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コラムカテゴリメディカルダイエット・肥満症

マンジャロとメトホルミンは併用できる?減量効果と安全性を解説

公開日:2026/03/02
監修:辛島 史憲

メディカルダイエットで使用される機会が増えているマンジャロは、近年、メトホルミンと併用した場合に大きな体重減少を達成した参加者が多かったと報告され、併用の可能性に注目が集まっています。

今回は、マンジャロとメトホルミンの同時使用の実際や、期待される減量効果の位置づけ、安全面で注意すべき点について、臨床試験の結果から整理します。

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マンジャロとメトホルミンは同時に使える?


※画像はイメージです

マンジャロとメトホルミンは併用可能とされています。マンジャロの有効性や安全性を検証した臨床試験では、メトホルミンを使用している人がマンジャロを同時に使っています。

糖尿病治療では、作用の異なる血糖降下薬を組み合わせる方法が一般的に行われています。血糖降下薬の同時使用は、臨床試験において効果が確認されており、実際の診療でも行われる方法です。

ただし、メディカルダイエットでは、メトホルミンが肥満に対する薬として認可されていないこと、糖尿病患者以外での併用データがほとんどないことから、必ず医師の管理下で行うことが求められます。

マンジャロとメトホルミンの併用でどれくらい体重減少する?

“マンジャロのみの使用”と”マンジャロとメトホルミンを同時使用”した場合の体重減少効果について、直接比較した臨床試験はありません。現時点では、併用によって体重減少効果が上乗せされるかどうかについて、明確な結論は出ていない状態です。

ここでは、関連する臨床試験の結果を参考として紹介します。なお、試験条件や対象が異なるため、単純な比較はできないことが前提です。

マンジャロ単独で報告されている体重減少率

2型糖尿病の患者を対象とした臨床試験では、マンジャロ5mgで7.9%、10mgで9.3%、15mgで11.0%の体重減少が報告されています。いずれも治療開始時からの平均変化率で、週1回投与を40週継続した結果です。

メトホルミン併用時の報告

メトホルミンを使用している参加者を含む臨床試験では、マンジャロ5mgで8.5%、10mgで11.0%、15mgで13.1%の体重減少が示されています。投与条件は同様に、週1回を40週継続したものです。

15%以上減量した人の傾向

2型糖尿病を対象とした臨床試験では、15%以上の体重減少を達成した参加者に、メトホルミンを使用している人が多い傾向が示されました。

あくまでも間接的な比較となりますが、メトホルミン併用が体重減少に関連している可能性が示唆されています。

医師のワンポイント

臨床試験データは健常者ではなく糖尿病の方を対象にしたもので、ダイエット目的での効果を必ずしも表しているわけではありません。ただ、マンジャロのみの使用で効果が頭打ちになった場合に他薬剤の併用を試す価値はあると考えます。

マンジャロとメトホルミンの体重減少メカニズムの違いは?

マンジャロとメトホルミンは、いずれも体重に影響を与える可能性がある薬ですが、作用の仕組みは異なります。併用を検討する際は、それぞれがどのように働くのかを理解しておきましょう。ここでは、両薬剤の作用機序と体重減少への関わりを整理します。

マンジャロの作用

マンジャロは、食事をした時に分泌されるGLP-1やGIPと同様の働きを持つ薬です。満腹感を高め、空腹感を抑える作用により、摂取カロリーが減少します。さらに、脂肪代謝にも影響を与えると考えられています。

吐き気や下痢などの消化器症状が、体重減少の主な原因ではありません。臨床試験では、副作用の有無にかかわらず体重減少効果は同程度であると報告されています。

メトホルミンの作用

メトホルミンの体重減少効果は、体内の糖代謝をよくしてエネルギー消費量を増やしたり、体内のインスリンを効きやすくしたりして血糖値を下げる作用などによるものと考えられています。

上記をまとめると、マンジャロは食欲を抑えて脂肪を減らすのに対し、メトホルミンは体内の糖を減らすことによって体重を減少させる、といった違いがあります。作用の仕組みが異なるため、併用した場合にはそれぞれの働きが組み合わさる可能性があります。

詳しく知りたい方はこちら

マンジャロとメトホルミンの併用で効果があるのはどんな人?

