EDが改善できるサプリメントはある？ 効果と選び方を解説

亜鉛は、男性ホルモンであるテストステロンを上昇させることが明らかになっているほか、精液中に含まれる亜鉛は精子の濃度や精子の動きに好ましい影響を与えることがわかっています。また、ナッツを食べると、性欲やオーガズムが改善するという研究結果がありますが、これはナッツに含まれる亜鉛成分の作用ではないかと考えられています。

L-アルギニンは勃起に必要な一酸化窒素（NO）の材料であり、体内でNOに変換され、EDの改善につながります。また、L-シトルリンは体内でL-アルギニンに変換され、L-アルギニンと同様、EDを改善するといわれています。

L-アルギニン、L-シトルリンの摂取はED治療薬（PDE5阻害薬）の効果を高める可能性があると報告されています。

マカはペルーに植生する植物です。現地では、さまざまな病気に対する民間療法薬として幅広く用いられています。EDの改善だけではなく、性欲を高め、精子の質を上げるなどの可能性が期待されています。

ビタミン類は体の機能を正常に保つために必要な有機化合物です。通常、食べ物から摂取する量で十分ですが、食生活が乱れている人、偏食気味の人はサプリメントでの摂取もおすすめです。

アメリカの健康・栄養調査では、ビタミンB群（B6、葉酸、B12）の摂取が多い人の方がEDの割合が少ないことが報告されています。

また、ビタミンDが不足している人は、EDの割合が高いことが報告されています。ただし、ビタミンDを摂取することでEDの改善につながるかどうかは、まだ明らかになっていません。

一方、ビタミンEに関する研究はほとんどありませんが、理論的には勃起に必要な一酸化窒素（NO）を増加させることから、EDの改善に効果があるのではないかといわれています。9名での研究ですが、ED治療薬の使用で満足できる結果が得られなかった人にビタミンEを追加したところ、8名に効果がみられました。

ここまで説明したものの他にも、トンカットアリ、高麗人参、ガラナ、ヒハツエキスなどがED対策サプリメントとして使用されています。

「薬ではないから、いくら摂っても大丈夫」ということはありません。医薬品とは異なり、過剰に摂取した場合の安全性が確認されていないケースもあります。パッケージに記載されている摂取量を守るようにしましょう。

薬の飲み合わせと同様に、薬とサプリメント、サプリメント同士でも同時に使ってはいけない組み合わせがあります。病気の治療で薬を使用している人で、サプリメントを使いたい場合は、使用する前に医師や薬剤師に相談しましょう。

一般的な食品同様、サプリメントでもアレルギーの原因となるリスクがあります。天然・自然由来のものは安心だと思いがちですが、アレルギー物質が含まれていることもあるため注意が必要です。

サプリメント（特に海外製のサプリメント）の中には、医薬品成分が違法に混入されているものがあります。第三者機関で検査された製品や、大手企業・医療機関が販売するサプリメントなど信頼できるものを選ぶようにしましょう。

DMMオンラインクリニックでは、ED改善に適したサプリメントも取り扱っています。お気軽にご相談ください。
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