マンジャロはどれくらい痩せる?ダイエット効果・副作用・安全性を解説
最近開発された糖尿病治療薬は体重減少効果が高いものも多く、同成分で肥満症治療薬として開発されているものもいくつかあります。今回紹介するマンジャロは、性別や元のBMIによっても差がありますが、肥満のある成人を対象とした72週(約1年半)の臨床試験では、用量に応じて体重が平均15〜20%前後減少しています。
この記事では、臨床試験データをもとに、マンジャロのダイエット効果や副作用、安全性について解説します。オゼンピックなど他のGLP-1薬との違いにも触れながら、医師管理下で治療を検討する際の判断材料となる情報をお伝えします。
DMMオンラインクリニックでは確かな情報を提供するため以下の取り組みを行っています。
- 適正な監修プロセス
- 医療法人との提携
- コンテンツ作成基準の明確化
マンジャロってどんな薬?作用と特徴

マンジャロ(チルゼパチド)は、「GIP/GLP-1受容体作動薬」というタイプの糖尿病治療薬です。米国では2022年5月に、日本では2022年9月に「2型糖尿病」を効能・効果として承認されました。
マンジャロには、主に体内のインスリン分泌を調整する働きがあり、食欲減少や満腹感などにも影響することで、体重減少効果をもたらします。GIP/GLP-1受容体については、後ほど詳しく説明します。
同じ成分の薬剤が肥満症治療薬として発売
食欲抑制や満腹感の持続といったダイエットにも役立つ効果が着目され、肥満症治療薬としても開発が進められました。アメリカでは、2023年11月から肥満症治療薬として、Zepboundという製品名で発売されています。
日本でも肥満症治療薬としての開発が進められ、2025年4月に「ゼップバウンド」という製品名で発売されました。ゼップバウンドは、医学的に「肥満症」と診断された方を対象とした保険適用の薬剤です。一方で、マンジャロ自体は糖尿病治療薬として承認されており、肥満症を効能・効果として発売されているわけではありません。
ダイエット目的など保険適用の要件を満たさない場合でも、自由診療でゼップバウンドが処方されるケースもあります。同じチルゼパチドを有効成分とする糖尿病治療薬「マンジャロ」もあわせて、医師の診断や患者さんの状態に応じた柔軟な薬剤選択が可能になっています。
なお、DMMオンラインクリニックと提携する医療機関では院内基準を設けており、条件に当てはまらない場合は処方を行いません。また、安全面の観点から、処方対象外と判断された場合には、以後も同薬剤の処方対応は行われません。
肥満症治療薬として使用する場合は、体格や既往歴、生活習慣などを総合的に評価した上で、適切な薬剤や用量を選択することが重要です。DMMオンラインクリニックと提携する医療機関では、マンジャロとゼップバウンドの両方を取り扱っており、診察結果に応じて、医師が薬剤の選択や用量を判断します。
マンジャロのダイエット効果は?どれくらい痩せる?

メディカルダイエットで使われる薬には、いくつか種類があります。その中でも、マンジャロはGIP/GLP-1受容体作動薬と呼ばれるタイプの薬です。リベルサスやオゼンピックなどのGLP-1受容体作動薬とは異なり、GIP受容体にも作用するため、より高い効果が期待できます。
マンジャロの体重減少メカニズム
マンジャロは、食事をしたときにインスリンの分泌調整を行う生体内物質「GLP-1」「GIP」と同様の働きをします。このような物質は総称してインクレチンと呼ばれており、インスリンの分泌だけではなく、食欲や消化管の動き、脂肪の分解や代謝の調節も行うことが明らかになっています。
マンジャロは、GLP-1・GIPと同様に膵臓に働いてインスリン分泌を促進するほか、具体的には次のような作用が知られています。
- 脳に働き、食欲を減退させる
- 消化管の動きを抑える。また、胃の内容物が胃から出ていく時間を遅らせて、満腹感を持続させる
- 脂肪の分解を増やし、脂肪の生成を減らすことにより、脂肪を減らす
- 代謝を上げてエネルギー消費を増加させる

