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コラムカテゴリメディカルスキンケア

オンラインで始めるメディカルスキンケア! 美容内服のメリットとは?

2025/02/28
監修:辛島 史憲

スキンケアは、若々しさや清潔感を保つためだけではなく、自己投資やリラックスタイムの一貫としても関心が高まっています。近年、医師の処方による「メディカルスキンケア」が特に注目されており、オンライン診療を活用した美容内服のニーズも拡大中です。

この記事では、オンラインで手軽に始められるメディカルスキンケアのメリットや、注意点について詳しく解説します。

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最近よく聞く「成分買い」って何?

「成分買い」とは、ブランド名やパッケージのデザインではなく、配合成分を重視してスキンケア製品を選ぶ方法です。

例えば、

  • シミ対策:ビタミンC、トラネキサム酸
  • シワ対策:レチノール、ナイアシンアミド
  • 肌荒れ対策:CICA、バクチオール、グリチルリチン酸2K
  • 乾燥肌対策:ヒアルロン酸、セラミド

といったように、自分の肌悩みに応じた成分を知ることで、より適切なスキンケアが可能となります。そのためには成分表示を確認しながら、自分に合ったアイテムを見極めることが大切ですが、実際に試してみないと肌に合うかどうかはわかりません。「成分買い」を行うには、正しい情報を得て成分を理解し、自分で適切に判断できる知識を身につける必要があります。

メディカルスキンケアとは

メディカルスキンケアとは、医師が処方する医薬品を用いて肌の悩みを改善するスキンケア方法です。市販の医薬部外品や化粧品では対処が難しい、ニキビやシミ・肝斑の治療にも効果が期待できます。

医師が処方する医薬品を用いた「美容医療」

美容医療とは、医師が処方する医薬品や施術を用いて、肌の悩みを改善する医療的なアプローチのことです。例えば、以下のような効果が認められる成分を使用した治療が行われます。

  • シミやニキビ跡の改善:トラネキサム酸やハイドロキノン
  • 肌のトーンアップやハリの向上:ビタミンCやビタミンE

市販のスキンケアでは改善が難しい悩みも、医師の診察を受けることで、より専門的で自分に合ったスキンケアが可能になります。

近年ではオンライン診療を利用し、自宅にいながら美容内服や外用薬の処方を受けられるようになりました。本格的なメディカルスキンケアが、より手軽に取り入れられる選択肢の一つとなっています。

一般的なスキンケアとの違い

メディカルスキンケアとは、医師が処方する医薬品を用いたスキンケアのことです。一般的に、医薬部外品や化粧品は肌の保湿やコンディションを整えることを目的としますが、医薬品はニキビやシミ、肝斑などの改善を主な目的とするものです。

また、美容内服は医師の診察を経て処方されます。サプリメントやドラッグストアで買えるOTC医薬品よりも含有成分の濃度が高いものもあり、医学的根拠に基づいた効果が期待できます。

医師の診断により最適な薬でスキンケアが可能

メディカルスキンケアでは、医師の診断に基づき、肌の悩みに適した医薬品を処方してもらえます。例えば、ニキビには抗生物質やビタミンB群、シミにはトラネキサム酸やハイドロキノンなど、症状に合わせた治療が行えます。

自己判断で行うスキンケアでは効果を感じにくい場合でも、医師の指導のもとに適切な治療を受けることで、より肌の悩みを解決に導ける可能性が期待できます。肌の状態に合った治療の継続によって、理想の肌へと近づけるでしょう。

オンラインでも受診可能

美容内服を含むメディカルスキンケアは、オンライン診療でも受診可能です。自宅などでスマホやパソコンを使い、医師の診察を受けて処方薬を配送してもらうことが可能です。忙しくて通院が難しい人でも、移動時間ゼロで手軽に治療を始められることが大きなメリットです。

美肌をつくる「肌の仕組み」とは?

ここでは、肌が生まれ変わる仕組み「ターンオーバー」について紹介します。健康な肌を維持し、トラブルを防ぐために欠かせない重要な仕組みです。

トラブルのない健康な肌とは

健康な肌とは、うるおい・バリア機能・ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が正常に保たれている肌のことです。皮脂や角質層のバリアによって外部の刺激から守られ、水分が十分にあることで、柔らかくキメの整った状態を維持できます。

しかし、肌のうるおいやバリア機能が乱れると、乾燥・くすみ・ニキビなどのトラブルが起こりやすくなります。これらを防ぐためには、適切なスキンケアと生活習慣を心がけ、肌のバランスを整えることが大切です。

ターンオーバーとは

ターンオーバーとは、肌の細胞が新しく生まれ変わるサイクルのことです。例えば20代の場合、肌は約28日周期で生まれ変わります。表皮幹細胞から角化細胞へと変化し、古くなった角化細胞は新しい細胞に押し上げられ、最後は垢となって剝がれ落ちます。

