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コラムカテゴリメディカルダイエット・肥満症

リベルサスとマンジャロはどう違う? 効果と副作用をやさしく解説

2025/03/31
監修:辛島 史憲

メディカルダイエットで使われる薬にはいくつか種類がありますが、「どれがいいのかよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。今回は、メディカルダイエットで人気の高いリベルサスとマンジャロの違いについて解説します。

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リベルサスとマンジャロはどちらも似た働きの薬

リベルサスとマンジャロはどちらも糖尿病治療のために開発された、血糖値のコントロールや体重減少効果が期待できる薬です。どちらも「インクレチン」と呼ばれるホルモンの働きを活かした治療薬で、メディカルダイエットにも広く利用されています。ここでは、2つの薬の共通点と違いを分かりやすく整理します。

リベルサスとマンジャロの共通点

元々、リベルサス、マンジャロは糖尿病治療薬として開発されました。リベルサスの有効成分であるセマグルチドと、マンジャロの有効成分であるチルゼパチドは、いずれも体内で「痩せホルモン」ともいわれるインクレチンと同じように働きます。この作用により、血糖低下と体重減少が期待されています。

リベルサスとマンジャロの違い

しかし、開発の経緯や作用メカニズムは似通っているものの、それぞれの特徴は異なります。最も異なるのは、

  • リベルサスは1日1回タイプの飲み薬
  • マンジャロは週1回の注射薬

という点です。

それでは、リベルサスとマンジャロのそれぞれの特徴について、もう少し詳しくみていきましょう。

リベルサスはこんな薬

リベルサスの有効成分セマグルチドは、血糖値を下げるホルモン「インクレチン」の仲間であるGLP-1と同じように働き、血糖値の低下と体重減少をもたらすと考えられています。

セマグルチドには注射薬もあり、ウゴービという名称で肥満症治療にも使われています。

飲み薬のセマグルチドは、2025年3月時点で、肥満症治療薬としての承認は受けておらず、開発が進められている段階です。しかし、適応外処方として保険診療外のメディカルダイエットで使用することは可能であり、処方実績もあります。

メディカルダイエットを目的とする場合は、1日1回3mgから始め、効果に応じて7mg、最大14mgまで服用するのが一般的です。

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マンジャロはこんな薬

マンジャロの有効成分チルゼパチドは、血糖値を下げるホルモンであるインクレチンの仲間であるGLP-1とGIPの2種類と同じように機能し、血糖値の低下と体重減少に働きかけます。

チルゼパチドは、ゼップバウンドという名称で肥満症治療薬としても世界各国で利用されています。国内においては、2024年12月に肥満症治療薬として承認され、2025年中には発売されることが見込まれています(2025年3月時点)。

メディカルダイエットでマンジャロを使用する場合は、週1回2.5mgから注射を始め、副作用を極力抑えつつ効果・副作用のバランスをみて、2.5mgずつ増やしていきます。効果にあわせて段階的に増量し、最大10mg~15mgまで使用可能です。

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リベルサスとマンジャロの効果と副作用は?

作用メカニズムや使い勝手が違うリベルサスとマンジャロですが、特に気になるのは効果や副作用の違いではないでしょうか。ここでは、リベルサスとマンジャロの効果について紹介します。

リベルサスとマンジャロの効果比較

肥満症の人を対象としたリベルサス50mg(有効成分セマグルチド)の臨床試験では、体重が5%以上減少した人は85%、平均して15.1%体重が減少しました。また、過去1~2カ月の血糖値の指標となるHbA1c値は0.2ポイント低下しました。

一方、マンジャロと同じ有効成分の肥満症治療薬ゼップバウンド(5mg、10mgまたは15mg)において、肥満症の人を対象とした臨床試験の結果をみてみましょう。72週間で体重が5%以上減少した人は90〜96%で、平均して16.5〜22.9%の体重減少がみられました。また、血糖値の指標となるHbA1c値は0.4〜0.5%低下しました。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)ってなに?

HbA1cは、過去1〜2カ月の血糖値の平均を表す数値です。血糖値の状態を長期間チェックするために使われ、糖尿病やその予防に役立てられます。

リベルサスとマンジャロの副作用

リベルサスとマンジャロは作用メカニズムが似ているため、副作用に大きな差はありません。ここでは主な副作用と対策について解説します。

共通する副作用

リベルサスとマンジャロには、以下のような共通の副作用がみられます。

  • 吐き気、下痢、食欲減退、頭痛、便秘、嘔吐

これらはGLP-1受容体作動薬、GIP/GLP-1受容体作動薬に共通して起こりやすい副作用です。特に吐き気やお腹の調子が気になる人もいますが、しばらくすると自然に落ち着いてくるケースが多いです。

(参考)副作用によって起こりうる症状

  • 糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)=視力が低下する、視野(見える範囲)が狭くなるなど
  • 急性すい炎=吐き気、嘔吐、激しい上腹部の痛み、背中の痛み、お腹にあざができる、お腹が張る
  • 胆のう炎=発熱、寒気、白目が黄色くなる、右上腹部の強い痛み、吐き気、嘔吐
  • 胆管炎=発熱、白目が黄色くなる、右上腹部痛、皮膚が黄色くなる
  • 胆汁うっ滞性黄疸(たんじゅううったいせいおうだん)=白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、体がかゆくなる
  • アナフィラキシー=全身のかゆみ、じんま疹、喉のかゆみ、ふらつき、動悸、息苦しい
  • 血管性浮腫(けっかんせいふしゅ)=唇・まぶた・舌・口の中・顔・首が急に腫れる、喉がつまる感じ、息苦しい、声が出にくい