体重減少効果は?臨床試験でどれくらい痩せた?
マンジャロの体重減少効果については、肥満症の人に対する臨床試験で効果が認められています。
平均体重100kg超、BMI27以上の人を対象に、マンジャロ(5mg、10mgまたは15mg)を使用した臨床試験では、72週間で約15〜20%の体重減少が認められました。これは食事と運動のみでダイエットをした場合の約5〜7倍の減量効果に相当します。また、体脂肪量は30%以上減少しました。
マンジャロは減量に成功した人が続けて使用しても、さらなる効果が期待できます。マンジャロ(10mgまたは15mg)を9カ月使用して約20%減量した人(平均BMI30、平均体重85kg)が、引き続き1年間マンジャロを使用した結果、減量した体重からさらに5%以上体重が減少しました。
マンジャロは週1回の注射により効果を発揮します。2.5mgから開始し、段階的に量を増やしていくのが一般的な使用方法です。
マンジャロは誰が痩せやすい?日本人データから分かった傾向

マンジャロのダイエット効果は日本人で行われた臨床試験でも証明されていますが、2025年11月に、その試験結果をもとに「どのような人がより痩せやすいのか」を解析した新しい研究結果が発表されました。
この研究では、性別やBMIなどのグループ別に、72週間マンジャロを使用した結果を比較しました。その結果、女性の方が男性より体重減少率が高く、また、BMI35未満のグループでより体重が減少することが明らかになりました。
効きやすさに差があるといっても、どのグループでも8割以上の人で5%以上の減量効果が認められています。女性やBMI35未満の人は、より効果が期待できると考えられるでしょう。
マンジャロの安全性は?副作用と使えない人
マンジャロを用いたメディカルダイエットは効果的ですが、薬である以上、副作用が生じる可能性があります。ただし、多くの副作用は早期に発見すれば対処可能です。そのため、使用にあたっては、副作用の種類と内容を正しく知っておくことが大切です。
マンジャロの副作用
マンジャロの主な副作用として、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、消化不良、食欲減退などが報告されています。マンジャロを初めて使用するときや、投与量を増やしたときに起こりやすくなります。徐々に収まることがほとんどですが、長引く場合は医師にご相談ください。
吐き気があるときは、脂っこい食事を避け、1回あたりの食事量を減らすなどの工夫で、症状が和らぐことがあります。
これらのように比較的よくみられる副作用とは別に、頻度は低いものの、放置すると重篤な健康影響につながる可能性のある「重大な副作用」が報告されることがあります。重大な副作用とは、症状の強さだけでなく、早期の対応が重要となる副作用を指します。体調に異変を感じた場合は、自己判断で使用を続けず、速やかに医師へ相談してください。

マンジャロを使えない人

マンジャロは多くの方に使用されている薬ですが、体調や既往歴によっては使用に注意が必要な場合があります。安全に治療を行うため、以下に当てはまる方は、使用前に必ず医師へ相談してください。
重度の胃腸障害、糖尿病や膵炎、低血糖を起こす可能性がある人などは、マンジャロを使うにあたって注意が必要です。
また、妊娠中のマンジャロの使用は、おなかの赤ちゃんに影響が出る可能性があることが動物実験でわかっています。妊娠、またはその予定がある人は医師に申し出るようにしてください。また、マンジャロを使用している間や使用を終了して1カ月間は避妊するようにしましょう。
使用にあたり、気を付けたい点がもうひとつあります。安全にメディカルダイエットを行うため、多くのクリニックではマンジャロを処方する際に体重基準を設けています。体重基準を設けていないクリニックでの処方は、思わぬ副作用などで健康を害する恐れがあるため、避けるようにしましょう。
マンジャロとオゼンピック、どちらがおすすめ?効果の違いを比較