しかし、ターンオーバーの周期は年齢とともに長くなることが報告されています。これは、肌の再生能力が低下することが原因とされており、特に50歳以降では急激に遅くなる傾向があります。

また、加齢だけでなく、ストレス・睡眠不足・紫外線などもターンオーバーの乱れを引き起こす要因です。ターンオーバーが正常に機能しないと、くすみ・乾燥・シミなどの肌トラブルが発生しやすくなります。十分な睡眠とバランスの取れた食事を意識し、ターンオーバーを整えることが美しい肌を保つポイントです。

メディカルスキンケアの内服薬

メディカルスキンケアにおける美容内服では、成分ごとに異なる効果が期待されています。それぞれの成分がもたらす作用とメカニズムについて紹介します。

ビタミンC(アスコルビン酸)

ビタミンC(アスコルビン酸)とは、アセロラやケールなどに含まれている水溶性の栄養素で、抗酸化作用があることが認められています。

効果:美白、シミ・そばかす・肝斑の改善と予防、肌のハリUP
メカニズム:抗酸化作用、コラーゲン生成、メラニン色素の生成抑制 など

さらに、ビタミンC(アスコルビン酸)にパントテン酸を配合した内服薬「シナール」は、シミやニキビの改善が期待されており、美容内服で広く活用されています。また、パントテン酸はビタミンCの働きを強化するといわれています。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は医療用医薬品として1965年に発売されました。現在では医薬品としてだけでなく、美白化粧品にも広く使用されている成分です。

効果:シミ・肝斑の改善と予防
メカニズム:止血作用、抗炎症作用、メラニン色素の生成抑制 など

ビタミンE

ビタミンEは、ひまわり油やアーモンドなどに含まれている脂溶性の栄養素であり、抗酸化作用があることが認められています。

効果:シミ・シワの予防、くすみ改善
メカニズム:抗酸化作用、血行促進作用による皮膚の新陳代謝UP など

DMMオンラインクリニックでは、ビタミンE製剤の「ユベラ」を取り扱っています。

L-システイン(シスチン)

L-システインとは、体内で生成される非必須アミノ酸の一種で、メラニンの生成を抑える作用や抗酸化作用を有しています。

効果:シミ、肌荒れ、くすみの改善と予防
メカニズム:ターンオーバー正常化、血行促進作用による皮膚の新陳代謝UP など

L-システインは、システインやシスチンとして煮干しや卵に多く含まれています。システインは人体を構成するアミノ酸の一種であり、L-システインとD-システインの2種類に分類されます。一方、シスチンは2つのシステインが結合したものです。

ビタミンB群

ビタミンB群は、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの合計8種の栄養素です。その中でもスキンケアで重要な役割を果たすのは、主にビタミンB2とB6です。それぞれの期待される効果とメカニズムは以下の通りです。

効果:ニキビ、肌荒れの改善と予防
メカニズム:ターンオーバー正常化、皮脂のバランス調整 など

その他の内服薬

その他の美容内服として、ニキビや肌荒れの改善と予防に活用されているものには、次のような医薬品があります。

  • 十味敗毒湯、ヨクイニンエキス、ミヤBM
  • 抗生物質(ビブラマイシン)

内服薬全般の副作用

内服薬の多くは、ビタミン類やアミノ酸であり身体に必要な成分です。医師の指導のもと、適量を守って服用すれば健康に害を与えるような作用は少ないとされています。

早く効果を得たいからといって、過剰に摂取することは避けましょう。例えばビタミンC(アスコルビン酸)を過剰摂取すると下痢や吐き気、胃のけいれんが生じる場合があり、ビタミンEでは出血リスクを増大させる可能性があります。

その他注意点

ビタミンC(アスコルビン酸)は、尿検査や便検査の結果に影響を及ぼす可能性があります。検査を受ける際には、ビタミンCを摂取していることを医師に伝えましょう。

メディカルスキンケアの外用薬

メディカルスキンケアで使用される外用薬の効果と、副作用の可能性について紹介します。

ハイドロキノン

ハイドロキノン(ヒドロキノン)は抗酸化作用を持つ成分で、美白目的で使用されています。工業用途にも利用されていますが、スキンケアでは皮膚の色素沈着を抑える働きがあり、漂白剤のような役割を果たします。ハイドロキノンには「細胞毒性」と呼ばれる作用があり、メラニン色素を作る細胞「メラノサイト」の働きを弱めることが知られています。

効果:シミ・そばかす・肝斑の改善
メカニズム:メラニン色素の生成抑制

一般的に2~5%の濃度であれば、かぶれなどのリスクは低いとされていますが、必ず医師の指導のもとで使用しましょう。DMMオンラインクリニックでは、ハイドロキノン3.9%濃度の外用薬を取り扱っています。

トレチノイン(ビタミンA誘導体)