自分でできるリベルサスとマンジャロの副作用対策

副作用と思われる症状があらわれた場合は、まず医師や薬剤師に相談しましょう。

リベルサスやマンジャロは低血糖が比較的起こりにくいとされていますが、全くないわけではありません。特に、食事を抜く人、普段から低血糖を起こしやすい人は注意が必要です。高所作業や自動車の運転など危険を伴う作業に従事している人は、服用中はより慎重に行動しましょう。

低血糖対策として、ドラッグストアで売られているブドウ糖やラムネ、飴を持ち歩くのも一つの方法です。なお、甘いジュースであっても低血糖対策にならないものがあります。コーラやサイダーなどの炭酸飲料やスポーツドリンクといった、ブドウ糖が入っているものを選びましょう。

下痢や嘔吐が続く場合、脱水症状を起こす可能性があります。適度に水分を補給しましょう。

リベルサスとマンジャロ、選ぶならどっち?

ここまでの記事をご覧いただき、リベルサスとマンジャロのどちらを選ぶか決まった人も多いのではないでしょうか。ここでもう一度おさらいしておきましょう。

リベルサスが向いている人

リベルサスが向いているのは、注射が苦手な人です。また、マンジャロと比べて費用が安いため、費用を抑えたい人にもおすすめです。

マンジャロが向いている人

マンジャロは体重減少効果が優れているため、より早く、しっかり痩せたい人におすすめです。また、週1回の注射で済むため、「毎日薬を飲むのが面倒」「生活が不規則で決まった時間に薬を飲めない」という人にも向いています。

リベルサス、マンジャロを使う際に注意が必要な人

以下に当てはまる人は受診時に医師に申し出て、相談するようにしてください。

  • 糖尿病の人
  • 過去にすい炎にかかったことがある人
  • 重い消化器系の病気がある人、胃の手術を受けた人
  • 以前に低血糖を起こしたことがある人
  • 妊婦または妊娠している可能性がある人、授乳中の人

そのほか、他に薬を飲んでいる人や気になることがある人も、医師に相談しましょう。

よくある質問

よくある質問をまとめました。

Q.リベルサスとマンジャロ、どっちが早く効果を実感できる?

A.体重減少のスピードには個人差があるため一概にはいえませんが、マンジャロの方が比較的早く減少を実感しやすいと報告されています。

Q.リベルサスとマンジャロは併用できる?

A.原則として、同じ作用メカニズムの薬やよく似た効果の薬を同時に使うことはできません。よって、リベルサスとマンジャロも同時使用はできません。この記事を参考に、どちらを使うか医師と相談しましょう。

Q.リベルサスとマンジャロをやめた後はどうなる?

A.リベルサスやマンジャロには食欲を抑える効果がありますが、使うのをやめると食欲が元に戻り、リバウンドする危険性が高くなります。適度な食事制限と運動を続けることがポイントです。

まとめ

注射を避けたい人にはリベルサス、より強い効果を求める人にはマンジャロが向いています。また、メディカルダイエットだからといって薬に頼りっぱなしにするのではなく、無理のない範囲で食事制限や運動を取り入れることが大切です。

自分に合った方法を選ぶためにも、医師に相談してからメディカルダイエットを始めましょう。

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本気で痩せたいとお考えの方に、メディカルダイエットという選択肢。オンライン診療ならご自宅から医師の診察を受け、お薬も郵送で受け取ることが可能です。※医師の判断により処方できない場合があります。

出典

リベルサス錠電子添付文書2024年2月改訂(第4版)
ウゴービ皮下注添付文書2023年11月改訂(第2版)
マンジャロ皮下注アテオス添付文書2024年8月改訂(第6版)
ゼップバウンド皮下注アテオス添付文書2024年12月改訂(第1版)
Knop FK, Aroda VR, do Vale RD, Holst-Hansen T, Laursen PN, Rosenstock J, Rubino DM, Garvey WT; OASIS 1 Investigators. Oral semaglutide 50 mg taken once per day in adults with overweight or obesity (OASIS 1): a randomised, double-blind, placebo-controlled, phase 3 trial. Lancet. 2023 Aug 26;402(10403):705-719. doi: 10.1016/S0140-6736(23)01185-6. Epub 2023 Jun 26. PMID: 37385278.
リベルサス錠くすりのしおり2024年4月改訂
リベルサス錠患者向医薬品ガイド2024年3月更新
マンジャロ皮下注アテオスくすりのしおり2024年9月改訂
ゼップバウンド皮下注アテオス患者向医薬品ガイド2024年12月作成

DMMオンラインクリニックのメディカルダイエット薬

※DMMオンラインクリニックはオンライン診療プラットフォームサービスです。診療は提携先医療機関が行います。

GLP-1 受容体作動薬(リベルサス・オゼンピック)について

◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるリベルサス・オゼンピックは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていませんが、治験が検討されています。万が一副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するリベルサス・オゼンピックは国内医薬品販売代理店経由で購入しております。
◆国内の承認医薬品等の有無
リベルサス・オゼンピックと同成分(セマグルチド)の注射製剤が、肥満症の治療薬として国内で承認されています。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。

GIP/GLP-1受容体作動薬(マンジャロ)について

◆未承認医薬品等(異なる目的での使用)
本診療科目に用いるマンジャロは、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方は国内で承認されていません。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックで処方するマンジャロは、国内医薬品販売代理店経由で購入しています。
◆国内の承認医薬品等の有無
マンジャロと同成分(チルゼパチド)の注射製剤が肥満症の治療薬として国内で承認されています。
◆諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ食品医薬品局(FDA)において2型糖尿病治療薬として承認されています。

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