マンジャロは減量効果が確認されている薬であり、単剤でも体重が減少する方が多くみられます。そのため、まずはマンジャロ単独で経過をみる選択が基本となります。

一方で、マンジャロ単剤で十分な効果が得られない場合には、医師と相談しながらメトホルミンの使用を検討する余地があります。

併用を検討する対象としては、次のような方が挙げられます。

  • 健康診断で血糖値が高いと指摘された方
  • 糖尿病予備群と指摘されたことがある方
  • 継続的な通院が可能で、医師の管理のもとで治療を進められる方

併用が適しているかどうかは、体重の推移や現在の状態を踏まえて判断します。併用を含めた治療方針については、診察の際に医師に確認してください。

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マンジャロとメトホルミンを併用するときの注意点

マンジャロとメトホルミンの併用に特有の重大な副作用は報告されていません。しかし、それぞれの薬にみられる副作用や注意事項を理解しておく必要があります。

消化器症状への注意

悪心、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状はマンジャロ、メトホルミンの両方でみられます。症状が続く場合や強い不快感がある場合には、医師に相談してください。

マンジャロは、投与初期に吐き気や下痢がみられる場合があります。しかし、これらの症状は軽度の場合が多く数週間で治まります。

腹痛が持続・増強する場合は急性膵炎の可能性があります。特に激しい腹痛や嘔吐が生じた際は、すぐにお近くの医療機関を受診してください。膵炎の既往がある場合は処方ができない可能性がありますので、処方前に必ず医師に申告してください。

また、臨床試験の結果では、吐き気・下痢の有無によって体重減少に大きな差は認められていません。消化器症状が体重減少に与える影響は限定的であると示されています。

脱水と乳酸アシドーシス

メトホルミンの使用時には、稀に「乳酸アシドーシス」という重大な副作用が起こることがあります。脱水や過度のアルコール摂取は発症リスクを高める要因とされています。

マンジャロによる下痢、嘔吐などの副作用によって水分摂取が不足した場合は、脱水に陥るおそれがあります。同時に使用しているときは体調の変化に注意し、十分な水分補給を心がけてください。

腎機能への配慮

加えて、腎機能障害がある方の場合、メトホルミンは使用量を調整する必要があることにも注意が必要です。該当する方は、必ず医師に申し出ましょう。

マンジャロだけで十分痩せる場合も

糖尿病ではない肥満の人を対象とした日本の臨床試験では、マンジャロを週1回、72週間投与した結果、治療開始時からの平均変化率として、10mgで17.8%、15mgで22.7%の体重減少が報告されています。また、5%以上体重が減少した人の割合は、10mgで94.4%、15mgで96.1%でした。

このように、マンジャロは単剤でも減量効果が確認されています。

一方、メトホルミンの体重減少効果は一貫して認められているわけではありません。作用メカニズムから、血糖値が高い人では効果があらわれやすいと考えられますが、血糖値が正常な人では減量効果が限定的となる可能性があります。

医師のワンポイント

マンジャロにもメトホルミンにも一定副作用のリスクがあるため、マンジャロを使用開始してある程度落ち着いてから、メトホルミンを追加するケースが多いです。

メディカルダイエットを成功させるためには

メディカルダイエットに限らず、ダイエットでは生活習慣の改善が大切です。メディカルダイエット終了後のリバウンド対策としても食事・運動には継続的に気を配るようにしましょう。

「短期間で痩せられるか」より「安全に続けられるか」も大切な視点です。体調や副作用の有無を確認しながら治療を続ける必要があります。自己判断で薬を増減・中止せず、医師と相談しながら進めてください。