トレチノインには、表皮の深い部分のメラニン色素を排出する作用があります。

効果:シミ・そばかす・肝斑の改善
メカニズム:ターンオーバー促進、メラニン色素の排出、コラーゲン産生促進

トレチノインとハイドロキノンの併用療法が行われることもありますが、人によってヒリヒリしたり、皮膚が赤くなったりすることがあります。また、トレチノインには催奇形性が認められているため、妊婦または妊娠の可能性がある女性は使用できません。
※DMMオンラインクリニックでは取り扱っていません

アダパレン(ディフェリンゲル/アダパレンゲル)

アダパレンは、ビタミンA(レチノイド)誘導体の一種で、主にニキビに使用される成分です。

効果:ニキビ・毛穴詰まりの改善
メカニズム:ピーリング作用

使用を開始して2週間ほどで、皮膚の乾燥、皮膚の不快感といった副作用が約50%の頻度で発生することがありますが、一時的なもので済むケースがほとんどです。さらに妊婦や妊娠の可能性がある女性には禁忌とされています。

オゼノキサシン(ゼビアックスローション)

オゼノキサシン(ゼビアックスローション)は、キノロン系外用抗菌剤です。ブドウ球菌属やアクネ菌の増殖を抑制することでニキビに効果を示します。

効果:ニキビの改善
メカニズム:ブドウ球菌属、アクネ菌の増殖を抑制

副作用は皮膚の乾燥が主なもので、他にも刺激感、ほてり、紅斑なども認められていますが、いずれも1%未満の副作用です。

ヘパリン類似物質(ヒルドイド)

ヘパリン類似物質(ヒルドイド)は、保湿・血行促進・抗炎症作用を持つ成分で、乾燥肌や皮膚の炎症を改善するために、医薬品やスキンケア製品に使用されています。
DMMオンラインクリニックでは、ローションタイプ、クリームタイプを取り扱っています。

効果:保湿効果、肌荒れの改善予防
メカニズム:保湿、血行促進、抗炎症

副作用は、皮膚炎やかゆみ、発赤、発疹などが認められています。

よくある質問

メディカルスキンケアに関するよくある質問に回答します。

Q.シナールやユベラはサプリメントと何が違うの?

A.シナール(ビタミンC・パントテン酸カルシウム配合)やユベラ(ビタミンE製剤)は医薬品であり、サプリメントとは大きく異なります。医薬品は臨床試験を通じて有効性・安全性が確認されており、シナールはシミや色素沈着の改善、ユベラは血流改善や抗酸化作用が期待できます。

一方で、サプリメントはあくまでも「食品」です。サプリメントは栄養補助の役割はありますが、確実な効果を求めるのであれば、医薬品の使用が推奨されます。

Q.美容内服はどれくらいで効果が出る?

A.美容内服の効果を実感するには最低でも1ヶ月、肌の変化をしっかりと感じるには3ヶ月継続することがおすすめです。これは、肌のターンオーバーが約1~2ヶ月周期で行われるためです。
例えば、シミの改善を目的とするビタミンCやトラネキサム酸にはメラニンの生成を抑える働きがありますが、すぐに肌表面のシミが消えるわけではありません。継続して服用し、肌が新しく生まれ変わることで、徐々に肌のトーンが明るくなってきます。毎日欠かさず、用法・用量を守って服用することが大切です。

 

Q.もし副作用が出たらどうしたらいい?

A.美容内服を続けると、まれに胃の不快感や発疹、かゆみなどの副作用があらわれることがあります。異変を感じた際には、自己判断で服用を継続せず、すぐに医師に相談することが大切です。

DMMオンラインクリニックでは24時間365日予約診療が可能なので、忙しい方でもスキマ時間で相談できます。気になる症状があれば早めに受診し、適切な対処を受けましょう。

Q.美容内服は保険適用される?

A.美容目的での治療は、自由診療となるため保険適応外です。例えば、シミ改善のための投薬は自己負担での処方となります。

ただし、ニキビ治療などの治療目的であれば保険適応となる場合もあります。不明な点は医師に相談の上、適切な治療方法を選びましょう。

メディカルスキンケアで理想の肌へ

理想の肌を手に入れるには、自分の肌悩みに合った成分を選び、適切なスキンケアを続けることが大切です。

メディカルスキンケアでは、医師の診断に基づき、医学的根拠のある成分を使用した適切なケアが受けられます。さらに美容内服は、シミ、ニキビ、くすみ、ハリ不足など、体の内側からケアが必要な悩みにアプローチできます。

オンライン診療を活用すれば、移動や待ち時間を気にせず、手軽に受診・処方を受けることも可能です。毎日のスキンケアに美容内服を取り入れ、自分に合った方法で内側からキレイな肌を目指しましょう。

肌悩みはオンラインで医師に相談
市販品で解決しなかった肌悩みは、オンラインで医師に相談。スキンケアは続けることが大切です。予約〜お薬の受取までの負担が少ない医療機関を選びましょう。

出典

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