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花粉症の薬に「一番効く」はある?|内服・点鼻・点眼の正しい選び方

公開日:2026/01/22
監修:辛島 史憲

花粉症の薬について調べると、「一番効く薬」や「最強ランキング」といった情報が多く見受けられます。ただし、くしゃみや鼻水が主体の人もいれば、鼻づまりや目のかゆみが中心となる人もおり、症状の重さや出方には幅があります。生活リズムや眠気への耐性も人によって異なるため、同じ薬が同じように合うとは限りません。

この記事では、アレグラ・アレジオン・ビラノアなど代表的な内服薬に加え、点鼻薬・点眼薬・眼瞼クリームの役割を整理します。市販薬で対応できる範囲と、医師への相談を検討したい目安もあわせて解説します。

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花粉症の薬に「一番効く」はない

花粉症の治療薬に、全ての人へ同じ効果を示す薬はありません。症状のあらわれ方には個人差があり、鼻水やくしゃみが中心となる場合もあれば、鼻づまりや目のかゆみが前面に出る場合もあります。重症度や持続の仕方も人によって異なります。

さらに、薬による眠気の出やすさなどの体質や、仕事や運転の有無といった日常生活の状況によっても、適した薬は変わります。治療薬を選択する際には、効き目だけでなく、自身の症状や生活環境に適しているかという視点で選ぶことが大切です。

花粉症治療は「全身+局所」で考える

花粉症治療は、内服薬による全身治療を基本としながら、点鼻薬や点眼薬などによる局所治療が行われます。それぞれの薬には役割の違いがあり、症状の出方に応じて併用すると、全体のコントロールがしやすくなります。

なお、全ての人が内服薬を必要とするわけではありません。症状が軽く、鼻や目のみの場合には、点鼻薬や点眼薬のみで対応するケースもあります。治療の軸は、症状の強さと広がりを踏まえて柔軟に検討します。

内服薬:くしゃみ・鼻水を抑える治療の土台

花粉症治療の中心となるのが、抗ヒスタミン薬をはじめとする内服薬です。くしゃみや鼻水などの症状は、体内で放出されるヒスタミンの作用によって引き起こされるため、その働きを抑える内服薬が治療の基本となります。

毎日継続して服用すると症状が安定しやすくなります。鼻や目の症状に対しては、点鼻薬や点眼薬も選択肢になるでしょう。

点鼻薬:鼻づまりへの局所的な対応

点鼻薬は鼻の粘膜に直接作用し、鼻づまりの原因となる炎症を抑える効果が期待されます。特に、鼻水よりも鼻づまりの症状が強い人や、内服薬のみでは十分な改善が得られない場合に有効です。全身への影響が比較的少なく、内服薬との併用により症状の安定につながると考えられています。

点眼薬:目のかゆみや充血を和らげる

点眼薬は、目の表面に直接作用し、つらいかゆみや充血を抑える効果が期待できます。内服薬だけでは十分な改善が得られない場合に有効です。内服薬と併用すると、症状をよりコントロールしやすくなるでしょう。抗ヒスタミン成分が局所で作用するため、全身への影響が少なく、眠気がほとんど出ない点も特徴です。

眼瞼(がんけん)クリーム:目をこする負担を減らす補助的な薬

眼瞼クリームは、目のかゆみや充血など、アレルギー性結膜炎に伴う症状を抑える外用薬です。目の中に点眼するのではなく、まぶたや目の周りの皮膚に塗って使用します。

点眼が難しい場合や、かゆみで目をこすりやすい人に向いている補助的な治療手段です。症状や使用感に応じて、点眼薬と使い分けます。

DMMオンラインクリニックで取り扱いのある花粉症治療薬

DMMオンラインクリニックと提携する医療機関では、花粉症の症状に応じて、内服薬や点鼻薬、点眼薬などを組み合わせた治療が行われています。くしゃみや鼻水が中心の場合、鼻づまりが強い場合、目のかゆみが目立つ場合など、症状の出方に応じて医師が処方を判断します。

取り扱いのある主な治療薬は以下のとおりです。

【取り扱い薬】

  • フェキソフェナジン塩酸塩錠60mg(アレグラジェネリック)
  • ロラタジン錠10mg(クラリチンジェネリック)
  • ビラノアOD錠20mg
  • モンテルカスト錠10mg(キプレスジェネリック)
  • モメタゾン点鼻液50μg 112噴霧用(ナゾネックスジェネリック)
  • エピナスチン塩酸塩点眼液0.05%(アレジオンジェネリック)
  • エピナスチン塩酸塩LX点眼液0.1%(アレジオンLXジェネリック)
  • アレジオン眼瞼クリーム0.5%

これらの治療薬は、症状や体調に応じて医師が処方を判断します。

※以下に該当する方はお薬の処方ができかねます。予めご了承の程お願いいたします。

  • 妊婦および授乳婦の方
  • 15歳未満の方
  • 保護者同伴なしの15歳以上18歳未満の方(保護者同伴の上、診察可能)
  • 重度の肝機能障害のある方
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抗ヒスタミン薬の種類と違い