以下のようなタイミングで医師に相談するとよいでしょう。

  • メディカルダイエットを始める前
  • 効果が不十分で、増量や薬の追加を検討しているとき
  • 副作用が発現したとき
  • 目標体重に達したとき

継続的なフォローのもとで治療を進めることで、体重管理の安定につながります。

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マンジャロとメトホルミンの併用に関する質問

ここでは本文で触れた内容を含め、判断に迷いやすい点を中心に、医学的根拠に基づいて簡潔にまとめます。

Q. メトホルミンとマンジャロはどちらが痩せますか?

A.臨床試験の結果からは、マンジャロのほうが大きな体重減少が報告されています。メトホルミンにも体重が減少する可能性はありますが、効果は一定ではありません。マンジャロは多くの臨床試験で効果が裏付けられており、同一成分のゼップバウンドは肥満症治療薬として認められている実績のある薬です。

Q.マンジャロと糖尿病の薬を一緒に使っても大丈夫ですか?

A.併用できる薬と併用できない薬があります。特に、GLP-1受容体作動薬やDPP-4阻害薬など、作用メカニズムが重なる薬との併用は慎重な判断が求められます。現在使用している薬がある場合は、必ず医師へ申告してください。

※DMMオンラインクリニックと提携する医療機関では、糖尿病治療中の方へのマンジャロの処方は行っていません。また、同分類のGLP-1受容体作動薬との併用はできません。予めご了承の程お願いいたします。

Q. マンジャロと一緒に使えない薬はありますか?

A.添付文書上、明確な併用禁忌は設定されていません。ただし、併用に注意が必要な薬はあります。

マンジャロは胃排出を遅らせる作用があるため、経口避妊薬の吸収に影響する可能性があります。経口避妊薬を使用している場合は、避妊効果への影響について医師と相談してください。

また、糖尿病治療薬との併用では低血糖のリスクが高まる可能性があり、ワーファリンなどの抗凝固薬(血を固まりにくくする薬)では作用に影響するおそれがあります。現在使用している薬は、必ず診察時に申告しましょう。

※DMMオンラインクリニックと提携する医療機関では、同分類のGLP-1受容体作動薬との併用、一部の糖尿病治療薬やワーファリン内服中の方への処方は行っていません。予めご了承の程お願いいたします。

Q. メトホルミンで痩せない人はいますか?

A.個人差があるため、痩せない可能性もあります。メトホルミンの減量効果を調べた研究はありますが、体重減少効果がみられなかったという報告があるなど、現時点での効果ははっきり分かっていません。

Q. マンジャロを使う上での注意点はありますか?

A.胃腸症状や低血糖、脱水に注意する必要があります。投与初期に吐き気や下痢がみられることがありますが、多くは軽度で経過とともに軽減します。臨床試験では、消化器症状の有無によって体重減少に大きな差は認められていません。

マンジャロは週1回投与する薬で、体内での作用が数日間持続します。投与を中止した後もしばらくは薬の影響が残るため、少なくとも1週間程度は体調の変化に注意が必要です。異常を感じた場合は、自己判断せず医師へ相談してください。

Q. マンジャロを処方できない人はいますか?

A.添付文書上、次のような方は使用できません。

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある方
  • 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡又は前昏睡、1型糖尿病の方
  • 重症感染症や手術など、緊急対応が必要な状態の方

また、以下に該当する場合は特に注意が必要とされています。

  • 妊娠中、または妊娠している可能性のある方
  • 重度の胃腸障害、膵炎、糖尿病の既往がある方
  • 低血糖を起こすおそれがある方
  • 甲状腺髄様癌の既往歴、家族歴がある方
  • 多発性内分泌腫瘍症2型の家族歴がある方

妊娠中の方については、添付文書で投与しない旨が示されています。妊娠の可能性がある場合や妊活中の方は、必ず医師へ申し出てください。

さらに、DMMオンラインクリニックと提携する医療機関では、糖尿病治療中の方、未成年や高齢の方、透析中・授乳中の方、同分類のGLP-1受容体作動薬を使用している方などへの処方は行っていません。詳細は診察時に確認します。