マンジャロと同じような作用メカニズムを持つ薬として、オゼンピックがあります。オゼンピックはGLP-1受容体作動薬と呼ばれるタイプの薬であり、GLP-1と同じ働きをする部分はマンジャロと同じです。ここではオゼンピックと比較しながら、マンジャロのおすすめポイントについて紹介します。
減量効果重視ならばマンジャロ
糖尿病ではない肥満症患者を対象とした研究において、マンジャロはオゼンピックよりも強い体重減少効果を示しています。また、ウエスト減少効果においてもマンジャロの方が優れていることが確認されています。
- 体重減少効果:オゼンピック−12.9%、マンジャロ−19.2%
- ウエスト減少効果:オゼンピック−9.7cm、マンジャロ−14.6cm ※1
※1 オゼンピック2.4mg、マンジャロ10mgまたは15mg
また、マンジャロは、オゼンピックより体重減少効果があらわれる人が多いことも明らかになっています。
- 5%以上体重が減った人:オゼンピックの1.76倍
- 10%以上体重が減った人:オゼンピックの2.54倍
- 15%以上体重が減った人:オゼンピックの3.24倍 ※2
※2 標準的な用量:オゼンピック0.5mg、マンジャロ5mg
さらに、糖尿病患者でを対象にした研究では、マンジャロの方がより早くから効果が認められることがわかりました。
一方で、オゼンピックなどのGLP-1受容体作動薬の方が、マンジャロなどのGLP-1/GIP受容体作動薬に比べて、心血管リスクを下げるというエビデンスが豊富ではあります。
マンジャロとオゼンピックの違いについて、より詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
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マンジャロはこんな人におすすめ
これまでの結果を踏まえると、マンジャロは次のような人に向いている治療薬といえます。
- リベルサス、オゼンピックなどの他のGLP-1受容体作動薬でダイエット効果が実感できなかった人
- できるかぎり早めに効果を出したい人
まずは低用量(2.5mg)から開始し、副作用を最小限に抑えつつ、医師と相談しながら段階的に用量を増やすとよいでしょう。
※肥満度などを総合的に判断し、マンジャロの使用リスクが高いと見込まれた場合は、オゼンピックの使用を推奨しています。
マンジャロの費用目安
マンジャロの費用は用量によって異なります。初期用量である2.5mgの場合、1ヶ月あたりの費用は約3万円前後が目安です。DMMオンラインクリニックでは、2.5mgを3セット(3ヶ月分)使用する場合、1ヶ月あたり28,000円(税込30,800円)となります。
*別途配送料500円(税込550円)**2026年1月時点
実際の用量や費用は、体調や副作用の出方を見ながら医師が判断します。詳しい費用については、診療科目ページをご確認ください。
初めてマンジャロを使う場合:2.5mg

