、40代以降では1.5〜2ヶ月ほどと年齢によって異なります。

トラネキサム酸やシナール(ビタミンC)は、メラニンの生成を抑える働きがありますが、すぐにシミが薄くなるわけではありません。毎日コツコツ続けることが、肌の変化を実感する近道です。

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Q.内服薬だけで完全にシミは消える?

A.内服薬には、シミを薄くしたり、悪化を防ぐ効果が期待できます。ただし、濃いシミや肝斑に対してより高い効果を求める場合は、外用薬やレーザー治療との併用を検討しましょう。

自分に合ったシミ治療を。まずはオンラインで相談

シミの改善には、トラネキサム酸やシナール(ビタミンC)、L-システイン、ユベラ(ビタミンE)などの内服薬が効果的とされています。それぞれの成分は異なる働きを持つため、組み合わせて服用することで相乗効果も期待できます。

オンライン診療を利用すると、医師と相談しながら自分のシミの種類や肌悩みに合った薬を選ぶことが可能です。「忙しくて通院が難しい」「市販薬だけでいいのか不安」という方は、オンライン診療を検討してみましょう。

肌悩みはオンラインで医師に相談
市販品で解決しなかった肌悩みは、オンラインで医師に相談。スキンケアは続けることが大切です。予約〜お薬の受取までの負担が少ない医療機関を選びましょう。※医師の判断により処方できない場合があります。

出典

形成外科診療ガイドライン
Aaron Wei Min Tan et al, Australas J Dermatol. 2017 Aug;58(3):e105-e108.
Eunice Del Rosario et al, J Am Acad Dermatol. 2018 Feb;78(2):363-369.
トランサミン錠 添付文書
シナール配合錠 添付文書
ユベラ錠 添付文書
ユベラ錠 インタビューフォーム
ハイチオール錠 添付文書

DMMオンラインクリニックのメディカルスキンケア薬

※DMMオンラインクリニックはオンライン診療プラットフォームサービスです。診療は提携先医療機関が行います。

トラネキサム酸について

◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるトラネキサム酸は、咽喉頭炎や扁桃炎の治療薬として厚生労働省に承認されています。美容皮膚目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するトラネキサム酸は、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
国内において美容皮膚を目的として承認されている同一成分の医薬品はありません。
◆諸外国における安全性等に係る情報
諸外国でも美容皮膚を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。

シナールについて

◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるシナールは、ビタミンC欠乏症や炎症後の色素沈着の治療薬として厚生労働省に承認されています。美容皮膚目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するシナールは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
国内において美容皮膚を目的として承認されている同一成分の医薬品はありません。
◆諸外国における安全性等に係る情報
諸外国でも美容皮膚を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。

ユベラについて

◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるユベラは、ビタミンE欠乏症や末梢循環障害の治療薬として厚生労働省に承認されています。美容皮膚目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するユベラは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
国内において美容皮膚を目的として承認されている同一成分の医薬品はありません。
◆諸外国における安全性等に係る情報
諸外国でも美容皮膚を目的とした使用は承認されていないため重大なリスクが明らかになってない可能性があります。

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