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EDは糖尿病と関係あり?原因と治療法を医師監修で解説

公開日:2026/01/14
監修:辛島 史憲

ED(勃起障害)の原因はさまざまです。加齢に伴うものだけでなく、喫煙や運動不足などの生活習慣、他の病気の影響、心理的な要因などが関係しています。なかでも糖尿病は、EDとの関連が深い疾患として知られています。

糖尿病では、血管や神経に障害が生じやすく、勃起に必要な血流や神経伝達が妨げられる可能性があります。その影響は、性機能の低下としてあらわれる場合がありますが、症状が軽いうちに適切に対応すれば、改善が期待できるケースもあります。

今回は、糖尿病とEDの関係を医学的な視点から整理し、発症の仕組みや改善に向けた考え方を詳しく解説します。

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糖尿病とEDの関係は?

糖尿病(2型糖尿病)は、生活習慣の影響を受けやすい疾患として知られています。糖尿病とEDの関連は以前から多くの研究で指摘されており、糖尿病の有無が性機能に影響する要因の一つと考えられています。ここでは、糖尿病の人にEDが多い理由や、背景にある体の変化について解説します。

ED(勃起障害)とは?

ED(勃起障害)は医学的に「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発すること」と定義されています。

EDの原因には、年齢によるものや生活習慣、他の病気が原因で起こるもの、心理的なものなどがあります。その中でも糖尿病が原因で起こるEDは器質性EDと呼ばれています。

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糖尿病がEDを引き起こすメカニズム

糖尿病によるEDは、単一の原因ではなく、複数の身体的変化が重なって生じると考えられています。主に関与するのは、血管障害、神経障害、陰茎組織の変化、男性ホルモンの低下、そして心理的な影響です。これらが相互に影響し合い、勃起機能の低下につながります。

糖尿病によるEDは治るのか?

糖尿病の人にEDが多い点は、複数の調査で示されています。研究によって異なりますが、糖尿病患者におけるEDの有病率は、1型糖尿病で約40%、2型糖尿病で約65%と報告されており、糖尿病のない男性と比較して3.5倍以上高いことが知られています。糖尿病の治療と適切な血糖コントロールにより、軽度のEDであれば改善の可能性があります。

一方、糖尿病治療薬の種類によっては、血糖コントロールに加えて、副次的な作用によりEDを改善する場合があると報告されています。シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、アバナフィルなどのED治療薬による治療も可能です。これらのED治療薬を使用した10の臨床試験から、糖尿病の人においてもEDに対する有効性と安全性が確認されています。

EDが糖尿病の“サイン”になることも

EDはまた、糖尿病の“サイン”となる可能性があります。EDと診断された18〜40歳の男性3,131人を対象とした研究では、EDの男性はEDではない男性と比べて、糖尿病または糖尿病予備群であるリスクが約1.3倍であり、ED診断時に糖尿病または糖尿病予備群と同時に診断された人も約3割いました。また、4人のうち3人は1年以内に糖尿病または糖尿病予備群と診断されました。

このような結果から、急に勃起力の低下を自覚した場合には、性機能の問題だけでなく、血糖値の異常が背景にある可能性も考慮する必要があります。特に若い年代でEDの症状がみられる場合には、早めに体の状態を確認する視点が重要です。

糖尿病によるEDを治す方法は?

糖尿病が背景にあるEDでは、血糖値の管理や生活習慣の見直しが改善の土台になります。これを機に、ぜひ生活習慣を見直してみましょう。

まずは生活習慣の改善から

糖尿病の治療では、食事療法や運動療法が基本となります。決められた摂取カロリーを守ることはもちろん、栄養バランスの取れた食事はEDにも効果的であると考えられています。さらに、禁煙、禁酒に加えて睡眠やストレス対策も重要です。

また、ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動も有効です。合わせて、ED改善に効果的といわれている骨盤底筋のトレーニング(ケーゲル体操)も取り入れてみましょう。

また、減量はEDに効果的とされています。ダイエットをした人としていない人では、ダイエットをした人の方がEDの改善がみられたという研究結果があります(ダイエットをした人=10%以上の体重減少を達成した人)。