マンジャロとメトホルミン併用を検討する前に

マンジャロとメトホルミンの同時使用は、医師の適切な管理のもとで行う場合、選択肢のひとつになり得る肥満の治療法です。ただし、全ての方に同じ効果が得られるわけではなく、体質や目的に合わせた使い分けが重要となります。

「今の治療が自分に合っているのか疑問がある」「併用を検討すべきか迷っている」という方は、自己判断で薬を追加せず、必ず医師に相談してください。

オンライン診療なら自宅から医師へ相談できます。通院が難しい場合でも、体調や治療内容を確認しながら方針を決定します。

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出典

Rosenstock J, Wysham C, Frías JP, Kaneko S, Lee CJ, Fernández Landó L, Mao H, Cui X, Karanikas CA, Thieu VT. Efficacy and safety of a novel dual GIP and GLP-1 receptor agonist tirzepatide in patients with type 2 diabetes (SURPASS-1): a double-blind, randomised, phase 3 trial. Lancet. 2021 Jul 10;398(10295):143-155. doi: 10.1016/S0140-6736(21)01324-6. Epub 2021 Jun 27. Erratum in: Lancet. 2021 Jul 17;398(10296):212. doi: 10.1016/S0140-6736(21)01324-6. PMID: 34186022.
Frías JP, Davies MJ, Rosenstock J, Pérez Manghi FC, Fernández Landó L, Bergman BK, Liu B, Cui X, Brown K; SURPASS-2 Investigators. Tirzepatide versus Semaglutide Once Weekly in Patients with Type 2 Diabetes. N Engl J Med. 2021 Aug 5;385(6):503-515. doi: 10.1056/NEJMoa2107519. Epub 2021 Jun 25. PMID: 34170647.
Małecki MT, Batterham RL, Sattar N, Levine JA, Rodríguez Á, Bergman BK, Wang H, Ghimpeteanu G, Lee CJ. Predictors of ≥15% Weight Reduction and Associated Changes in Cardiometabolic Risk Factors With Tirzepatide in Adults With Type 2 Diabetes in SURPASS 1-4. Diabetes Care. 2023 Dec 1;46(12):2292-2299. doi: 10.2337/dc23-1135. PMID: 37824793; PMCID: PMC10698219.
Kadowaki T, Kiyosue A, Shingaki T, Oura T, Yokote K. Efficacy and safety of once-weekly tirzepatide in Japanese patients with obesity disease (SURMOUNT-J): a multicentre, randomised, double-blind, placebo-controlled phase 3 trial. Lancet Diabetes Endocrinol. 2025 May;13(5):384-396. doi: 10.1016/S2213-8587(24)00377-2. Epub 2025 Feb 28. PMID: 40031941.

DMMオンラインクリニックのメディカルダイエット薬

※DMMオンラインクリニックはオンライン診療プラットフォームサービスです。診療は提携先医療機関が行います。

GIP/GLP-1受容体作動薬(マンジャロ)について

◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるマンジャロは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するマンジャロは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
マンジャロと同成分(チルゼパチド)の注射製剤が肥満症の治療薬として国内で承認されています。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。

GIP/GLP-1受容体作動薬(ゼップバウンド)について

◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるゼップバウンドは、肥満症の治療薬として厚生労働省に承認されています。BMIや疾患などの適応条件(BMIが27kg/m2以上であり2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する、または、BMIが35kg/m2以上など)を満たさない方は、適応外処方となるため万が一重篤な副作用が出た場合も、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するゼップバウンドは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
条件付きで肥満症の治療薬として国内で承認されています。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において過体重や肥満の体重管理の薬剤として承認されています。

メトホルミンについて

◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるメトホルミンは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するメトホルミンは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
国内において肥満症治療薬として承認されている同一成分の医薬品はありません。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。

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