2.5mgから増量を検討する場合:5mg

実際に使用する用量や治療期間は、体調や副作用の出方、減量の進み具合などを踏まえて医師が判断します。まずは診察を受けた上で、自分に合った治療内容や費用感を確認するとよいでしょう。
マンジャロに関するよくある質問
ここまで解説した内容をもとに、マンジャロについてよくある質問をまとめました。副作用や使い方、他のGLP-1薬との違いなど、気になりやすい点についてお答えします。
Q.マンジャロはリベルサスやオゼンピックより副作用が強いですか?
A.重大な有害事象や、吐き気・下痢などの消化器症状といった主な副作用については、リベルサスやオゼンピックと比べて、発現しやすさに大きな差はないといわれています。
一方で、注射薬であるマンジャロでは、オゼンピックなどの他のGLP-1注射薬と比べて、注射部位の赤みやかゆみなどの反応がやや多くみられたとする報告があります。これらの症状は多くの場合軽度で、注射する部位を毎回変えることで対処可能とされています。
また、効果が強い薬であるため、体重が減りすぎないよう、医師から指示された使用方法を守ることが大切です。用量を調整したい場合は、自己判断せず、必ず医師に相談しましょう。
Q.マンジャロはクリニック以外でも購入できますか?
A.メディカルダイエット目的での使用は保険適応外のため、自由診療のクリニックで自費で処方してもらうのが一般的です。医師の診察なしで販売しているインターネットサイトは違法行為にあたります。決してそのようなところから購入しないようにしましょう。
制度上、個人輸入は可能ではあるものの、手続きが煩雑です。また偽物の可能性があり、健康被害を引き起こす危険性もあります。個人輸入代行業者からの購入も同様です。
友人・知人から譲り受けるのも違法です。自分で医師の診察を受け、処方してもらいましょう。
Q.マンジャロは誰でも同じように痩せますか?
A.誰でも同じように痩せるわけではありません。マンジャロは多くの人で減量効果が認められている薬ですが、効果の出方には個人差があります。臨床試験では、女性やBMI35未満の人で体重減少率が高い傾向が示されています。
Q.マンジャロとオゼンピック、どちらの方が痩せやすいですか?
A.マンジャロの方が、体重やウエストの減少効果、痩せる効果を実感する人の割合、効果の出る早さ、いずれにおいてもオゼンピックより優れていることが分かっています。
しかし体質に合わない場合もありますので、使用の際には医師に相談の上、どの薬にするか決めましょう。
Q.マンジャロをやめるとリバウンドしやすいですか?
マンジャロを使ったダイエットで、マンジャロをやめた後にリバウンドしやすいことが報告されています。詳しくは以下の記事をご覧ください。
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まとめ:マンジャロはどんな人に向いているか

マンジャロは、GIP/GLP-1受容体作動薬として、他のGLP-1薬と比べても高い体重減少効果が期待できる治療薬です。臨床試験や日本人データからも、一定の減量効果が示されています。
ただし、効果の出方や副作用の感じ方には個人差があり、誰にでも同じ結果が得られるわけではありません。特に、体重や体調によっては「痩せすぎ」に注意が必要なケースもあります。
マンジャロによるダイエットを検討する際は、効果の強さだけで判断するのではなく、安全性や費用、生活状況も含めて総合的に考えることが大切です。医師の診察を受けた上で、自分に合った治療かどうかを確認し、無理のないペースで進めていきましょう。
出典
医薬品インタビューフォーム「マンジャロ®皮下注2.5 mg アテオス®」2024年8月改訂(第6版)
日本イーライリリー・田辺三菱製薬:プレスリリース「肥満症に対するチルゼパチド 承認申請および日本における販売提携のお知らせ」(2024年5月8日)
Ruocco C, Malavazos AE, Ragni M, Carruba MO, Valerio A, Iacobellis G, Nisoli E. Amino acids contribute to adaptive thermogenesis. New insights into the mechanisms of action of recent drugs for metabolic disorders are emerging. Pharmacol Res. 2023 Sep;195:106892. doi: 10.1016/j.phrs.2023.106892. Epub 2023 Aug 22. PMID: 37619907.
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Zepbound® (tirzepatide) Injection for Adults with Obesity or Excess Weight
マンジャロ皮下注5mgアテオスくすりのしおり,2024年9月改訂
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DMMオンラインクリニックのメディカルダイエット薬
※DMMオンラインクリニックはオンライン診療プラットフォームサービスです。診療は提携先医療機関が行います。
GIP/GLP-1受容体作動薬(マンジャロ)について
◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるマンジャロは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するマンジャロは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
マンジャロと同成分(チルゼパチド)の注射製剤が肥満症の治療薬として国内で承認されています。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。
GIP/GLP-1受容体作動薬(ゼップバウンド)について
◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるゼップバウンドは、肥満症の治療薬として厚生労働省に承認されています。BMIや疾患などの適応条件(BMIが27kg/m2以上であり2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する、または、BMIが35kg/m2以上など)を満たさない方は、適応外処方となるため万が一重篤な副作用が出た場合も、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するゼップバウンドは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
条件付きで肥満症の治療薬として国内で承認されています。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において過体重や肥満の体重管理の薬剤として承認されています。
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