食事や運動に取り組んでも体重が思うように減らない場合や、継続が難しい場合には、医療のサポートを受けながら体重管理を進める方法が選ばれることもあります。

ただし、すでに糖尿病治療を受けている方は、まず主治医に相談し、現在の治療方針と服用薬を確認してください。自己判断で新たな治療を始めるのではなく、主治医と治療方針を共有した上で検討しましょう。

※DMMオンラインクリニックの提携医療機関では、糖尿病の治療中の方および糖尿病に相当する検査値異常がある方に対して、メディカルダイエットに関連する薬の処方は行っておりません。あらかじめご了承の程お願いいたします。

ED治療薬を使うという方法も

生活習慣の見直しや糖尿病の治療でEDが改善しなかった場合は、ED治療薬が治療選択肢となることもあります。ED治療薬はPDE5という物質の働きを止めて、勃起に必要な陰茎の血流を増やすことにより効果を発揮します。

ED治療薬は泌尿器科やオンライン診療で医師の診察を受ければ処方してもらえます。また、製品によって効果があらわれるまでの時間や持続時間、食事の影響の受けやすさなどが異なります。糖尿病を背景とするEDに対しても、ED治療薬で勃起機能の改善が認められた報告があります。

薬の違いや効かないときの対処法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

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その他の治療法

心理的な要因が強く関与している場合には、カウンセリングを通じて不安やストレスへの対応を行うことがあります。また、体質や症状に応じて、漢方薬などが用いられることもあります。

このほか、男性ホルモンの低下が確認された場合には、医師の判断のもとでホルモン補充療法が検討されることがあります。さらに、重度のEDでは、外科的治療が選択肢となるケースもありますが、いずれも専門的な評価が必要です。

DMMオンラインクリニックで取り扱いのあるED治療薬

DMMオンラインクリニックと提携する医療機関では、症状の程度や既往歴、生活状況などを踏まえた上で、医師がED治療薬の種類や用量を判断します。ED治療薬には作用時間や効き方、副作用の出方に違いがあり、背景疾患がある場合には慎重な選択が求められます。

糖尿病の治療中であることや、服用中の薬がある場合には、その内容を医師に伝えた上で診察を受けることが重要です。

【取り扱い薬】

  • バイアグラ
  • シルデナフィル(バイアグラジェネリック)
  • バルデナフィル(レビトラジェネリック)
  • タダラフィル(シアリスジェネリック)
  • アバナ(ステンドラジェネリック)
  • タダラフィル5mg(ザルティアジェネリック/低用量・連日内服タイプ)

いずれの薬剤も、自己判断での使用や併用は避け、医師の診察を受けた上で処方を受ける必要があります。

※65歳以上の方はお薬の処方ができない場合がございます。予めご了承の程お願いいたします。

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糖尿病とEDに関するよくある質問

糖尿病とEDの関係について、受診前に疑問に感じやすい点を整理しました。

Q.糖尿病以外でEDの原因となるものはある?

A.EDの原因は数多く存在します。今回取り上げた糖尿病以外で代表的なものとしては、加齢、心血管疾患/高血圧、喫煙、腎臓病、神経疾患、肥満、けがなどによるものや心理的なものがあります。

また、薬の副作用としてEDを引き起こす場合があります。他の病気を治療中の方人は、飲んでいる薬がEDを引き起こす可能性があるものかどうか、医師に確認してみましょう。

Q.EDの治療は保険適用される?

A.2022年4月から不妊治療を目的とした場合のみ保険適用されるようになりました。ただし、保険適用可能な医療機関は限られており、また、1回の処方錠数や継続期間にも制限があります。不妊治療目的以外は、泌尿器科やオンライン診療などでの診察・処方が必要です。

Q.生活習慣を改善すればEDは治る?