花粉症治療で中心となるのが、抗ヒスタミン薬です。くしゃみや鼻水、目のかゆみは、アレルギー反応によって放出されるヒスタミンの作用で引き起こされます。抗ヒスタミン薬は、この働きを抑える目的で用いられます。

現在使用されている抗ヒスタミン薬には複数の種類があり、効果や眠気の出やすさには個人差があります。薬の選択では、症状の程度だけでなく、日中の活動内容や服用タイミングも考慮します。

眠気の出方に差が生じる理由

抗ヒスタミン薬の代表的な副作用として、「眠気」が挙げられます。眠気の起こりやすさは、薬の成分が脳に移行しやすいかどうかによって左右されます。

脳には「血液脳関門(けつえきのうかんもん)」と呼ばれるバリアがあり、ここを通過しやすい成分は中枢神経に作用し、眠気を起こしやすくします。反対に脳に移行しにくいタイプの薬は、くしゃみや鼻水といった症状を抑えながらも、眠気が出にくい傾向があります。ただし、体質による差は残るため、実際の感じ方には幅があります。

代表的な花粉症内服薬

花粉症治療で用いられる抗ヒスタミン薬には、アレグラ、クラリチン、ビラノア、アレジオンなどがあります。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。

アレグラ(フェキソフェナジン)

アレグラは、第二世代抗ヒスタミン薬の中でも眠気が出にくいとされています。脳へ移行しにくい性質を持つため、中枢神経への影響が少なく、日中の仕事や運転がある人に使われる傾向にあります。

処方薬・市販薬の両方があり、1日2回の服用が基本です。受診状況や使用環境に応じて選びやすい点もメリットです。

クラリチン(ロラタジン)

クラリチンは、効果と眠気の出にくさのバランスの取れた抗ヒスタミン薬です。くしゃみ、鼻水、目のかゆみに幅広く対応します。

1日1回の服用が基本で、服用回数を抑えたい人にも向いています。処方薬・市販薬共にあります。

ビラノア(ビラスチン)

ビラノアは、効果と日中の活動への影響の少なさを両立した抗ヒスタミン薬です。通常用量での服用において、注意力や反応速度などの精神運動機能が、プラセボ(見た目や味は普通の薬と同じで薬効成分を含まないもの)と差がなかったとする試験結果が報告されています。ただし、添付文書では個人差を考慮し、服用後の自動車運転等には注意が必要とされています。

1日1回、空腹時(食事の1時間以上前または食後2時間以上後)に服用します。日中の作業や移動が多い人にも選択される薬です。

アレジオン(エピナスチン)

アレジオンは抗ヒスタミン作用に加えて、肥満細胞からの化学伝達物質の遊離を抑える作用があり、症状を抑える効果が期待される薬です。

眠気が出る場合があるため、添付文書では車などの運転や機械操作への注意が記載されています。1日1回、就寝前が服用のタイミングです。処方薬・市販薬のどちらもあります。

鼻づまりが強い場合の選択肢

花粉症の中でも、鼻づまりは内服の抗ヒスタミン薬だけでは十分に改善しないケースがあります。鼻づまりは、鼻粘膜の腫れや炎症が主な原因となるため、症状のタイプに応じて、抗ロイコトリエン薬やステロイド点鼻薬が使われます。この章では、鼻づまりが特につらい場合の選択肢を紹介します。

抗ロイコトリエン薬

抗ロイコトリエン薬は、鼻粘膜の腫れや炎症に関与する「ロイコトリエン」の働きを抑える内服薬です。鼻づまりの改善を目的として用いられ、抗ヒスタミン薬とは異なる経路へ作用します。

そのため、くしゃみや鼻水を抑える内服薬と併用される場合が多く、鼻づまりが続く人や、夜に鼻が詰まって寝苦しくなる人で検討されます。代表的な薬にはキプレス、シングレア(モンテルカスト)などがあり、症状に応じて処方されます。

ステロイド点鼻薬

ステロイド点鼻薬は、鼻の粘膜に直接作用し、鼻づまりの原因となる炎症を抑える局所治療薬です。抗ヒスタミン薬や抗ロイコトリエン薬で十分な効果が得られない場合にも、症状に応じて使用されます。

局所に作用する薬のため、用法・用量を守って正しく使用すれば、全身性の副作用はほとんどみられないと考えられています。代表的な薬にはナゾネックス点鼻液(モメタゾン)などがあります。

症状別|花粉症薬の選び方

花粉症の症状は人によって異なり、「鼻水がつらい人」「鼻づまりが主な人」「目のかゆみが強い人」などさまざまです。そのため、花粉症の薬は1種類だけで判断せず、症状の出方や日中の過ごし方に応じて整理すると選びやすくなります。