A.EDの治療法についてまとめた『ED診療ガイドライン第3版』では、食事や運動などの生活習慣の改善は、勃起機能改善に効果があるとして推奨されています。ただし、生活習慣の改善で効果が認められない場合は、ED治療薬などの治療法も検討してみましょう。

Q.糖尿病とEDの治療で、併用してはいけない薬はある?

A.添付文書上、糖尿病治療薬と併用が禁止されているED治療薬はありません。ただし、糖尿病治療中の方は、ED治療薬と併用できない心血管疾患の治療薬を使用している場合があります。ED治療薬を処方してもらう際には、糖尿病の治療中であることや服用中の薬を医師に伝えるようにしましょう。

Q. 糖尿病だと射精しにくくなる?

A.糖尿病による神経障害が原因で射精しにくくなることがあります。症状のあらわれ方には個人差があり、必ず起こるものではありません。

Q. 糖尿病で陰茎に痛みが出ることはある?

A.糖尿病に伴う血流や神経の変化により、陰茎に違和感や痛みが生じる場合があります。こうした症状は必ず起こるものではなく、症状の有無や程度には個人差があります。

糖尿病とEDの関係を理解し、早めの対応を

糖尿病はEDのリスク要因ですが、適切な治療と継続的な管理により、改善が期待できる場合があります。早めの対策を心がけましょう。

また、EDの症状は糖尿病や糖尿病予備群が見つかる前の段階であらわれる場合もあります。勃起力の低下が気になる状態が続く場合には、性機能の問題としてだけでなく、全身の状態を確認する視点も大切です。

生活習慣の改善で効果がみられない場合や、ED治療薬を使用してみたいと考えていても、いざクリニックを受診するのはなかなか抵抗があるものです。「通院する時間がない」「対面だと恥ずかしい」という方は、スキマ時間で受診可能なオンライン診療の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

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出典

日本性機能学会/日本泌尿器科学会編:ED診療ガイドライン[第3版],2018
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Traish AM, Feeley RJ, Guay A. Mechanisms of obesity and related pathologies: androgen deficiency and endothelial dysfunction may be the link between obesity and erectile dysfunction. FEBS J. 2009 Oct;276(20):5755-67. doi: 10.1111/j.1742-4658.2009.07305.x. Epub 2009 Sep 15. PMID: 19754871.
Defeudis G, Mazzilli R, Tenuta M, Rossini G, Zamponi V, Olana S, Faggiano A, Pozzilli P, Isidori AM, Gianfrilli D. Erectile dysfunction and diabetes: A melting pot of circumstances and treatments. Diabetes Metab Res Rev. 2022 Feb;38(2):e3494. doi: 10.1002/dmrr.3494. Epub 2021 Sep 21. PMID: 34514697; PMCID: PMC9286480.
勃起障害(ED) | 患者さんへ | 東邦大学医療センター大森病院 リプロダクションセンター(泌尿器科)
不妊治療で使用される医薬品の保険給付上の取扱いについて(◆令和04年03月25日保医発第325007号)
Kouidrat Y, Pizzol D, Cosco T, et al. High prevalence of erectile dysfunction in diabetes: a systematic review and meta-analysis of 145 studies. Diabet Med. 2017;34(9):1185-1192. doi:10.1111/dme.13403
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MSDマニュアル ペロニー病

DMMオンラインクリニックのED治療薬

※DMMオンラインクリニックはオンライン診療プラットフォームサービスです。診療は提携先医療機関が行います。

海外製シルデナフィル・海外製バルデナフィル・海外製タダラフィルについて

◆未承認医薬品等
本診療科目に用いる上記薬剤は、国内未承認の医薬品です。万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
◆入手経路等
提携クリニックが本治療に用いる海外製の医薬品・機器等は厚生局の正式なプロセスを経て、提携クリニック所属の医師の判断の下、個人輸入をしたものになります。
◆国内の承認医薬品等の有無
国内においてED治療薬として承認されている同量かつ同一成分の医薬品はありません。同一成分を有する医薬品としては、シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィルがあります。
なお、当院ではED治療薬として国内で承認されている上記薬剤の取り扱いもございます。

◆諸外国における安全性等に係る情報
諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。

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