以下の表は、主な症状や生活上の配慮を踏まえた薬の選び方の目安です。

表はあくまでも一般的な目安であり、症状の重さや体質によって適した薬は異なります。市販薬を使用しても改善が乏しい場合や、毎年症状が強く出る場合には、医師へ相談すると治療の幅が広がります。

表を参考にしても判断が難しい場合には、症状の出方をそのまま医師へ伝えると相談がスムーズになります。

花粉症薬を使うときの注意点

花粉症の薬は、使い始めるタイミングや服用方法によって、症状の安定度が変わる場合があります。ここでは、治療を続ける上で押さえておきたいポイントを解説します。

症状が出る前から使い始める理由

花粉症の薬は、花粉が飛散する2週間ほど前から服用を開始することが推奨されています。アレルギー反応が本格化する前に薬を使用することで、症状の悪化を防ぎやすくなるためです。

服用開始の目安は、花粉の飛散開始時期や症状の出方によって異なります。毎年症状が出やすい人は、早めに準備しておくと経過が安定しやすくなります。服用期間は、1月末から5月までを目安にするとよいでしょう。

就寝前に服用する薬がある理由

花粉症の薬には、就寝前に服用するタイプがあります。アレルギー症状が悪化しやすい夜間から早朝にかけての時間帯に、薬の効果を持続させるためです。

また、眠気が出る可能性のある薬でも、就寝前に服用すれば日中眠くなりにくい、飲み忘れしにくいといったメリットがあります。

効果を実感しにくい場合の考え方

花粉症の薬を服用していて「効きが悪い」と感じた場合は、用法・用量を守っているか、一定期間継続して服用できているかを確認しましょう。

服用を始めて間もない時期や、花粉の飛散量が多い時期には、効果を実感するまでに時間がかかる場合があります。それでも改善がみられない場合は、薬の変更や併用について医師に相談しましょう。

市販薬で対応が難しい場合の目安

市販薬を使っても症状が改善せず、仕事や家事、睡眠など日常生活に支障が出る場合は、医師への相談を検討するタイミングです。

鼻づまりが強く口呼吸になっているような場合や、毎年症状が強くなる場合には、治療内容を見直す余地があります。医療機関を受診すると、内服薬の見直しや点鼻薬の併用など、症状に応じた薬の組み合わせを選びやすくなります。

花粉症の薬についてよくある質問

花粉症の薬について、「どれが一番効くのか」「眠気は出るのか」といった疑問をお持ちの人もいるでしょう。本文でも基本的な考え方には触れていますが、よくある質問を中心に、改めて整理します。

Q.花粉症に一番よく効く薬は?

A.全ての人に共通して最も効果が高い薬はありません。効果には個人差があり、症状のタイプや重症度、眠気の出やすさ、生活スタイルによって適した薬は異なります。自分に合った薬を選ぶことが大切です。

Q.アレジオンとアレグラはどっちが効く?

A.効果の感じ方は症状や体質によって異なります。アレジオンは効果を感じやすいとされていますが、眠気が出るケースもあります。

一方、アレグラは比較的眠気が出にくいとされています。日中の活動や、運転する機会があるかどうかで選択するとよいでしょう。迷う場合は、生活状況を踏まえて医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

Q.1日1回で使える花粉症の薬はある?

A.クラリチン、ビラノア、アレジオンなどがあります。1日1回の服用で効果が持続するため、服用回数をできるだけ減らしたい人や、飲み忘れが心配な人に向いています。

Q.就寝前に飲む花粉症の薬が多いのはなぜ?

A.眠気が出る可能性のある薬でも、就寝前に服用すると日中の眠気を避けやすくなります。また、夜に服用することで翌日まで効果が持続しやすくなる場合もあります。

Q.アレグラを飲み続けると効きにくくなる?

A.通常の用法・用量を守って服用している限り、薬の効果が弱くなることは一般的にありません。

効きが十分でないと感じる場合は、症状の変化や花粉量の影響、また薬が合っていないなどの可能性があります。その場合は、薬の変更や点鼻薬・点眼薬の併用について医師や薬剤師へ相談しましょう。

花粉症の薬は「一番効く」より「症状に合う」を基準に考える

花粉症の薬選びで大切なのは、「一番強い薬」や「ランキング上位」を基準にするのではなく、自分の症状や生活リズム、副作用の許容度を考えて選ぶことです。実際には、今つらい症状が鼻なのか、目なのかを整理するだけでも、選ぶ薬の方向性が見えやすくなります。

症状が残る部位は局所治療で補うと、全体の治療を過度に強めずに調整できます。日中の活動や服用のしやすさも考慮すると、治療を続けやすくなります。

市販薬で十分にコントロールできない場合や、毎年症状が強くなっている場合には、医療機関を受診することが推奨されます。医師に相談することで、より自分に合った治療法を検討しやすくなります。「通院する時間が取れない」「まとまった量の薬が欲しい」などの場合は、オンライン診療という選択肢もあります。症状がつらく外出が難しい場合でも、自宅から相談できます。

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